ミス・ユニバース・ジャパンのナショナルディレクター(最高責任者)として、森理世さん(21)や知花くららさん(26)らを育てたイネス・リグロンさん(45)の著書「『世界一の美女』になるシークレット・レッスン」(主婦と生活社、1200円)の重版記念サイン会が13日開かれ、08年代表の美馬寛子さん(21)も応援に駆けつけた。7月の世界大会で「どれだけ自分らしさを出せるか。トレーニングの成果を披露したい」と意気込みを語った。
リグロンさんは、仏モンペリエでビューティーサロンを開き、その後世界的なモデルクラブのディレクターとして活躍、98年から現職に就任し、03年に宮崎京さん(30)を世界5位に、知花さんが2位、そして森さんをついに1位へと導いた。今年は、美馬さんと韓国代表のリ・ジソンさん(24)を指導しており、ウオーキングや話し方、仕草など1日14時間にも及ぶトレーニングで鍛えている。
美馬さんは「世界大会にも持参する予定」という明るい紫のミニドレスで登壇。中学時代から陸上の走り高跳びを続け、全国大会に7回出場し、日大体育学科4年の美馬さんは「ファイナリストになる前は、ジャージにスエットで、普通の女子大生よりももっとボーイッシュでしたが、ファッションへの意識が変わりました」といい、リグロンさんは「内面からの美しさを感じさせる、特徴ある外見に引かれた」と話した。ヒルトン姉妹が来日した際、美馬さんを見て「すごくきれい」と言った裏話を披露し、「最初から(美馬さんは世界に)いけると思っていた」と話した。
現在は、トップ5から1位を決める“最終関門”で重視されるスピーチに最も力を入れているといい、美馬さんは「世界一への作戦は、イネス・リグロンがいること」と断言。7月14日、ベトナム・ニャチャンで開かれるミス・ユニバース決勝で日本代表の連覇を目指している。【岡本同世】
2008年6月14日