世界の美を競うミスユニバース日本代表の最終選考会が25日開かれ、応募者4200人の中から、沖縄県出身の知花くららさん(24)が栄冠を手にした。知花さんは今夏に米ロサンゼルスで開かれるミスユニバース世界大会に出場する。
ミスユニバースは52年に始まった世界で最も歴史あるコンテストで、53年には伊東絹子さんが世界大会で3位入賞し、59年には児島明子さんが世界一に選ばれた。歴代の日本代表には、女優の萬田久子さん(78年)、写真家の織作峰子さん(81年)らを輩出している。
最終選考には、書類選考を含む5次の審査に勝ち残った12人が出場。水着審査、イブニングドレス審査を経て5人のファイナリストに絞られた。5人は、「自分にとってスペシャルなもの」をテーマに自己アピールを展開。この春上智大を卒業したばかりの知花さんは、英語、仏語、スペイン語で質問に答える語学力を披露。最後に「『くらら』という誰にでも覚えてもらえる名前が自分にとってスペシャル。名付けてくれた親に感謝したい」とアピールした。
日本代表が発表され、前年度日本代表の葛谷由香里さんからティアラを頭に載せてもらった知花さんは「両親に電話で報告をしたい。支えて続けてくれた家族や友人に感謝しています」と喜びの涙を見せた。審査員でファッションデザイナーのドン小西さんは「最初に見たときから優勝だと思っていた。外見と内面のバランスがとても良い」と講評した。なお、2位には大分県出身の上智大3年、浜田有香さん(20)、3位には愛知県出身のホームヘルパー、藤田祥子さん(25)が選ばれた。【デジタルメディア局】
2006年4月25日