“美のワールドカップ”と言われる「ミスユニバース」の日本代表最終選考会が15日、東京国際フォーラムであり、静岡県出身のバレエダンサー、森理世さん(20)が栄冠を手にした。森さんは5月下旬にメキシコで開かれる世界大会に出場する。
ミスユニバースは52年に始まった世界で最も歴史あるコンテスト。世界大会では、53年に伊東絹子さんが3位入賞、59年には児島明子さんが世界一に選ばれ、06年の知花くららさんが2位に輝いている。また、女優の萬田久子さん(78年)や写真家の織作峰子さん(81年)らが日本代表に選ばれている。
最終選考は、“カジノ フィナーレ”をテーマにしたショー形式で開幕。11人の候補者がショートドレスでステージに登場した。水着審査では、踊りながら羽織っている毛皮を脱ぎ捨て、「ラ ペルラ」の過激なカットの水着姿を披露した。5人で争う最終審査では、「クラス ロベルト カヴァリ」の最新イブニングドレスで、千葉ロッテのボビー・バレンタイン監督やモデルの道端ジェシカさんら審査員に自己アピールを展開。結果発表の前には、昨年の代表の知花さんが、映画007シリーズの「ボンドガール」にふんしてダンスパフォーマンスを見せた。
結果発表の瞬間、森さんは両手を広げ、「ありがとうございます」と大きな声で喜びを表現。知花さんからティアラを頭に載せてもらうと涙で言葉を詰まらせた。森さんは「自分を信じて頑張れば、結果は付いてきます。4歳から16年続けて来たダンスが自信の源になりました」と載冠の理由について語り、知花さんは「世界一になれるように祈っています」とエールを送った。2位には濱田玲さん(22)、3位には中鉢明子さん(25)が選ばれた。【小座野容斉】
2007年3月16日