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ミス・ユニバース:日本代表・宮坂絵美里さん ハードな特訓の日々 世界大会へ意気込み

ミス・ユニバース世界大会前に意気込みを語る宮坂絵美里さん
ミス・ユニバース世界大会前に意気込みを語る宮坂絵美里さん

 09年のミス・ユニバース日本代表に選ばれた宮坂絵美里さん(25)が24日、8月にバハマで行われる世界大会へ出発した。出発直前の22日、東京都内で開かれた壮行会後、宮坂さんの意気込みを聞いた。【服部美央】

 宮坂さんは日本代表選出後、ミス・ユニバース・ジャパンのナショナルディレクター(最高責任者)として、07年に世界大会で優勝した森理世さん(22)や06年に世界大会2位になった知花くららさん(27)らを育てたイネス・リグロンさん(46)の東京都内の自宅に滞在してトレーニングを積んだ。午前5時半に起床し、深夜1時ごろに就寝。野菜を中心に高たんぱく質で低カロリーで少ない量の食事を1日5回、1日最低2リットルの水を飲む生活を送り、45分間のランニング、約3時間のジムトレーニングに加え、スピーチ、ウオーキング、ダンス、メークやヘアスタイリングのレッスンなど、それぞれのプロの指導でトレーニングを受けた。

 「(リグロンさんの家に行って)3週間たちます。正直あまり寝ていない。ただ、実際にバハマに入ると、夜中の2時ぐらいまでイベントに参加して、翌朝に自分でヘアメークもするので、より短い睡眠時間で自分を表現するというトレーニングの一環なんです。朝6時に走りに行くときは、死ぬ気で行くんです。もう眠くて」と過酷なトレーニングの様子を振り返る。

 大変なトレーニングを耐えられるのは?と聞くと、「正直、気力です(笑い)。『勝ちたい』という強い気持ち。世界大会のことだけを考えている。その気持ちがなかったら、絶対に毎日頑張れないと思う。息抜きをする時間は本当にないんですけれど……。車の中で音楽を大きな音でかけてドライブするのが好きなので、トレーナー2人とジムに行くときも私が運転しています。音楽を聴きながら運転しているとリラックスします。洋楽から邦楽まで何でも聞きますが、(米R&B歌手の)Ne-Yo(ニーヨ)が好き」と25歳らしい笑顔で答えた。

 世界大会では水着審査や審査員との面接などのほか、民族衣装をテーマにしたナショナル・コスチューム審査もあり、宮坂さんは着物を大胆にアレンジした衣装を着る。黒い牛革の生地に金ぱくを施し、帯は西陣織、着物のえりはシカ革に漆で模様を描いた「甲州印伝」にするなど、日本の伝統工芸を取り入れながら、ミニ丈にショッキングピンクのインナーボディースーツとタイツ、それにハイヒールをあしらった。手には能面の若手作家、叶隆史さんが制作したオリジナルの般若の能面を持つ。

 「イネスが、すべて洋服を用意してくれる。それが日本の一番の強みですね。参加するすべての国がすてきなコスチュームを用意してくるかというとそうではない。日本は他の国から『どんな洋服を今年は持ってくるのか』と注目されている。実際に(衣装を)作っている現場には行けなかったけど、どういうふうに作られたのかという話を聞いたので、その思いを背負って(世界大会に)行きたい。工芸品が好きなので、国内旅行に行くときも友人と工芸品を作るような場所を訪ねたりしてるんです。(戻ってきたら制作した現場に)行ってみたい」と衣装への思いを語った。

 日本代表になって「自分の意思をしっかり持つようになりました。自分が今後、どうしていきたいか、遠い目標もありますし、近い目標もあります。自分がどういうことを達成すれば、最終ゴールに到達できるのかっていうことを常に考えて行動している。仕事と自分の新しいファミリー(家族)を持ちたいというのが夢で、仕事と家庭を両立して、より人生を充実したものにしたいというのが最終目標です。それまでにはやっぱり自分の仕事を確立させなければならないので、世界大会から帰ってきたらモデルやキャスター、リポーターの仕事を頑張っていきたい」と目標を掲げた。

 物事がうまくいかないときは「私自身も、山あり、谷ありの生活をしていますが、ポジティブな強い気持ちを持って前向きでいると、自然に明るいオーラが出ると思う。ハッピーオーラを持っている女性を嫌いな人は絶対いないと思うから、そういうオーラでキャリア(経歴)だったり、自分の家族をすてきなものにしていけば、生活が充実していくはず」と語る。

 審査期間中は他国の代表との共同生活で、自国のスタッフとは面会も禁じられる。各国メディアへの対応や大会運営スタッフとのコミュニケーション能力も審査の対象になる。宮坂さんは米マイアミでコンディションを整え、8月1日にバハマへ入国する予定。17日のプレゼンテーション審査でトップの15人までが決定し、23日に最終選考会が行われる。

 「日本女性の素晴らしさを世界の舞台で見せつけたいと思っているので、今はとにかく行くのが楽しみ。(世界大会で)たくさんのことを吸収して、帰国後にそれを還元できればと思っています」と意欲を見せた。

 <宮坂絵美里 プロフィル>

 みやさか・えみり。84年6月16日、東京都渋谷区出身。高校時代はバスケットボール部のキャプテンを務め、大学時代に米パームスプリングズに1年間留学。帰国後は大学に通いながらモデルとしても活動し、約4000人の応募者の中から、5月11日に行われた最終選考会でミス・ユニバースの日本代表に選ばれた。

2009年7月25日

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