7月19日(日)付
|
先頭へ戻る ホームへ |
奄美パークで「夜ネヤ、島ンチュ、リスペクチュッ!!」
|
皆既日食の関連イベント「夜ネヤ、島ンチュ、リスペクチュッ!!」(2009皆既日食奄美市実行委員会主催)が18日、奄美市笠利町の県奄美パーク多目的広場で開幕した。初日は奄美出身や奄美に縁のあるアーティスト、地元で活躍する唄者らが共演、多彩なステージで多数の観客を沸かせた。
「夜ネヤ…」は、地元の活性化や大都市圏への奄美のPRなどを目的に開催されている“島興しイベント”。今回は皆既日食による地域振興への取り組みとして、18、19の2日間、奄美市実行委員会の主催イベントとして催されている。
島唄がメーンとなった18日は、人気ユニット、サーモン&ガーリックの司会が会場を盛り上げる中、地元の若手唄者、永井姉妹の島唄でオープニング、築地俊造さんと坪山豊さんによるベテラン唄者の共演といった豪華なステージも。メジャーシーンで活躍する元ちとせ、中孝介も出演し、2人で島唄を披露。総立ちの観客が踊り出す場面もあった。
19日は中孝介や元ちとせのほか、RIKKI、濱田洋一郎と商工水産ズなど13人・団体が出演する。 |
2009年産キビ収穫面積、16年ぶり7300ヘクタール超
|
県農政部農産園芸課が6月1日現在でまとめた2009年産サトウキビ生産見込みによると、奄美地域の収穫面積は08年産比143ヘクタール(2・0%)増の7377ヘクタールとなる見通しだ。達成されると4期連続の面積増で、1994年産以来16年ぶりの7300ヘクタール超となる。糖業関係者は、ここ数年の単収とキビ価の安定が面積増につながったとみている。
島別の収穫見込み面積は▽奄美大島639ヘクタール(08年産比4ヘクタール増)▽喜界島1279ヘクタール(同64ヘクタール増)▽徳之島3924ヘクタール(同165ヘクタール増)▽沖永良部島1043ヘクタール(同93ヘクタール減)▽与論島492ヘクタール(同3ヘクタール増)。10アール当たり単収で過去10年の最高と最低を除いた8年間の平均で算出した生産見込み量は42万3978トン。
栽培体系別面積は▽夏植え1551ヘクタール(同110ヘクタール減)▽春植え1498ヘクタール(同112ヘクタール増)▽株出し4328ヘクタール(同141ヘクタール増)。構成比は夏植え21・0%(同1・8ポイントダウン)、春植え20・3%(同0・8ポイントアップ)、株出し58・7%(同1・0ポイントアップ)で、春植え株出し体系への移行が続いている。
群島のキビ収穫面積は05年産の6400ヘクタールを底に拡大が続いている。土地効率の向上を目的に春植え株出し体系への移行が進んでいるが、ここ2年は大型台風の直撃が無く単収も増加傾向。10年ぶりに7トン台となった08年産単収で算出した09年産の生産見込み量は53万1000トンとなる。 |
徳之島、干ばつ対策本部を設置
|
徳之島さとうきび生産対策本部(本部長・大久幸助天城町長)は17日、干ばつ被害対策本部を天城町役場内に設置した。農家に対して、早めのかん水を呼び掛けるほか、散水車を貸し出して被害対策に乗り出す。
徳之島では梅雨明け以降、まとまった雨が降らず、目立った被害はないもののサトウキビの生育に影響が出始めている。
同本部は、干ばつ対策として(1)防災無線・広報などで生産者に対して早めのかん水を呼び掛ける(2)かんがい施設の利用(3)散水車の貸し出し―などを実施していく。
徳之島の2008―09年期の生産量は前年比約4万トン増の約27万トン。09―10年期は約22万トンを目標に掲げている。
同本部は、干ばつ対策などを実施して三町と農協、南西糖業株式会社など関係機関が一体となって目標達成に取り組む―としている。 |