06-10-30
■[Action][Survival] 11.3『持たざる者』の国際連帯行動 2006 INTERNATIONAL SOLIDARITY ACTION OF THE HAVE-NOTS
2006年11月3日(金・休)午後1:30開場
恵比寿区民会館ホール
資料代:500円
[集会]恵比寿区民会館ホール/午後2:00より
[デモ]集会終了後/恵比寿区民会館→渋谷・宮下公園
[交通のご案内]恵比寿区民会館 渋谷区恵比寿西 2-8-1
JR、地下鉄日比谷線「恵比寿」駅下車、徒歩5分
私たちは、03年、「持たざる者」の国際的ネットワークNO- VOXの呼びかけに応え、『持たざる者』の国際連帯行動を立ち上げ、以降、戦争と社会的排除に抗する「持たざる者」として、公正で平等な連帯に基づいた社会を目指して、フランス・韓国を始め、各地の「持たざる者」「排除された者」「声なき者」の連帯、新自由主義的グローバリズムの貧困の押し付け、格差拡大、競争と排除、戦争に反対し声を上げてきました。
とりわけ、昨年11月以降、連続して、越境する「持たざる者」 の連帯を推進し、弾圧・強制排除に連鎖する連帯行動で抗し、打ち返して、3-4月期『ノガダ/土方』各地上映(韓国・金美禮監督)、6-7月期フランスNO-VOXを迎え連帯を強めてきました。
現在、『ノガダ/土方』に描かれた韓国民主労総建設産業連盟は、6-7月期の地域 ゼネストにおいて、未曾有の大弾圧と、建設日雇労働者ハ・ジュングン氏虐殺に抗し、籠城闘争で闘い抜いています。
フランスに於いても、サルコジ内相の占拠住宅からの排除(8月)に抗し、300家族が行政施設(体育館)占拠を通し、10月初めに「住宅の保障」「在留資格の見直し」を勝ち取る一方で、「サン・パピエ(在留資格を持たざる者)」への追放攻撃は強まり、治安維持に憲兵隊(国防省)が登場する段階に至っています。
日本でも失業・半就労が常態化し、「自立支援」と称した社会的排除と「貧者に対する戦争」が拡大し、野宿者戦線に於いては、9月末大阪の反排除派5名が狙い撃ち弾圧にさらされ、新たな強制排除が目論まれ、他方、東京では8月末から対策からも排除された流動する層に依拠し、強制排除シフトと階層内分断を「連帯」を要に突破する取り組みが開始され継続しています。
戦争と社会的排除を加速させるグローバリズムの唯中で、結合・連帯の条件としての社会性をそぎ落とし、戦争国家化が強まる日本の地で同様の問題群の下で貧困・排除に晒される者たちが、階層や社会的帰属の枠を打ち破り、共に「持たざる者」として連帯し、閉塞を打ち破る取り組みが今ほど求められている時はありません。
越境する「持たざる者」の連帯をさらに前進させ、日本社会街頭に解放の息吹を拡大するべく共に11.3「持たざる者」の国際連帯行動に賛同・参加されるよう、呼びかけます!
貧者に対する攻撃を許すな!!
主催:
11.3「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会
呼びかけ団体:
日雇全協・山谷争議団/反失業闘争実行委員会
釜ヶ崎パトロールの会
グローバリゼーションを考える日雇・野宿者運動準備会
11.3「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会
〒111 東京都台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館活動委員会
連絡先:山谷労働者福祉会館 TEL・FAX:03-3876-7073 E-mail:nasubi(at)jca.apc.org
- 日本の持たざる者のみなさんへ
不当逮捕された野宿者(釜ヶ崎)支援者に
DAL「住宅への権利」からの連帯アピール
大阪の仲間5人が逮捕され、起訴されたという報を受けました。野宿者の命を守るための活動が取り締まりの標的になることに強く怒りを感じます。フランスでも、今現在だけでも、住宅への権利運動の活動家3 人、非正規滞在者を支援する活動家1人、すべての者への収入保障を求める労働組合の活動家1人が行政によって訴えられ、裁判闘争がはじまろうとしています。
フランスでは8月末にパリ郊外のカシャン市のスクオッターから1000人が強制排除となりました。そのほとんどが旧植民地出身の外国人でした。劣悪な住環境をなくすという名目で内務大臣サルコジが展開している熾烈で卑劣な強制排除のなかでも、最大規模のものでした。しかし最後まで闘いを続けた当事者たち約 300人は、10月半ばに再入居先を勝ち取り、非正規滞在者たちは在留資格の再審査を受けることが許可されました。多くの市民、さまざまな社会運動団体、労組、政党(社会党を除く左翼)が連帯を表明して現場に日々通いました。当事者の運動と支援運動の連帯の広がりが勝利をもたらしたといえます。
これまで個別の運動を闘ってきた運動が、「持たざる者」として連帯することで、「持たざる者」の「生産力」を示す可能性を広げることができます。新自由主義的な立場の「生産力」(つまり経済成長や効率至上主義)に立脚した社会のあり方を支持するか、「持たざる者」の観点からの「生産力」に基づく社会のあり方を支持するのか。
私たちは今そうした岐路に立たされています。
これまでの持たざる者の交流を経て、それぞれ異なる現場を持ち、国も異なる運動の結びつきと連帯が強化されました。2005年2月に大阪での強制排除に抗議してパリで取り組まれた連帯行動は、持たざる者として力関係を構築するひとつの過程だったと思います。今後も連帯して、持たざる者の闘いを続けていきましょう。
ブノワット・ビューロー(住宅への権利 - Droit Au Logement) / 稲葉奈々子訳
--
Related * http://japan.indymedia.org/newswire/display/2972/
--
via. http://japan.indymedia.org/newswire/display/3043/index.php
06-10-11
■[Survival] 「男か女かはっきりしろ」?「野宿者から蔑視される」?あげくのはてに一方的解雇だと?いいかげんにしろ!
http://japan.indymedia.org/newswire/display/2994/index.php
時間がないのでとりあえずリンクだけ。
06-10-05
■[Survival][Studies] ぐりにも ぐらにも 誰にでも。 ベーシック・インカム研究会 東京
こんなビラ拾った
ビラの裏側から全文を以下に転載(末尾メールアドレスの@を(at)に置き換えたほかは原文ママ)
ベーシック・インカムとは何か
ベーシック・インカムとは何だろうか。それはさしあたり、すべてのひとが、その生を営むのに必要なお金を無条件で保証されることの要求だといえよう。重要なのは、<無条件性>である。つまりそれは、資産/労働/性別/婚姻/年齢/障害の有無などを一切問わない。ひとはただその生存のゆえに、ベーシック・インカムを要求しうるのである。
われわれの社会ではふつう、労働によって生存のための賃金を得ることが要求される。これに対してベーシック・インカムは、働いている/働いていない、働ける/働けない、働きたい・働きたくないといった、労働をめぐる差異を一切問わない。ひとは生存のために必ずしも働かなくてもよい。このように生存のための労働からひとを解放するベーシック・インカムの要求はだから、生存のために労働を強制する資本主義社会の秩序に根源的に敵対しうる。それはまた、支払われる労働から排除されてきた者、不払い労働を強制され―それゆえに拒否し―てきた者など、<分け前>を不当に少なくしか/あるいはまったく用意されてこなかった者の、その分け前を登録することによって、そこに不和を生じさせうるものである。
繰り返しておこう、重要なのは<すべてのひとに無条件で>支払われることである。ベーシック・インカムにおいては、われわれは誰も、何者であるかを問われることはない。ひとの生を分断するような序列化は全て拒否され、あらゆる生のあり様が無条件に肯定される。働いているか否か、男か女か、老いているかいないか、などの差異に基づいて構成された人間のヒエラルキーを拒み、よりラディカルな平等の地平を眼差すことが可能となる。
これまで分け前を用意されてこなかった、非正規労働者も、野宿者も、学生も、女も、子どもも、外国人も、ベーシック・インカムを当たり前に要求していくこと。分け前なき者がその分け前を登録し、そこに不和を生じさせること。ベーシック・インカムはそれゆえに、<政治>そのものなのである。
ベーシック・インカムを要求する!
「奴隷ではなく、貧困の状態にありたい」――ニカラグァの搾取工場で働く少女は、自らの希望をこう語ったという。
問題は遠くにあるのではない。彼女の言葉と真に共振すべきだろう。すなわち、われわれもまだ「奴隷」なのではないか?だとすれば、彼女とともにめざす「貧困の状態」とはいかなるものなのか?
新自由主義が跳梁し、いまや世界は市場のアナロジーに切りつめられている。雇用の「柔軟化」によって、生存そのものが市場に支配されている。人間はたんなる労働力商品にすぎない。失業者であれ、労働者であれ、市場の評価からの離脱を考えることすらゆるされない。ごく端的にいって、われわれは「奴隷」である。
われわれはベーシック・インカムを要求する。それは生存のための最低限の保障である。だが、その直接かつ無条件の給付は、市場の評価の支配からの自由をもたらす。われわれはもはや「奴隷」ではない。思い描いてほしい。いわば「貧困の状態」の保障によって、われわれは愚劣で意味のない労働を拒否することができるだろう。肯定されるのは、それぞれの自律的な必要と欲望である。
欲求をためらってはならない。新自由主義の「小さな政府」のもと、国家はその機能を軍事と警察に集約しつつある。われわれが市場への依存を深めるほど、行政権力の強度は上昇していく。ベーシック・インカムの実現によって、この暴力へのスパイラルを逆転させなければならない。賭けられているのは、市場からの自立であると同時に、国家の暴力をコントロールする可能性である。保障と自律は矛盾しない。国家と市場を支配するのはわれわれであり、ベーシック・インカムという「貧困の状態」を求めることにおいて、それぞれの生を無条件に肯定する展望が開かれていくのである。
ベーシック インカムは可能である
<すべての人に無条件で>支払われるベーシック・インカムなど財政的に不可能なのではないか?という声も聞かれる。しかし、実際には財政上もじゅうぶん可能であるという試算結果も少なくない(注1)。
私たちは研究者、フリーター、野宿者支援の運動などの有志によって発足したばかりのグループです。私たちの当面の願いは、ベーシック・インカムを求める声をおこしていくようにのること(さまざまな運動の要求のなかにベーシック・インカムを求めるスローガンがもりこまれるようになること)です。
ベーシック・インカム研究会 東京
basicincometokyo(at)yahoo.co.jp
- 【参考】「オランダでは月9万円」のソース http://www.pref.miyagi.jp/gb/MBA/MBAreport(H15_4)/gotou2.htm リンク修正したので、今度はちゃんと読めますよ id:nopikoさんから御教示賜りました、多謝です>nopikoさん
06-10-03
■[Survival][Studies] 第22回 プロジェクトQ サバイバル フェミニズム読書会
第22回サバイバル・フェミニズム―読書会をしよう
日時 10月15日(日) 12時〜17時くらい
参加費 200円(場所代カンパ) 参加の制限はありません。当日飛び入り大歓迎!
場所 プロジェクトQボックス(ホームページの地図参照)『パブリック・セックス―挑発するラディカルな性』
(パット・カリフィア著 東玲子訳 1998年 青土社 2940円)
※ 絶版になっているので、入手についてはご連絡下さい。『セックス・チェンジズ―トランスジェンダーの政治学』
(パトリック・カリフィアほか著 石倉 由+吉池祥子ほか訳
2005年 作品社 3600円)主催 生と性は何でもありよ!の会 プロジェクトQ
連絡先 E‐mail dokusyo@projectq.info
ホームページ http://projectq.info/dokusyo/次回予告
『パブリック・セックス』より
「承諾年齢―キディ・ポルノ大騒動77(1980年)」
『セックス・チェンジズ』より
「第二版序文 変わっていく世界―ワールド・チェンジズ(2002年)<後半>」
《参加者よりお誘いメッセージ》
性を語る時、性が語られる時の、「正しい」主張。綺麗なコトバ。
格好いいキメ台詞、心美しい物語。
でも、あなたは本当にそれらが腑に落ちていますか?
違和感をみつめることを、恐れないで。息苦しさに抗うことを、あきらめないで。
「さあ、そこから出ておいで。あなたはもっと自由だし、世界は変えていけるのだから。」
パット・カリフィアがあなたを呼んでいます。(ツキ)
奈良地裁が女児誘拐殺害事件において異例の死刑判決。
死刑の英断へ喝采を!「子ども」への「性犯罪」には厳罰化を!
キャンペーンが拍車をかけて巻き起こる。
「子ども」に熱くなり、「性犯罪」に熱くなり、「被害者感情」を代弁する冷静さを欠いた、
「正義」のおとなたちのヒステリー。そこに、本当の被害当事者の思いは反映される
だろうか?本当に必要なことは死刑判決か?呼吸をととのえ、耳をすまして、目を凝らせ。だまされるな。
被害者たちの復讐は、次の「私」を作る社会へ。「私」を何重にも踏みにじった社会へ。
「善良なおとなたち」よ、自分の手をよく見てみろ。(やかびゆうこ)
http://projectq.barairo.net/modules/news/article.php?storyid=94
■[Action][Survival] 転載:Reprinted; Clampdown on Homeless Supporters in Osaka (Kamagazaki)/大阪・釜ヶ崎における反排除運動への弾圧に対する抗議声明
(Please forward the below far and wide)
Letter of Protest
On September 27th at 6 a.m, 4 of our comrades were arrested on warrant by the Osaka prefectural police, and at 9 p.m. the same day another individual was arrested.
Mr. Inagaki of the Kamagasaki regional labor union, two people who live at Nishi-nari park (in southwest Osaka), a comrade who volunteers with the Nishinari park Yorozu consultation tent and a comrade from the Kamagasaki patrol have been arrested. The first four are held on two counts of "violent interference in city affairs" and "violations related to violent activity". Details regarding the arrest of the Kamagasaki patrol comrade are not yet known.
On this same day we organized a "September 27th repression emergency aid meeting", in which we gathered and discussed the situation among squatter/homeless organizations, aid organizations, workers' unions that have fought alongside us, and others. In the emergency aid meeting, we clarified that this latest repression is "part and parcel of the eviction of Nishi-nari park and other parks, and is a pre-meditated attempt to crush the squatters and homeless movement."
We hereby strengthen our conviction to continue to fight together with our squatting and homeless comrades who have combated poverty and eviction in a struggle for survival and the protection of their human dignity. Therefore, we will by no means stand by and permit the actions of Osaka city and the prefectural police, who have laid bear their inhumanity in the pursuit of an obvious attack on this social movement. We will win the return of our five comrades and push our movement forward.
**********
Mr. Inagaki had involved himself in regular police monitoring activities around the Shiomibashi area (Osaka Naniwa-ward) in order to prevent police harassment during Osaka city's regular 'cleaning', which requires squatters to disassemble their huts temporarily to allow city workers to clean the area. During the cleaning on April 27th, Mr. Inagaki protested against a city worker (from the Osaka city construction office) filming people without a permit. This is the city's "violent interference in city affairs" and "violations related to violent activity" and the city's claims that the city worker's wrist was grabbed and that he was punched in the chest have no basis in reality.
Mr. Inagaki has been denouncing the continual violence against workers in Kamagasaki by the Nishi-nari police force for several years. He has recently been actively involved in exposing the Airin hiring hall and had petitioned against Osaka city's placement of eviction placards of tents at Shiomibashi to the Osaka city lawyers guild. This resulted in mediation between the lawyers' guild and the city; in this way the present repression can be seen as retaliatory against the series of struggles that he is involved in.
The other alleged incident happened on June 12th amidst the defense (and offense) against an eviction at Nishi-nari park. A homeless person who had been recently evicted from a neighborhood park was received at Nishi-nari park and a new hut was being built. When he was evicted, Osaka city did not propose an alternative living location and only recommended that the occupant enter the truly hopeless "independence aid center". Workers in Nishi-nari had told this comrade, who had lost his home, "just come to the park, we'll help you". In order to help him survive against these eviction threats and to protect the housing of everyone living at Nishi-nari, the occupants of the park welcomed a new tenant. However, Osaka city came to stop this claiming that "We will not permit the building of a new tent". There was a protest action against the park office workers who had come to deliver "the notices of eviction" (at Osaka city's Yutori to Midori promotions department).
The three people arrested at Nishi-nari park, Mr. Inagaki and the member of the Kamagasaki patrol have been involved in anti-eviction activities for many years. Last summer, as an eviction crisis approached at Nishi-nari park, these comrades fought together against the evictions of Utsubo and Osaka-jo castle park.
**********
At the emergency aid meeting, we saw that Osaka city was once again threatening evictions. For that purpose, these 5 people were arrested in pre-meditated repression. This is not just about Nishi-nari park; next year, the World Championships in Athletics will be held and in 2008 a 'designated administrator policy' will be introduced at Nagai park (privatization). Osaka-jo Castle Park is now a candidate location for the 2008 G8 summit in Japan and the city is trying to advance a synthetic tourist-ization of the whole city at Nakanoshima park; thus the threat of eviction looms.
Osaka city is now progressing its "economic revival" under the name of "administrative reforms". We now feel the powerful will of Osaka city to thoroughly evict squatters and their blue tents, the homeless etc. and to view movements that would support these comrades as "obstructions". We strongly object to the social conditions in which for the "reforms" and "economy" of the rich, homeless people, squatting workers, and the poor generally face eviction.
We will continue to support our arrested comrades and fight poverty and eviction. We hope for your continued attention and assistance.
September 28th, 2006
September 27th repression emergency aid organization
Contact information: NPO Kamagasaki Iryou-ren
(TEL/FAX 06-6647-8278 E-Mail:iryouren@air.ocn.ne.jp)
**********
【A request】
●5 of our arrested comrades are charged with three offenses and at our emergency aid meeting, lawyer and legal fees were insufficient. We have no choice but to humbly request aid from those concerned with the situation.
Donation information
Post office bank account number 00940-5-79726 (Account holder: Kamagaski Iryou Renranku Kaigi)
Please write in the correspondence column 'September 27th repression emergency aid organization'
●We request phone calls and faxes of protest to the following numbers.
Osaka City management office 06-6208-9720
Osaka City promotions office management section, general affairs
TEL06-6615-0614 FAX06-6615-0659
Osaka city construction department management section, road policy division
06-6615-6675
Osaka city citizen department
Consultation division TEL:06-6208-7333 FAX:06-6206-9999
Osaka prefectural police main department TEL 06(6943)1234
Nishi-nari police department 06-6648-1234
(以下転載歓迎)
抗 議 声 明
昨日(9/27)午前6時ごろ、私たちの仲間が4名、大阪府警により令状逮捕され、さらに午後9時ごろ、1名が逮捕されました。
釜ヶ崎地域合同労組の○○さん、西成公園に住む二人、西成公園よろず相談所の仲間、釜ヶ崎パトロールの会の仲間一人です。4名についての被疑事実は2件の「威力業務妨害」と「暴力行為等処罰に関する法律違反」。釜パトの1名についてはまだ詳細はわかっていません。
私たちは即日、野宿者運動団体、支援団体、共闘してきた労働組合などで集まって話し合い、「9・27弾圧救援会」を立ち上げました。救援会では今回の弾圧を「西成公園などでの強制排除を織り込んだ、計画的な運動つぶし」とみています。
私たちは、人間としての尊厳を守り「生き抜く」ための闘いとして貧困と排除と抗し闘ってきた野宿の仲間たちと、これからも一緒に闘い続けるという決意を強くしています。そして、あからさまな運動つぶしによってその非人間性をさらけだした大阪市・大阪府警をけっして許さず、5名の仲間の奪還と運動の前進を勝ち取りたいと思います。
**********
○○さんは、定期的に大阪市が清掃・消毒に入る汐見橋(大阪市浪速区)周辺に住む仲間の小屋で、清掃作業の際に不当な嫌がらせがないように監視する行動に継続的に取り組んでいます。4月27日(木)の同作業の際、市職員(大阪市建設局)が当人の許可無くビデオ撮影しているのを○○さんが抗議したことをもって、「威力業務妨害」と「暴行」としているものです。報道されたような手首をつかんだとか胸を小突いたという事実はありません。
○○さんは数年来、西成暑の警察官による釜ヶ崎労働者への暴行を糾弾する取り組みを続けていました。また、最近では「あいりん職安」を糾弾する取り組みに活発に取り組み、さらに汐見橋の現場では、市職員が仲間の小屋に「撤去告知ビラ」をべたべた貼り付ける行為を大阪弁護士会に人権救済の申し立てをして、弁護士会から市に対する「勧告」を引き出しました。今回はそうした一連の闘争への報復的弾圧という見方もあります。
もう1件の被疑事実は、6月12日、西成公園の排除を巡る攻防のなかでのことです。西成公園では、近所の公園で強制的に排除され仲間を受け入れて新規に小屋を建てています。排除の際、大阪市は代替居住地も示さず、将来展望の見えない自立支援センターへの入所を勧めるだけでした。住処を失った仲間に、西成公園の労働者が「じゃあうちにおいでよ」と声をかけたのでした。このように西成公園では、排除に抵抗して生き抜くため、仲間の暮らしを仲間で支えようと、新たな仲間を迎え入れてきました。ですが大阪市はここでも「新規建設は許さない」と圧力をかけてきました。この日も「撤去勧告」に来ていた公園事務所職員(大阪市ゆとりとみどり振興局)に対する抗議行動を行っていました。 西成公園の3人は、○○さんや釜パトメンバーとともに数年来の反排除の取り組みに参加してきた仲間です。昨年夏、西成公園に強制排除の危機が迫ったときも、うつぼ・大阪城公園の行政代執行の時も、私たちは一緒に闘いました。
**********
救援会では、大阪市はこの冬にも強制排除を再び強行してくる可能性があると見ています。そのための事前弾圧として5名を逮捕したのだと考えています。
西成公園だけのことではなく、来年IAAF世界陸上が開催されるうえ、08年には「指定管理者制度」が導入される長居公園、08年に日本で開催されるG8サミットの開催候補地になっている大阪城公園、総合的な観光化をすすめようとしている中之島一帯でも、強制排除の可能性があると考えています。
大阪市はいま、「行政改革」の名のもとに「経済再生」を推し進めています。
野宿者とブルーシートのテント、それを支える運動を「経済再生」のための「阻因」とみなして徹底的に排除しようとする、大阪市の強い決意を感じます。富める者のための「改革」や「経済」のために、野宿労働者をはじめ貧しい者たちが排除される社会状況に、強く抗議します。
私たちは逮捕された仲間を支え続け、貧困と排除とどこまでも闘い続けます。
今後ともご注目、ご支援をよろしくお願いします。
2006年9月28日
9・27弾圧救援会
連絡先:NPO法人釜ヶ崎医療連絡会議
(TEL/FAX 06-6647-8278 E-Mail:iryouren@air.ocn.ne.jp)
**********
【お願い】
●5名の仲間の同時逮捕、しかも3件別個の被疑事実ということで、救援会では弁護士費用や訴訟費用が不足しています。たいへん恐縮ですが、みなさまのご支援におすがりするほかない状況です。どうかよろしくお願いします。
カンパ振込先
郵便振替口座 00940−5−79726(加入者名:釜ヶ崎医療連絡会議)
通信欄に9・27弾圧救援と書いてください。
●以下の連絡先に抗議の電話・FAXをお願いします。
大阪市経営企画室 06-6208-9720
大阪市ゆとりとみどり振興局 総務部 庶務課 TEL06-6615-0614 FAX06-6615-0659
広聴相談課 TEL:06-6208-7333 FAX:06-6206-9999
大阪府警察本部 TEL 06(6943)1234(代表)
西成警察署 06-6648-1234
(以上です)