08-06-20
■[Rebel][Rights][Survival] 「働き人の言い分」、釜ヶ崎解放会館より不当逮捕糾弾声明
西成警察署署長は暴力をふるった労働者に謝れ!!
抗議行動が激しくなったのは暴力をふるって謝罪もしない西成署の責任だ!!
労働者を犯罪者扱いし、暴力をふるうのをやめろ!!
西成警察は6月12日、鶴見橋商店街のお好み屋の差別的な態度に抗議しただけの労働者を西成署に引っ張っていき、取調室で散々暴力をふるったあげく、「生活保護を打ち切ったろうか」とおどした。これに対し13日から、釜ヶ崎合同労組を中心に西成署へ激しい抗議行動が行なわれている。
西成署が労働者に暴力をふるうのは日常茶飯事だ。盗んでもでもいない自転車のことでけちをつけて西成署に引っぱっていき、取調室で押し倒しひざが動かなくなるくらいの傷を負わせたとか、シノギ*1にやられたと相談に行ったら道場につれていかれて投げ飛ばされたとか、労働者同士のもめごとを相談にいったら取調室に連れて行かれてへんなスプレーをかけられ10何針も縫う暴行を受けたとか、西成署への抗議をしていたら頭を割られて血だらけになりその時の記憶が飛んだとか、友人がやったことで誤認逮捕されふるえがとまらないほど暴行を受けたとか、私が直接聞いた話だけでもきりがない。
今回の人は合同労組に相談に行ったが、相談にもいけず、一人で抗議してまた暴行をうけたり、泣き寝入りしている人がたくさんいる。
今回の抗議行動は、そういったみんなの怒りが爆発した結果だ。
そしてこんなに激しく大事になったのは,労働者に暴力をふるいまくって謝罪もしない西成署の責任だ。
しかるに、西成署は、少しも反省せず、機動隊を山ほど動員し、放水車までくり出して必死で自分達を守っている。税金泥棒もいいとこだ。抗議行動に参加していた労働者も、「機動隊はこんなとこで自分らばっかり守っておらんと、地震のあった宮城県へいって救助活動して来い!」と言っていた。
釜の労働者は、ビルや道路や橋を作ったり、解体したり、日本や大阪を作ってきた。日本や大阪になくてはならない仕事をやってきた。西成署はその労働者を初めから犯人扱いし暴力をふるう。しかもそのやり口は取調室という密室で、4,5人でへんなスプレーを使うなど、どんどん悪質になっている。
今回の抗議行動の中でも、機動隊の中に引きずり込まれた人は、西成署の中で暴行を受けている。あれだけ抗議しているのにまだ分からないのか。
西成警察署長は、今回の暴行事件をちゃんと調査し、暴行を受けた労働者にあやまれ!労働者を犯罪者扱いし暴力をふるうのをやめろ!
via ユニオンぼちぼち
大阪府警・西成警察署は不当逮捕した仲間をすぐ返せ!
稲垣委員長の不当逮捕糾弾!
この間の抗議行動で20名近い労働者が西成警察署に不当逮捕され、昨日は組合の稲垣浩委員長も道路交通法違反容疑で大阪府警に身柄を拘束されました。
稲垣委員長を逮捕することで、取調室でのリンチ事件を闇に葬ろうと企んでいるのでしょうが、私たちはこの事件を決してうやむやにはしません。大阪府警と西成警察署の責任を追及していきます。
友人、知人が不当逮捕されたと言う人、またこの抗議行動で負傷したと言う人は、組合まで連絡してください。負傷者への対応と不当逮捕された人達の救援活動を開始しています。
団結して、大阪府警・西成警察署の暴力弾圧と闘っていきましょう。
2008年6月19日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館
電話 (6631)7460
■[Action][Picnic] キャンプ
このウェッブログの主題はクィアなのでここらでいっぱつキャンプのはなしでも。以下転載。
直前で申し訳ありませんが、キャンプ説明会の案内です。
皆さんいろいろ企画がたてこんでいて、お忙しいとは思いますが、
日程的におそらくこれが最後の説明会になるかと思います。
ぜひぜひご参加ください。
よろしくお願いします。
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重複ご容赦ください。以下転送・転載大歓迎です
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Let's CAMP! 北海道でお会いしましょう。
[キャンプ説明会]
7月の洞爺湖サミットまで、1ヶ月をきりました。わたしたち「G8サミットを問う連絡会インフォセンター/キャンプワーキンググループ」は、期間中に北海道を訪れる国内外のNGO、市民グループの人びとに、宿泊と交流の機会を作るための
とりくみをしています。今回の説明会では、決定した場所と日程を公開します。
また、キャンプで予定されている様々な企画を紹介し、「どんなところに泊まるのか」「何をするのか」について、参加者のみなさまとイメージを共有することができたらと思っています。ご関心をお寄せのみなさまは、ぜひご参加ください。
[日 時] 6月22日(日)18時30分〜
[場 所] 渋谷勤労福祉会館
http://asp.netmap.jp/map/905872.html
[主 催] G8サミットを問う連絡会
インフォセンター/キャンプ ワーキンググループ
[連絡先] japang8camp @ riseup.net
[ブログ] http://g8camp08.wordpress.com/
■報告内容(予定)
◎インフォセンター/キャンプWGは何をめざすのか?
◎海外のキャンプ事例
◎オリエンテーション(場所、日程、企画概要)
◎各ユニットの紹介
フード、音楽、サッカー、セイファースペース、医療、
リーガル、ワークショップ
◎質疑応答
【お願い】
塩・味噌・醤油・油・お茶等の食材カンパをよろしくお願いします。
(米一合のカンパも引き続きよろしくです)
皆様からあずかったお米や食材は、オルタナティブ・アクションの
拠点キャンプでの糧になります!
北海道洞爺湖サミット期間中の7月7〜9日、国内外の非政府組織(NGO)が日本のサミットで初めて行う大規模キャンプのため、北海道と地元自治体が協議し、公営施設の利用を許可した。北海道幹部は「拠点を提供した方が不測の事態に対応しやすい」と判断したという。
キャンプ参加者数はいまのところ不明だが、全体で数千人規模となる見通しだ。行政がNGOのキャンプに対し「お墨付き」を与える形を取るのは日本では初めて。
行政側が使用を許可したキャンプ地は、サミット会場となるザ・ウィンザーホテル洞爺から西に約16キロ離れた豊浦町森林公園(収容可能人員約1千人)、東に約18キロの壮瞥町営宿泊施設オロフレほっとピアザ(同約100人)。
大国中心のサミットに批判的なNGOで組織する「G8サミットを問う連絡会」(東京)から公営施設の利用申請を受けた豊浦、壮瞥両町が、北海道などと対応を協議し、使用を許可した。料金を徴収し、道職員がNGOとの調整役を務めるという。
道幹部は「NGOの活動場所はサミット会場に近くないと意味がない。警備当局とも相談して判断した」。集会やコンサートを計画している連絡会側も「宿泊場所が必要だし、混乱を避けられる」としている。
このほか、「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」(札幌)はサミット会場の南東20キロにある伊達市内の約1万平方メートルの私有牧草地にキャンプを張る。千人以上が集まる見通しで、デモ行進も予定。「非暴力団体の集まりで、もちろん住民には迷惑をかけない」としている。
海外では、反サミットのNGO向けに行政がキャンプ地を提供するケースは珍しくない。昨年の独ハイリゲンダム・サミットでは、地元の州や市がサミット会場から10キロ以内の草地など数カ所をあっせんしたり、許可したりした。
外務省や道警は今月、住民と意見交換。NGOのキャンプについて、住民からは「大丈夫なのか」「警察はどう対応するのか」と不安や疑問の声が出たが、道警の担当者は「法に触れることがあれば毅然(きぜん)と対応する」と説明した。(杉崎慎弥、若松聡)
「G8を問う連絡会・インフォメーションセンター/キャンプワーキンググループ」からみなさまへ
●対抗G8キャンプ「オルタナティヴ・ビレッジ」にむけて緊急カンパのおねがい
No!G8! Another World is possible!
私たちは、G8サミット期間中の、7月6日(日)〜7月9日(水)にかけて、サミット会場にほど近い北海道の壮瞥町と豊浦町で、G8サミットのリードに、「ちょっとまって!」「No!」という声を届けるため世界中から、日本各地から集まってくる人々、NGOグループなどのために急ピッチでキャンプを準備しています。
キャンプ場については、洞爺湖付近の町・札幌市・北海道庁を交渉をかさね、確保にいたりました。近年ヨーロッパのサミット開催地付近では行政が運動側に土地や廃校を提供することが定着していますが、日本では前例のないことで、報道でも大きくとりあげられています(2008.6.20朝日夕刊etc)。
このキャンプによって、世界のほんの一にぎりの人が富をほしいままにし、戦争や貧困、経済格差や生活不安が蔓延する、この社会とは別の相互扶助にささえられた「もうひとつの世界」が、いま、ここに実現することになります。
運営についてはキャンプの入場料と、ご賛同いただける方の支援カンパを予定して
いますが、まだまだ資金が足りておりません。キャンプに世界中からやってくるたくさんの人々をうけいれるために必要なインフラ・資材・あんしんな食材・調理器具・PC環境の整備・託児スペースやジェンダーバランスのとれたキャンプにむけてのパンフレット作りなど、事前に300万ほどの資金が必要です。
ぜひ、私たちのキャンプの趣旨をご理解いただき、実現にむけたお力添えをおねがいいたします!カンパは個人の方一口1000円、団体5000円を目安にしていますが、もちろんご無理のない範囲でご協力いただければ幸甚です。またご協力を得られそうな団体のご紹介もいただければ、なお幸甚です!
カンパは下記の口座にお振り込みいただくか、直接、当ワーキング・グループのメンバーにお渡し下さい・領収書が必要な場合は発行いたします。
■ゆうちょ銀行
総合口座 (記号)10080 (番号)76577431
振替口座 00170-6-780138
加入者名 G8サミットを問う連絡会キャンプワーキンググループ
■三菱東京UFJ銀行
普通預金 東中野支店(152)
口座番号 1633251
ご質問はお気軽にjapang8camp@riseup.net へおねがいいたします!
■----キャンプ情報は下記で随時更新中です-----■
http://g8camp08.wordpress.com/
08-06-18
■[Rebel][Survival] 「曽根崎3号」を即刻解放せよ! / 釜ヶ崎パトロールの会よりG8サミット特別警戒下の不当逮捕に対する抗議声明
以下転載。
みなさま
6月12日(木)、釜ヶ崎パトロールの会のメンバー自宅にガサが入り、メンバーはそのまま逮捕されました。容疑は、新聞報道にあります通り、生活保護の不正受給です。本人は名前・住所含め一切を黙秘しておりますので、留置番号により「曽根崎3号」として報告します。
すでに10日間の勾留がついていますが、接見禁止措置はついていないので、面会はできます。しかしながら、公安デカの意地悪のせいで面会回数などが制限される場合もあります。あまりにも「曽根崎3号」への面会希望が殺到してしまえば、ハッピーどころか救援にあたっている者が大切な要件を伝えられない場合があるので、希望の方は下記までご連絡をよろしくお願い致します。
6月12日、13日には、サミット財務相会合が開かれている大阪で抗議集会・デモをやりぬきました。デモ後には、曾根崎警察署へ行き、「曽根崎3号ガンバレ!」「金持ちのためのサミット反対!」と声を届けました。
6月5日(木)にも野宿者運動活動家が逮捕され(6月13日に釈放)ましたし*1、6月10日(火)には洛南ユニオンの組合員が不当逮捕されています。デタラメな逮捕、刑事によるストーカー行為・盗聴、来日者の恣意的な入国妨害…、数多くの人権侵害を引き連れながら、批判や抗議を抑圧して強行されるG8サミットに抗議します
「曽根崎3号」への激励のメッセージをよろしくお願いします。
釜ヶ崎パトロールの会
kamapat @ infoseek.jp
http://kamapat.seesaa.net/
090-8380-0269
*********
釜パトアピール
G8の支配に――「NO!」
ああ、もういいかげんにしてくれ!
また見たくもない顔を見ちまったよ。大阪府警公安三課の連中。つい一週間前にも、野宿者解放を闘うアクティビストがやられて*2、ガサ入れやられたとこだよ。もっていかれたのは「曽根崎3号」。野宿者運動に取り組む釜ヶ崎パトロールの会のメンバーだ。「仲間と自身の権利と尊厳を守るため」、彼は完全黙秘を貫いている。
何も言うことはない。ほんとに何にもないんだ。そもそもG8サミットなんて、相手にしたくも世話になりたくもねえんだ。いちいち弾圧を受けて、いちいち声明書くヒマはねえんだ。は野宿の仲間や、日雇い労働者や、失業者や、生活保護利用者や、高齢者や、ガンの患者や、アル中やワーキングプア・・・。おれたちの周りの仲間は毎日生き抜くためにいそがしいんだ。やつらに、金持ち連中と、その犬どもに言ってやりたいことはただひとつだけ。――「NO!」
それなのに、世界のホンのひとにぎりのやつらが、世界中をコントロールするための密談を、おれたちがタバコや安酒をせっせと飲んで払った税金で、ワインをかたむけながらヤッてやがる。全てはやつらの金儲けのために。おれたちのことなんてハナから見向きもしてねえんだ。やつらの支配に――「NO!」
「曽根崎3号」がしでかしちまったのは、「生活保護の不正受給」。二年前に数ヶ月の間、派遣や日雇いで働いて得た収入を福祉事務所に申告しなかったってことだ。これをとがめるとしたら、福祉事務所の仕事だろう?大阪府警の、しかも公安三課の出る幕じゃない。それに、「今」やることじゃない!G8のためにやることじゃない!
G8とケーサツはセットでやってくる。つきまとい、盗聴し、デタラメな逮捕を繰り返す。「NO!」を叫ぶ口は実力でふさぎにかかる。街には機動隊といかついバスがうろつきまわって、まるで「有事」のための訓練をライブでやってるみたいだ。昨日の集会とデモにだって、おれたちのデモ隊列にも、倍以上の機動隊や公安デカがくっついて歩いて鬱陶しくてしょうがない。いつでもケーサツによる弾圧とG8はセットでやってくるんだ。
もういいかげんに、G8サミットなんて、新自由主義に未来をゆだねるなんて、終わりにしちまえ!世界中の「持たざる者」、野宿の仲間や、失業者、貧困者たちが同じ「NO!」を抱えてる。札幌で、洞爺湖で、仲間たちはきっとおれたちの未来を切り開く自由と自律の空間を作り出すだろう。おれたちの希望はそこにある。そして同じような空間をこの大阪でも作り出し、世界のあちこちで作る仲間とつなぎあわせることで、G8なんかいらない世界を描き出す。
ただ、ここで生き抜くために。世界中の仲間と、「曽根崎3号」とともに!
釜ヶ崎パトロールの会
kamapat @ infoseek.jp
http://kamapat.seesaa.net/
090-8380-0269
〒530-0025 大阪市北区扇町1-1
扇町公園内キタ越冬実現地本部
*1:参考リンク:
http://media.sanpal.co.jp/no-g8/?q=ja/node/138
http://media.sanpal.co.jp/no-g8/?q=ja/node/151
http://media.sanpal.co.jp/no-g8/?q=ja/node/174
*2:参考リンク:
http://acclaimcollective-antig8.blogspot.com/2008/06/t_13.html
http://www.325collective.com/social-control_tabi-detained.html
http://www.325collective.com/interviews_rebel-jill.html
08-06-17
■[Action][Rights][Survival] 大阪府警と西成署に抗議してください。
西成警察署の警察官による労働者への暴行に対し、6月13日から毎日午後5時30分より西成警察署前で抗議行動を行ってきました。
いきさつは以下のビラの通りです。
抗議行動二日目の14日には、釜ヶ崎銀座通りに放水車が出動し労働者に向けて放水。放水の直撃を受けた労働者から「右目がつぶれ見えなくなった」と、入院先の病院から16日組合事務所に連絡がありました。高圧な放水を何度も発射され、自転車も人も吹っ飛んでいます。それほど威力のある水を発射するとは、釜ヶ崎の労働者を人間と思っていない表れです。大阪府警は西成署と同じくらい日雇労働者を差別しています。
全国からもぜひ抗議の声をあげていただきたいです。どうぞよろしくお願いします。警察権力による暴力弾圧に対し、共に闘いましょう。
抗議先
大阪府警本部 本部長
縄田 修
大阪市中央区大手前3‐1‐11 電話 06(6943)1234
大阪府警西成署 署長
乾 一英
大阪市西成区萩之茶屋2‐4‐2 電話 06(6648)1234
いきさつ
6月12日午後2時ごろ、鶴見橋商店街のお好み焼き屋に行った労働者は「4時に来るからお好み焼きを焼いておいて」と女性店員に700円を渡しました。店員が「わかった、わかった」とつっけんどんに言うので「なんでそんな言い方されるのか」と内心カチンときましたが黙って立ち去りました。
4時ごろお好み焼きを受け取りに行ったとき、さきほどの態度に納得いかず苦情を言ったところ、店員は「営業妨害だ」と言って警察に電話しました。労働者はパトカーが来るまでの間も、また到着したパトカーの署員にいきさつを話すときも、お好み焼き屋の道路向かいに立っていました。労働者はパトカーの署員にいきさつを話しましたが、そのまま西成警察に連れて行かれました。
どうでもいい話ですが、店員は労働者に700円を返しましたが、注文のお好み焼きを作っていたかどうかもわかりません。お好み焼き屋は労働者の話をまともに聞く気がなく、ぞんざいな態度をとったのです。お好み焼き屋に問題があります。
パトカーに乗せられた労働者は西成警察署の3階の個室に連れて行かれました。イスに座っていたら4人の刑事に変わるがわる顔を殴られ、紐で首を絞められ足蹴にされ、気が遠くなるとスプレーをかがされ、気がつくとまた暴行。挙句の果ては両足持たれて逆さ吊りにされました。1人の人を寄ってたかって暴行したのです。暴力手配師、暴力飯場、しのぎ(路上強盗)もひどいけど、西成警察はそれよりもっとひどい。
また、労働者は刑事から「生活保護打ち切ったろうか。『今後そのお好み焼き屋には近づかない』と始末書書いたら打ち切らん」と言われ、始末書を書かされています。
不当逮捕した仲間を即時釈放せよ!
13日西成警察署前に多くの労働者が結集して「暴力警官は謝罪せよ」「署長は出てきて謝れ」と抗議しました。14日にも釜ヶ崎労働者の西成署に対する抗議行動が続けられました。それに混じって地域内外の若者も参加する姿が見られました。人権無視も甚だしい西成警察に対して釜ヶ崎の労働者が団結して声をあげる姿を目の当たりにするのは久々のことです。
しかし、二日間で少女1人を含めて14人もの不当逮捕者が出ています。釈放された人の話によると、機動隊につかまり引きずり込まれるとその場で殴られ、踏んだり蹴ったり引きずられたりして、盾の水平打ち等の暴行を受けたそうです。西成署の中に連れ込まれると10人くらいの労働者が正座させられており、ちょっとでも膝をくずすと怒鳴りつけられたとのこと。拷問のような仕打ちです。組合は救急車を呼んで病院に同行しましたが、50代のその労働者は病院の待合室でも警察から受けた暴行に対する恐怖におびえていました。
暴力警察の体質は一向に改まっていません。これに対しては労働者はひるむことなく団結して抗議行動に参加することが重要です。釜ヶ崎労働者の敵は、暴力手配師や暴力飯場、しのぎ(路上強盗)に加えて西成警察署と、いわば悪の4兄弟となりました。
さらなる西成警察署の暴力弾圧に負けず、労働者の団結で最後まで闘いぬきましょう。
なお、抗議行動で不当に逮捕された人については弁護士の接見等、救援の体勢を早急に取ります。不当逮捕されたら「釜ヶ崎地域合同労働組合の指定する弁護士を入れてくれ」と警察官に伝えてください。組合は大阪弁護士会の刑事当番弁護士の接見を依頼しましたが、氏名、生年月日がわからないと警察に妨害され弁護士の接見が難しいとのことです。知人、友人が逮捕されている人で氏名、生年月日が分かっている人は組合に連絡して下さい。
2008年6月15日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会
いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館
電話 (6631)7460
「銀座通りで放水車による放水の直撃を受け右目がつぶれ見えなくなった」と負傷した本人から連絡があった。2週間の絶対安静でその後手術が行われる予定。見えるようになるかどうかは今のところわからないと医者が言っている、とのこと。
見ていた人は分かったと思うが、あんな高圧で放水されると自転車はおろか人間も吹っ飛ぶ。それほどの威力がある。オモチャの水鉄砲とは訳がちがう。人間に向けて発射するなんて大阪府警は西成署と同じくらい日雇労働者を差別している。許されないことです。6月14日土曜日午後10時半ごろの出来事です。目撃者がおられましたらぜひ連絡して下さい。
組合は社民党府会議員の小沢福子さんに、大阪府警が人に向かって放水しないよう申し入れることを依頼しました。
また、14日に機動隊に逮捕された人の知人から連絡が入り「氏名、生年月日がわかるので弁護士接見をしてもらいたい」ということでしたので大阪弁護士会の刑事担当弁護士に接見を依頼したところ、その直後に釈放されたことがわかりました。
西成警察署に逮捕されている人の接見や、西成署で暴行を受けた人が大阪弁護士会に人権救済を求める準備も弁護士と進めています。
差別されない釜ヶ崎をめざし、これからも共に力をあわせてやっていきましょう。
2008年6月17日
釜ヶ崎地域合同労働組合
釜ヶ崎炊き出しの会
いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23
釜ヶ崎解放会館
電話 (6631)7460
08-06-15
08-06-14
■[Rebel][Survival] can't keep quiet.
- 韓国で。
- 西成で。
Rioting breaks out in Osaka, Japan
Riots erupted this weekend (13-15 June 2008) in Kamagasaki, Osaka as a result of a day labourer being arrested, after an argument over food he paid for and did not receive. When he was taken into custody he was tied to a chair and subjected to brutal beatings by 4 police. When he was released on Friday 13th he told people what had happened, and a demo was held outside the police station where he was held. The demands of demonstrators were very simple, for the chief of police to come out and apologise and for the officers responsible for the beating to be fired. These demands were not heard and rioting broke out, with 7 arrests.
The area in which this happened is an area with a long history of working class struggle and solidarity. In 1990 a riot erupted there that lasted 4 days and later in the 90's there was more rioting. However people say that this is the first militant struggle of this nature against police and state repression here since the mid 90's.
Day labourers in Japan, as everywhere, don't know if they have a job from one day to the next and so are very open to exploitation from Yakuza (the Japanese mafia) and other rich bosses.
On Saturday by 6pm at least 3 or 4 hundred people were surrounding the police station, denouncing the police over a loudspeaker, making demands that the people inside have access to lawyers, and that an apology and compensation be given.
Most of the people were day labourers, men over 40.
Riot police were outside the entrance to the station, barricading the gate, and also police surveillance from above- video and photographs being taken. There was a 2 hour stand off, the police being attacked with bottles, rubbish and metal bars.
Many obvious plain clothes cops are in the area, one was severely beaten against a wall by a huge crowd of people.
Yakuza drive through the crowd, the anger briefly turning away from the police and towards them.
(we do not know what happened during the next 2 hours- the tension was rising as it became dark.)
By around 10pm the area directly in front of the station had been cleared, with lines of riot police with 2 water cannons and a cherrypicker with video surveillance protecting the station. By this time there was a wider range of people, including many more young people, and people who have traveled to come and support.
For hours the people are throwing many stones and bottles, with the police using water cannons to temporarily move back the crowd. Barricades are built from bicycles and traffic cones. At this point the demonstration was very much isolated to one side of the police station, with riot police and secret police occasionally blocking off the road behind the demonstrators, however there was no move to mass arrest or make a serious move to clear the road.
At the point where we left the demo there was very much a stalemate happening with people throwing bricks and bottles at the police, the police then clearing the road with the water cannon, and it starting all over again.
At this point we are unclear of the number of arrests from last night, although we will try to update the information.
It seems more then likely that the trouble will continue tonight, as peoples anger is far from abated.
(略)
前日12日の午後3時ごろ、鶴見橋の店で警察を呼ばれ、西成署に連れて行かれた労働者が暴行された経緯は、釜合労がメールやビラで知らせていた通り、以下のようなもの。
当事者となった労働者は、無銭飲食などではなく、つっけんどんな客扱いに不満を言っただけのことだった。
で、連れて行かれた西成署の3階の個室で、4人の刑事に代わる代わる顔を殴られ、紐で首を締められ、足蹴りされ、挙句の果てに両足持たれて逆さ釣りにされた。
気が遠くなると、スプレーをかけられたと言う。
生活保護を打ち切ると脅かされて、その店に近づかないという始末書まで書かされている。
その抗議行動が、13日の夕方5時半から、いつものように、西成署正門前に街宣車を置いて始められていた。
ぼくはたまたま大国町に行かねばならない用事があり、それを見ながら通り過ぎていたのだが、打ち合わせが終わった帰りの午後8時半ごろ、出城の交差点過ぎて、南海線のガードに近づくと、機動隊が1個小隊、整列して待機しているのに出くわし、まだやってるのかと思って現場に行くと、300人は下らない労働者が西成署を取り囲んでいる所だった。
街宣による抗議は7時半くらいにいったん終り、いつもなら抗議が終わったら自然に人も引いて行くのだが、今回は激しくなるばかり。
それで、ひょっとして誰か持って行かれたんやないかと思い、知った面々をつかまえて聞いてみると、それはなかった。
抗議していた面々や、暴行を受けた当事者の人とも会い、殴られて腫れ上がった顔や、縄で締められた跡が生々しい首などを見せてくれた。
警察の取り調べで紐で首を締めるか?普通。
付き添って行った人の話だと、病院の医師も「これはやりすぎや」と言っていたという。
そうした話を聞いている最中にも、「オレもやられた」と話に割り込んでくる人がたくさんいるのもいつも通り。
「あんた、よく言ってくれた」と涙を流している労働者もいる。
西成署に「覚え」のある人は、いたるところに居る。
でも、9時をまわってこの騒ぎはさすがに異常に感じられた。
言っておくが、街宣車の拡声器を使った抗議は、その時間には終わっており、誰も扇動などもしていない。
11時ごろ、稲垣さんがマイクを使ったが、それは、労働者同士で起きたケンカを諌めるためだった。
ぼくが着く少し前、正門から若い警官が出てきて、横柄な口をきいたあげくに何人かを殴ったらしく、それで収まらなくなったとも言う。
それは、どうやら労働者の対応に慣れない新任の警官だったらしい。
すでに署の外に警官の姿はなく、塀の内には投げ込まれたいろんなモノが散乱。
付近の路上も惨憺たる有様。
相変わらずの西成署のアホな対応にはあきれるばかり。
騒ぎを大きくしているのはヤツらなのである。
(略)
(略)
昨日(13日)夕方、西成警察署前に多くの労働者が集まり、「暴力警官は謝罪せよ」「署長は出てきて謝れ」と抗議を開始。暴行を受けた当事者も、殴られて腫れ上がった顔や、首に縄で締められた跡が生々しい状態で抗議に参加した。話を聞いている最中、「オレもやられた」と話に入ってくる人がたくさんいたという。
夜8時30分ごろから、府警の機動隊数百人が出動し、それと同時に労働者側から空き瓶や自転車、石などが投げつけられ始めた。さらに、フェンスを越えて署に突入した労働者など10人が逮捕された。報道によると、逮捕者には女子高校生一人が含まれている。抗議活動の中で負傷した労働者は救急車で病院へ運ばれているという。
そして今日(14日)、再び西成署に多くの労働者が抗議に集まった。その抗議に対して、西成署は8時過ぎに機動隊を配備。空き瓶や自転車、石などが投げつけられ始めた。機動隊は消火剤を撒いて労働者を追い散らし、さらに放水車が労働者に向かって放水を始めた。
労働者は自転車を路上に並べてバリケードを作って対抗。さらに、機動隊に体当たり、消火器の投げ込み、もみあいや投石状態になって深夜に至っている。
ダンボールを満載したリヤカーで機動隊めがけて突撃とか、ワンカップを飲み干して空瓶を投げるとか、釜ヶ崎の「色」が強い攻撃も相変わらずだ。
釜ヶ崎の日雇労働者は、「日雇い労働」という労働形態のために常に貧困に直面し、さらに野宿、路上死、襲撃などの問題に直面してきた。
今回、西成署に集まった労働者の多くは、自身や友人・知人が西成署に受けた暴力や差別を体で知っている。(寄せ場ではよく知られた話だが、西成署の警官は釜ヶ崎労働者のことを「450」(ヨゴレ)という隠語で呼んでいた)。その抗議に対して、西成署は謝罪はおろか、話し合いをすることもなく、放水、消火剤噴霧、そして再びの暴行で応じている。
きっかけは今回の暴行事件だが、すでに西成署の長年にわたる釜ヶ崎労働者への差別・暴行、そして今回の対応に対する直接の抗議へと変化している。
いま、釜ヶ崎には多くの若者が集まっている。報道は、若者を「野次馬」と呼ぶ。だが、90年暴動でもそうだったように、「これは自分の問題だ」と直感して駆けつけてきた若者も多いはずだ。
1990年10月の釜ヶ崎暴動は、西成署刑事が手入れ情報と引きかえに、暴力団から1000万円以上の現金を受け取っていたことから起こった。また、1961年の暴動は、交通事故で負傷した労働者を放置した警察への抗議から広がった。
数々の暴動は、西成署の釜ヶ崎労働者への差別・暴行、不祥事に対して労働者が抗議を行なうことから始まっている。しかし、過去、常に西成署は自分たちの過ちを労働者に対して謝罪することなく、むしろ抗議に集まった労働者を捕まえては、警察に引きずり込んで暴行を加えていた。
西成署は、同じ事を繰り返すつもりなのだろうか?
(略)
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なお、現場は、悲壮感というより、お祭りのような活気にみちている。
放水車が放水を開始すると(これがまともにあたると体が吹っ飛ぶ)、みんなから「わーっ」という大歓声が上がった。みんな、怒りながらも、久しぶり(92年・市立更正相談所前の暴動以来)の直接行動に沸いている。
なお、過去の暴動では、周辺への拡大や商店への略奪、放火などが起こっている。機動隊や放水車などの物理的壁が厚いため、向かうべき対象である西成署にエネルギーが向かわず、別の対象へ向かってしまうのだ。だが、「西成署への抗議」という筋を守り続けなければ、周辺の人々からの反発を引き寄せてしまう。
そうした事態は絶対に避けなければならないが、そのためには、まず西成署が釜ヶ崎の労働者を追い散らすのではなく、誠実に抗議に対応し、労働者への態度を根本的に改めなければならないだろう。via 生田武志氏の近況頁
(略)
●正直、私にとっても、い・ま・だ・に・西成署の警官が釜ヶ崎の労働者・野宿者に対して暴行を加えているというのはやや驚きですが、残念ながらそういう現実があるようです。多くの市民は「警察は味方だ」「警察が自分を守ってくれる」と安易に誤解していますが、そうではない事実があることも、知っておく必要があると思います。
これは、ホントは、西成警察署に抗議の電話を入れるのがいいかも。
●リンク先の文章では「なお、過去の暴動では、周辺への拡大や商店への略奪、放火などが起こっている」と該当の日付の文章の末尾に書かれています。92年の暴動の時は私も現地に行きましたが、その当時の印象では、商店を襲っていたのは、釜ヶ崎の労働者というよりは、主に釜ヶ崎の外部から来た若者達、という印象もありました。また、実際引用元の記事にもある通り、釜ヶ崎の労働者・野宿者に対して失礼で横柄な態度をとる商店も結構あるようなので、そういう店が襲われるのは当然、という面もあるかと思います。
おそらく釜ヶ崎労働者・野宿者による略奪もない訳ではないとも思いますが(どこにでも、釜ヶ崎にも、いろんな人がいるはずだから)、そのあたりはもう少し丁寧に考えたいなと思いました。
(略)
昨日から 西成警察が4人で
ひとりの労働者に暴行をくわえたことを端緒に
西成警察署のまえで 抗議がおこなわれていて
夜おそくには 逮捕者がでるほどの騒ぎになっていた
今日ニュースをしった
イタリアの国営放送のディレクターが たまたま
やってくるということになっていたが
急遽 待ち合わせ場所が西成警察署の前になった
とことこ出かけて行くと
200人あまりの人だかりで
警察の前で マイクをもって あじっている人がいる
玄関のまえには 盾をもった機動隊
(この役は 新人の若者たちの仕事だそうだ)
建物の上階部には カメラがならび
見下ろしている警察官がたくさんいる
通りすがりの人は なんやなんや というかんじで
みており ときおり車も通行していく
新聞記者数名にあうが
テレビは来ていない
外国人や 若者の姿もみえる
緊張感はあるのだろうが すこし離れて
みていると おじさんたちが親しげに声をかけてくれ
歌をきかせてくれたりする
それから 店にもどって 自転車に色をぬったり
夕食をつくっていたら
イタリア人たちが3人もどってきた
ひとりのカメラマンはまた現場にいった
残ったイタリア人は ギターを弾きだし すごくいい声で
イタリアの歌をうたいだした
ケータイが鳴って 暴動になった知らせがはいり
イタリア人たちは現場へ走って行った
そのあと 12名ほどの逮捕者がでた ということを
帰ってきたイタリア人から聞いた
いろんな見方があるだろう
暴動といっても かつてほどのものではない という釜ヶ崎の人もいた
西成の労働者の抑圧がまだこんなにあるんだ と感想を述べる人もいた
わたしの感想としては
警察と労働者のあいだの 溝がとても深いことを感じて
対話のテーブルにもつけていないことが
どうしてなんやろう と
おそらく 警察と釜ヶ崎の関係だけではなく
社会と釜ヶ崎の関係の分断がこんなかたちで
現れるのかな と 思ったり
機動隊があおれば すぐに 勃発する
そんな感じだったが なんのために あおるのやろう
みせしめの逮捕者をだすため?
それでは 解決の糸口などみえてこなくて
ますますこじれるだけだと思うのだ
釜ヶ崎でのはじめての夏は こんな感じではじまった(略)
25時に仕事をおえて
終わったであろう暴動のあとをみようと思って
自転車をはしらせた
機動隊が並んでいる
あれ と思ったら 西成警察のすこし離れたところはひとだかりで
自転車が山積みになって 路上を封鎖している
2カ所封鎖されていて
その向こうは闇
それは 盾
機動隊が道路を全面に並んでいる
うしろには まぶしい光が2灯
盾のうえにぴょこんとでている提灯が指揮官だと教えてもらう
そして 投石をしているのは10代の若者たちと
ひとりの青年だけで
まわりは みているだけ
ときおり 放水される
びしょぬれになった知り合いにあう
わたしもときどき「放水や」のこえで
濡れないように走ったりした
2時間ほど経過しても
いっこうに 変わらない
若者たちが ただ暴れたいだけで
投げているのだろう
でも 機動隊はわたしたちの税金で働いている
釜ヶ崎の人たちは ただ傍観しているだけだ
警察にリンチされた被害者のために
警察が謝罪せよ というのが目的だとしたら
この まんじりともしない状況は
なんだか とてもむなしくおもえる
さっさと機動隊が撤収したら この騒ぎはおさまるだろうに
若者たちが 投げつけたい気持ちは わかるが
自分たちの税金の盾にむかって 投げつけても仕方ないのに
おなかもすいてきて 27時すぎに帰って
知り合いと中華料理を食べに行った
しばらくすると 電話が鳴って そこにいた人も
数人やってくる
騒ぎは 近所のドヤのオーナーが
「うちに泊まっている人たちが明日の朝こまるやんか」といって
封鎖の山になった自転車を一台いちだい なおしだして
それで終わったそうだ
- 釜ヶ崎・西成警察の暴行と労働者の抗議に沈黙するメディア/レイバーネットML から - 薔薇、または陽だまりの猫
- Japan Indymedia: 釜ヶ崎〈暴動〉| resistance action against police in Kamagasaki
- 釜ヶ崎で労働者300人集結、西成署を詰める - Spiders’ Nest :: フリーター全般労働組合
- ブログ旗旗 » 釜ヶ崎で暴動が発生中―事態の概要 - 旗旗
- 2008年釜ヶ崎暴動 - 反戦と生活のための表現解放行動
- In the Shadow of G8: Repression and Revolt in Japan - 325collective
08-06-10
■[Queer][Survival] イラン国籍ゲイ青年・メフディさんの難民申請受理される
d:id:gnarly:20080221#p1 および、 d:id:gnarly:20080317#p3 でお知らせしたメフディさんについて続報、英国政府が難民申請を受理したとのこと。
今回の英国政府の判断がメフディさんの処遇だけにとどまらず、先行事例であり現在も在留資格再考中の立場におかれているペガーさんのケース d:id:gnarly:20070825#p1 や、今後「セクシュアリティを理由とした生命に関わる重大な人権侵害」から逃れるために止むを得ず難民申請する他のひとびとについても、ひとしく申請の受理がなされるきっかけ --歴史的な「前例」-- になるとよいのですが。
メフディさんのケースのほうがこれだけスピーディに解決したのも、国内外両面からの集中的な注目があったことが大きく作用しているといえます。かれのケースはEU議会でも取り上げられて英国政府の姿勢に非難が向けられ、英国内の新聞が同ケースを取り上げたことで国民の注目を集め、地元の国会議員Simon Hughes氏の積極的な働きかけがあったことも影響しています(Simon Hughes氏は自身がバイセクシュアルであることを認めています)。
08-06-02
■[Action][Rights][Survival] 「国際交流インフォセンター/国際交流キャンプ札幌実行委員会」事務局からの、緊急のお願いです
札幌でキャンプがやれるかどうかの、最終調整段階に入りました。
この二、三日中が勝負となりそうです。
場所を提供してほしいという要請のメールやFAX、電話などを、札幌市、北海道へ
届けてください。
援護射撃よろしくお願いします。
要請の言語は電話以外なら日本語にかぎらずオッケーだと思います。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(以下転送歓迎とのことです)
迎え入れるための、「国際交流インフォセンター」、
「国際交流キャンプ場」の設置、運営を目指して
活動をつづけてきました。
国内外の人びとを迎えいれようという趣旨のもとに、
公共施設を使用できるよう訴えてまいりました。
積極的な回答をいただけず、現段階になっても
場所が決定しておりません。
サミットに提言活動をするために集まる人びとは、
過度に監視・警戒の対象とされています。
特に、土地に不慣れで文化背景の違う人びとには、
法律・条例や臨時規制等の情報を提供する窓口が必要です。
適切な情報を得ることができない人びとが散り散りに
行動をしていると、不当な人権侵害を受ける危険性も
高くなります。地元住民や訪問者が相互に繋がりをもち、
対話をし得る機会を作ることが必要です。
わたしたちは不要な衝突や混乱を避けるために
国内外の人びとに安全な宿泊施設と情報窓口を提供
するように訴えていきたいと考えています。
そこで、みなさまに緊急のお願いです。
札幌市長、札幌市総務局サミット支援担当部、北海道知事(知事政策部知事室道
政相談センター)、北海道知事政策部北海道洞爺湖サミット推進局宛に、
「キャンプ設置場所を提供してください」
などのお願いの声をお寄せください。
インフォセンター、キャンプ場の趣旨については、下記の実行委員会のブログを
ご覧いただければと思います。
http://2008camp.blog43.fc2.com/
出会いと交流の場としての、インフォセンター、キャンプをぜひ実現したいと願
っています。みなさまのご支援をお願いします。
国際交流インフォセンター/国際交流キャンプ 札幌実行委員会 共同代表
竹村 泰子(札幌YWCA)
花崎 皋平(著述業)
森山 軍治郎(専修大学北海道短期大学)
※以下、みなさまのお声のお届け先として、ご参照ください。
札幌市市長 上田文雄
http://www.city.sapporo.jp/city/mayor/mail/index.html
http://www.city.sapporo.jp/summit/mail3.html
FAX:011-218-5192
電話:011-211-3103
北海道知事 高橋はるみ (北海道知事政策部 知事室道政相談センター)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/toiawase/index.html
北海道知事政策部 北海道洞爺湖サミット推進局
chisei.summit1@pref.hokkaido.lg.jp
電話:011-204-5286, 011-204-5096