08-08-29
■[Rebel][Misc.] AK Press のウェッブログ
AK Press がウェッブログを開設した。出版物の情報や著者インタヴューのみならず、各地の催事や黒っぽいこといろいろ紹介するみたい。
Revolution by the Book : The AK Press Blog
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- Anarchism and Gays | Review by DOUG IRELAND - Revolution by the Book : The AK Press Blog
今年の春 AK Press から出た本、現時点では未読。新宿IRAに一冊置いてあるのを知ってるがそれは売り物じゃない。
08-08-20
■[Rights][Survival][Ethics] 「トランスジェンダーではないひとが有する特権」をあぶり出す、28の質問
The Transgender Boardsが配布している シスジェンダー(非トランスジェンダー)特権チェックリストThe Cisgender Privilege Checklistを教えてもらいました。
ここで使われている「シスジェンダー」は、「トランスジェンダーではない人」のこと。「シス(cis-)」とは「こちら側の」、「トランス(trans-)」の対義語。
cisgender・シスジェンダー−Anno Job Log
ひとくくりに大ざっぱに「性的少数者」と言いますが、トランスジェンダーと同性愛者・バイセクシュアルは大きく違います。
たとえばMtFトランスジェンダーに対して、シスジェンダーのゲイは完全な強者、マジョリティです。
僕もトランスジェンダーの知人はいるけれど、トランスジェンダー・性同一性障害の人たちがこの社会で抱える困難や生き辛さが分かっているとは思えません。
しかし、トランスジェンダー・性同一性障害の人の直面する生きづらさが理解できない、というのは、例えば僕が「トランスジェンダーや性同一性障害の人たちの困難な境遇を分かっていない」せいでしょうか。
「男」「女」の制度に適応できているシスジェンダーの僕が、自分自身の《恵まれた境遇》について分かっていない、「この世がどれほどトランスジェンダーでない人にばかり都合よくできているか」を自覚できていないせいでも、あるんじゃないか。
この「非トランスジェンダーの特権」については、ひびのまことさんが指摘しています。
「トランスジェンダーではない人」の社会的特権ーThe Non-Trans Privilegeーーばらいろのウェブログ(その2)
「トランスジェンダーの生き辛さや困難について教えてください」
というまえに、
「非トランスジェンダーはどんな特権を持っているのか?」
をチェックしてみてください。
と、いうのが、この「非トランスジェンダー特権チェックリスト」です。
つづきはRy0TAさんの頁 d:id:Ry0TA:20080820:121922684 で。
08-08-19
■[Rebel][Rights] 3人の不起訴処分(起訴猶予)勝ち取る!
以下メールより転載。
3人の不起訴処分(起訴猶予)勝ち取る!
7/5の「チャレンジ・ザ・G8サミット・1万人のピースウォーク」で不当逮捕された4人のうち、不当勾留され、7月16日に処分保留のまま釈放されたサウンドデモの3人について、昨日8月18日に不起訴になったことがそれぞれの弁護士により確認されました。
処分決定は14日(木)だったとのことですが、連絡は18日(月)でした。
札幌サウンドデモ7・5救援会としては、「不起訴処分要請書」に賛同を寄せていただいた270団体をはじめ、この不当弾圧の行く末を注視してくださっていた全国のみなさまのおかげであると深く感謝し、あらためてG8サミットの過剰な警備体制、憲法で保障された表現の自由への侵害、そして3人の人権侵害を訴えたいと思います。
不起訴処分の主文は「起訴猶予」とのことで、無罪であるという「嫌疑なし」や「嫌疑不十分」ではなく、警察のメンツを立てたものと推察されます。
さらに、当初、7月いっぱいに処分決定と言われたものが担当検察官の不在と言う理由で8月14日まで延びました。
まったく不当な逮捕からきょうまで、3人が精神的にも、生活、仕事の面でも蒙った不利益、人権侵害を私たちは重く受け止めています。
それに対して見せしめのような逮捕、証拠物件書類が用意されていないなどずさんな警察の対応、処分保留の釈放から不起訴処分まで1ヶ月も要した検察の放置としか思えない扱いなどその人権感覚の軽さ。
同じピースウォークを歩いた者として忸怩たる思いです。
しかし、この状況にめげることなく、これからも声をあげ、歌って、笑って、書いて、描いて、踊って、歩いて、連帯して、自由な表現をしていきましょう!
長くなってごめんなさい。
以下、日程記録です。
7月5日の不当逮捕。11日間に渡っての不当勾留。
・12日に「3人を取り戻すぞ!デモ」、さらに、18日に集会、19日からの連続10日間デモを準備。
15日、勾留理由開示公判での当該と弁護士のみごとな弁論
16日朝の処分保留のままの釈放
19日「3人を取り戻したぞ!デモ」
20日 7月いっぱいには処分を出すとの検察官の言葉を受け、「不起訴処分要請」団体賛同署名開始。
28日 243筆を札幌地検に持参したところ、担当検察官が1週間の不在とのこと。
8.4日さらに1週間の不在と言われる。
13日 最終270筆を地検に持参。直接、担当検察官とは会えなかったが「嫌疑なし」(無罪)を主文とする不起訴処分にと訴える。
14日 不起訴処分決定。主文は「起訴猶予」。
18日 3人の担当弁護士がそれぞれ確認。
と、こうして整形編集してる間に救援会ブログにも不起訴決定報告がアップデートされました。
■[memo] 婦人補導院について
婦人補導院(ふじんほどういん)とは、売春防止法第17条に基づく補導処分がなされた満20歳以上の女子を収容し、これを更生させるために補導を行う施設であり、法務省の設置する矯正施設の一つである。
補導
売春防止法による補導処分は、刑事裁判の判決に基づくものではあるが、刑法第9条にあげられる「刑罰」ではない。売春防止法第5条に定める「勧誘等」の行為をした者は、6ヶ月以下の懲役または1万円以下の罰金に処するものとされているが、裁判所は同条の罪に係る懲役の執行を猶予するときに、補導処分をとることができる。これは、社会復帰にあたり、再び売春を行うことなく自立するための指導が必要とみなされた場合である。補導処分の期間は6ヶ月間と定められている。
婦人補導院では、明るく開放的な環境の下、まず売春に対する価値観と態度の変容を目標として指導や面接を行うほか、さらに裁縫、炊事、園芸等の作業を通じ生活技術の習得や勤労意欲の喚起を図り、生け花などによる情操面での指導を行っている。医療では、特に性病の治療に重点を置いている。また、退院後の環境に恵まれない入院者が多いので、関係機関との連携を取っている。
- 婦人補導院法第2条(補導)
婦人補導院で行う補導は、規律ある生活のもとで、在院者を社会生活に適応させるために必要な生活指導及び職業の補導を行い、並びにその更生の妨げとなる心身の障害に対する医療を行うものとする。
第2項 在院者に対する生活指導は、相談、助言その他の方法により、婦人の自由と尊厳とを自覚させ、家事その他の基礎的教養を授け、その情操を豊かにさせるとともに、在院者が勤労の精神を身につけ、その他自主自立の精神を体得するように、これを指導するものとする。
第3項 補導は、在院者の個性、心身の状況、家庭その他の環境等を考慮して、その者に最もふさわしい方法で行わなければならない。
勧誘等
補導処分の対象となる「勧誘等」とは、売春をする目的で、公衆の目に触れるような方法で勧誘をしたり、客待ちをしたり、あるいは公共の場所で人につきまとったりするような行為である。店舗を構えてその従業員として売春をした場合、売春それ自体は禁じられているものの罰則規定はなく、当該従業員が刑事処分の対象になるわけではない。勧誘等をなすのは、いわゆる「街娼」であり、近年はその数を減じている。
現況
婦人補導院は、1958年(昭和33年)の売春防止法改正に伴い、東京、大阪および福岡に設置された。新規収容者は、1960年(昭和35年)に最大の408名に上ったが、1982年(昭和57年)からは1桁にとどまっている。平成に入ってからは、1989年(平成元年)に4名、1990年(平成2年)3名、1991年(平成3年)2名、1995年(平成7年)1名および2005年(平成17年)1名となっている。収容人員の減少から、現在では、東京都八王子市に東京婦人補導院が八王子少年鑑別所に隣接して残されているのみである。同婦人補導院の職員の2006年度(平成18年度)予算定員は6名である。
via wikipedia:婦人補導院
(略)
小西六でマンドリンクラブを立ち上げた父は慰問活動に力を入れます。八王子でも同様の組織をつくり、栃木刑務所(女囚刑務所)に呼ばれました。その刑務所長が三田つね子。女性官僚のトップランナーで、全省庁でただ一人の部長級キャリアでした。
彼女の次の赴任地が偶然にも我が家に近い東京(八王子)婦人補導院。売春防止法違反を犯した女たちの矯正施設です。父はここで、矯正の一環としてマンドリンを通じた音楽情操教育を任されたのです。その日、なぜ母が居たのか(多分、院生の作品のバザー準備ではなかったか、と思っています)、はっきりしないのですが、父とは別に行動し、ぼくは院の防火用水で泳ぎました。母が「飛び込みを見せて」というので、今度は近いところにもぐろうと思いました。そのため水底に頭を打ちつけ、コブタンを作ってしまいました。以後、しばらくぼくは飛込みが苦手(水泳はまずまず。足から先に泳ぐならオリンピックか、という変なやつです)でした。
なんてことを書こうと思っているわけではありません。婦人補導院のことです。ぼくはこの日から、院の行事に、父に従って参加するようになったのです。
主要な行事は新年会、ひな祭り(これを行事にするのは疑問ですが)、盆踊り、クリスマスです。当初はパーカッション。といえば格好いいか。カスタネットやタンバリン、トライアングルでのマンドリン演奏参加です。盆踊りでは主役に近く、小さなやぐらにただ独り登って、大太鼓のバチをふるいました。
いうまでもなくほぼ全員が女性。男性は父とぼく。男性警備員が二人いましたが、行事のときでも姿を見せませんでした。やがてぼくも院生に混じってマンドリンを弾くようになり、長じては、覚えたフルートで、行事におけるマンドリンクラブの演奏に花を添えました。この活動は高校2年まで続いています。
なぜ手を引いたのか。言い出したのはぼくですが、すぐ父も理解しました。受験準備などということではありません。院生がぼくを男としてみるようになったからです。クラブ員(合同練習があったので、問題は感じませんでした)以外の院生のざわめき、ささやき、視線が厳しいものになってきたのです。院長もこれをすぐ理解しました。
三田つね子、彼女はそのころ、男女平等、女権回復におけるマスコミの寵児になっていました。このテーマの放送には欠かせない人物で、女性の力と、ガラスの天井(女性が味わう見えない差別)について、とうとうと語る人でした。彼女がぼくになにを期待したのか、明確にはわかりませんが、ぼくが長ずるにつれて、院長室に呼ばれ、茶飲み話をされるようになりました。
「美しい曲ね、音楽は性別を超えているから、素敵なのよね」などという話(これには異論がありますが)から、ぼくが期待されていることがそれとなくわかってくるようになります。
ある日、院生の退院に出会いました。ポーチからクルマで八王子の駅に向かうのですが、25、6の院生が何度も腰を深々とかがめて挨拶していきました。見送りのぼくも、皆に合わせて拍手して送り出しました。クルマの影が見えなくなると、隣りで拍手していた院長が、ぼくの肩を叩いて、院長室に招きました。
「あなたならわかってくれると思うから、お話します。彼女は立派に退院しましたが、これから先、どうやって生きていくと思いますか」「……」「もし彼女を尾行したとすれば、1週間で捕まり、一ヵ月でここに戻ってきます」。
あまりにすごい話で、ぼくの頭はぐるぐる回りました。突込みができる話でもなく、やっと一つの質問にたどり着きました。「その確率って、どの程度なのでしょう」。「ちゃんとした統計はありません。でもわたしは7〜8割だと思っています。言うまでもなく彼女たちが悪いわけではない。ほかに生きていく方法がないのです。更正の道を探っても埒が明かず、昔の人脈に頼るしかないからです」
この時点で、ぼくは院長が言おうとしたことのすべてを理解しました。でも、それだけではあまりにも悲しいので、ここで何年も見てきた矯正事業、ミシンやレース網、その他の手仕事。母がバザーで少しでも貢献したいと思っていたことについて聞いてみました。「ああした社会復帰事業って、役には立たないんですね」「そのとおりです。だからわたしは、ここにマンドリンクラブを作った。わかってくれますか」
三田つね子は、ぼくがわかってくれると思ったから、こういう話をしたのです。で、ぼくもそれがわかっていたからこういう質問を返したのです。父と院長とはその後も交流を続け、作家・佐藤愛子(院長の友人)の息子にマンドリンを教えたりしています。数年後、三田さんは退官し、『青衣の下の性』という著述を刊行しました。ぼくは大学生協でこの本が平積みになっているのを知っていましたが、買うのをためらいました。
時代を前に向けて変革しようとしているときに、読むべき本だろうか。ぼくは三田さんに別なことを託されていたのではないのか。そう考えたからです。女性が置かれている社会的条件、性を売るに至った女性の社会・経済環境。それらをどう変えていくか、ということです。そのころ、ちらりと考えていたこと。それが彼女から生まれた子どもたちのことでした。
(略)
成人の女性が売春を行って摘発された場合、これは売春防止法違犯という立派な犯罪です。こういう場合、起訴されて有罪となれば懲役なり禁錮なりの実刑が下されるのが普通。ところで売春防止法違犯には一般の罰則の他に「補導」という処分も用意されています。裁判の結果がこの補導処分である場合、女性の行く先は刑務所ではなく婦人補導院になります。
罰則の他にわざわざ補導処分が設けられている理由は、摘発された女性の「売春の習性を矯正し、完全な社会復帰を図るため」という事だそうです。売春の "習性" ってところがなんじゃそりゃですが、ともかくそういう事になっています。
そういう訳で婦人補導院への収容は、刑罰ではありません。しかし、刑事裁判の結果下されるものですので、刑務所への収監と同じく検事が収容指揮書を発行し、それによって検察事務官、警察官、あるいは矯正職員(ここでは婦人補導院の職員)が収容執行するという形式を執ります。
またこの施設も矯正教育機関であるにより、対象者は施設に強制的に収容され、そこで規則的な生活を送りつつ教育を受ける事になります。従って、収容を実効あらしめるために職員には幾つか強制権が与えられています。
鑑別所や少年院では、強制権の中核として手錠の使用が挙げられていた訳ですが、婦人補導院の場合は「保護具の使用」となっています。すなわち、婦人補導院の職員は、在院者が暴行または自殺するおそれがある場合、院長の許可を得て保護具を使用する事ができます。少年院や鑑別所での手錠の使用と違い、単に「逃走のおそれ」があるだけでは使用できないようです。
ところでこの保護具なるもの、法律を見ると「その形式は法務省令で定める」となっているので省令も見てみました。が、いわく言い難い形状で、どう使うのかもよく分かりません。材質は皮、要所に水色のフェルトを張り、一見ベルトのような感じですが…。保護具という事なので、身体の自由を拘束するのに使うんでしょうけど、具体的にはどう使うんでしょうね?
また、在院者が逃亡した場合は、逃亡後48時間以内に限り職員に連れ戻しの権限があります。その期間中に連れ戻せなかった場合は、検察官から連戻収容状を発行してもらわなければなりません。補導処分は刑事裁判を経て課される処分ながらも刑罰ではない行政処分なので、連戻状の発布元も裁判官ではなく法務当局、すなわち検察官となっています。
この他、婦人補導院の長は必要な援助を矯正職員、警察官その他の公務員に求める事ができます。またこの場合、警察官に上記連戻状を交付して逃亡者の収容を頼む事もできます。
が。色々書いてきたものの、このごろは収容者も極端に少なくなり、施設自体も昭和60年の数字で1施設、その在り方には検討の余地があるようです。もちろん、売春そのものは決してなくなっておらず、売春の罪で検挙される成人女性というのもいます。それなのになぜ?といいますと、実は補導処分に付される女性というのは街角で自ら勧誘する「街娼型」(これはこれで凄い表現ですが)の売春行為を働いた女性だけで、 "買う" 人間の電話を受けてから "売り" に出向く「派遣型」は含まれないそうなのです。自分で勧誘するかどうかが要点となっているようですね。ここで、最近の売春のケースとしては「派遣型」が大半のため、検挙されても補導処分には付されず、よって売春はなくなってないながら婦人補導院に入る人間は減る一方……なんだそうです。
- 平成 元年版 犯罪白書 第4編/第3章/第2節/6 婦人補導院
- 平成 2年版 犯罪白書 第2編/第3章/第5節 婦人補導院
- 平成 3年版 犯罪白書 第2編/第3章/第5節 婦人補導院
- 平成 4年版 犯罪白書 第4編/第3章/第3節 婦人補導院における処遇
- 平成 5年版 犯罪白書 第2編/第3章/第1節 5 婦人補導院における処遇
- 平成 6年版 犯罪白書 第2編/第3章/第1節 5 婦人補導院における処遇
- 平成 7年版 犯罪白書 第2編/第3章/第1節 5 婦人補導院における処遇
- 平成 8年版 犯罪白書 第2編/第3章/第1節 5 婦人補導院における処遇
- 平成 9年版 犯罪白書 第2編/第5章/第3節 3 婦人補導院における処遇
- 平成10年版 犯罪白書 第2編/第4章/第5節 婦人補導院における処遇
- 平成11年版 犯罪白書 第2編/第4章/第5節 婦人補導院における処遇
- 平成12年版 犯罪白書 第2編/第4章/第5節 婦人補導院における処遇
- 平成13年版 犯罪白書 第2編/第4章/第6節 婦人補導院における処遇
- 平成14年版 犯罪白書 第2編/第4章/第5節 婦人補導院における処遇
- 平成15年版 犯罪白書 第2編/第4章/第5節 婦人補導院における処遇
- 平成16年版 犯罪白書 第2編/第4章/第5節 婦人補導院における処遇
- 平成17年版 犯罪白書 第2編/第4章/第5節 婦人補導院における処遇
- 平成18年版 犯罪白書 第2編/第4章/第4節 婦人補導院における処遇
※19年版では第2編/第5章が更生保護状況の報告だが、「婦人補導院」についての項目はなく、直接言及されていない。
(略)
女子の犯罪で最も多いのは、窃盗、万引き、ついで横領、遺失物等横領、傷害、詐欺、住居侵入と続く。特別法犯としては、毒劇法違反、覚せい剤取締法違反、風営適正化法違反と続く。
女子犯罪は、面白いことに、少年犯罪と酷似する。
特殊な犯罪として、「売春」という犯罪がある。この犯罪は女性が処罰されている。売春は、誰が被害者か。女子が処罰されるということは、「男」が被害者なのか。「女性の保護や性道徳、さらには、善良の風俗」を保護法益と解すると、女子が処罰されることはおかしい。
この売春防止法にもとづき、婦人補導院が置かれている。しかし、平成7年から17年まで1人も収容されていない(現在婦人補導院は、八王子のS大学のそばに1庁だけある。)。
売春防止法は、「売春をし、又はその相手方になってはいけない」(第3条)と規定しているが、普通に行われる売春に対しては、罰則規定がない。
売春防止法は、第5条で「売春をする目的で公衆の目に触れるような方法で客待ちをしたり、勧誘するため公共の場所で付きまとう行為」をすると、6月以下の懲役、1万円以下の罰金に処せられる。
若くて、きれいな女性は、待っていても客はくる。60歳近くなると待っていては客が来ない。そこで町に出て「お兄さん遊ばない」と声をかけると、6ヶ月以下の懲役になる可能性がある。
しかし、裁判をすれば執行猶予がつく。普通の犯罪であれば、執行猶予は社会内処遇であるから、外に出られる。女性の売春ということで、補導処分として婦人補導院に入れられる。たとえ6ヶ月といえども自由を束縛され、収容されることが小生には納得できない。
女性は、金を求め、男性は、女性の身体を求める。両者の欲望はともに満たされる。被害者がいない犯罪。これに国家権力が介入して女子だけ処罰する。保護法益を前述したものと解すれば、処罰するなら両者を処罰すべきである。(略)
朝日新聞の多摩版(2008年2月22日 朝刊)の話題から。
昭島市長が、現在利用されていない昭和記念公園の西側一帯にある広大な国有地(立川基地跡地)に、大規模刑務所を建設することを正式に了承したそうです。
場所は、昭和記念公園の玄関口、JR西立川駅から約350m程の所にあります。
以下、昭島市の土地利用案の引用です。(カッコ内引用)
「跡地中央を貫く都市計画道路をはさんで、北西に法務総合センターと財務省の国家公務員宿舎、南東に都が計画する残堀川の調節池(現在は国営昭和記念公園内に暫定設置)と公園施設を置く。関係者によると昭和記念公園拡張を国に働きかける方向で検討しているという。跡地南端は民間利用を想定する。」
昭島市が受け入れたのはつぎのような懸案事項に合意をみたためのようです。(カッコ内引用)
「跡地南側のJR青梅線・東中神駅の橋上化と自由通路、北口駅前広場の整備費用に加え、基地跡地内の道路、上下水道などインフラ整備費用の地元負担分を同省(*)が肩代わりすること」により、「懸案だった同駅周辺の整備にめどがついたことも決め手になった。」
(*)法務省
「国際法務総合センター」と聞くと、イメージ的には法務局総合庁舎のような感じを思い浮かべますが、どんな施設なのかくわしく見てみたいと思います。概要図はこちら。(PDF)
「国際法務総合センター」は、要するに、関東や神奈川の医療少年院ほか八王子少年鑑別所、八王子医療刑務所などいくつかの刑務所を1つに集約した施設ということになります。
具体的な建設予定施設は以下の9つの施設になる見込みです。
▽アジア極東犯罪防止研修所(府中市)
▽矯正研修所(府中市)
▽矯正研修所東京支所(中野区)
▽公安調査庁研修所(渋谷区)
▽八王子医療刑務所(八王子市)
▽関東医療少年院(府中市)
▽神奈川医療少年院(相模原市)
▽八王子少年鑑別所・東京婦人補導院(八王子市)―の各機関。
大規模施設となるため、広大な敷地が必要ということで、現在利用されていない「昭和記念公園」横の広大な国営地に白羽の矢がたったということ訳です。(略)
08-08-14
■[scribble] Armadillidium everywhere.
452 名前:Mr.名無しさん :03/12/20 03:11
ああああああああああああああああああ
なんでわかんねんだよ!
ダンゴムシにはダンゴムシの生き方があるの!
なんで日の当たるところに引きずり出そうとするんだよ!
卑屈になってんじゃねえんだよ!
石の下は湿っててひんやりして気持ちいいんだよ!
つつかれたら丸まるのは自分の意思じゃねえんだよ!
遺伝子で決まってるんだよ!ペンギンに空は飛べないの!
via 名コピペ備忘録: ある毒男の叫び
_ -──ァ─‐- 、 _
, イ ダンゴムシはいつも出かける準備をしていて
// // / / , ----- \
// / / / / それだけで一日が終わってしまう虫なの。
// / / / / / / , ‐''" `ヽ
/!| | / / / / / _/ _ -──‐-ヽ
'//! |/| /| / / / / _, ‐''" \
ノ川' |! レ' |/ |/! / / , ‐'" ヽ
 ̄7兀十f‐-L_レ'/ / / !
/ハ!/||///rァ/TT7/ ___ |
/ !// ////i' || / __r''" `ヽノ
′/ / // || \ 厂/______ ┤
′ ! ||`ー┬┬-┬イ{厂 /__
|| || L! ヽ乂___,r─' ̄ ̄ヾ、
` ||ヽ ′ `
|!
08-08-08
明日の催しものいくつか紹介します。
■[Queer][Action] QueerAction8.9
2008.8.9(土)に性的少数者のアクションをします。
●デモ 区立新宿公園(二丁目にある公園です)集合13:30 デモ(二丁目一周)出発14:00 デモ終了15:00
●交流会 新宿某所 15:00-19:00
☆デモコース:新宿公園〜新宿2-15-1角左〜新宿1丁目北左〜(靖国通り)〜新宿5丁目左〜(明治通り)〜新宿3丁目左〜(新宿通り)〜新宿2-7-1角左〜新宿公園内
賛同人
(2008.7.27現在)
・井形和正(一橋大学大学院)
・ウミサチヒコ(世直し老人党)
・Esaman(Ainu puyarA)・Cafe LETS
・Queers Association
・小西誠(社会批評社代表)
・佐野卓志(NPO法人ぴあ理事長)
・攝津正(Queers Association、Project Linda)
・高幣真公(APWSL(アジア太平洋労働者連帯会議)日本委員会)
・田中和恵(日本基督教団幕張教会)
・なすび(山谷労働者福祉会館活動委員会)
・folle
・Project Linda
・変態革命軍(punk jazz unit)・無為トシテノ革命 革命トシテノ無為
・「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会email : tadashi_settsu(AT)yahoo.co.jp
via QueerAction8.9
■[Survival][Rights] イベントカレンダー
山谷の夏は祭りでワッショイ!!
- 飲んで、食べて、歌って、踊って、連帯しよう! 8・9山谷夏祭りへ!!玉姫公園に集まれ!!---
●日雇・野宿の仲間たちの闘いに心を寄せる皆さん!
今年もまた、山谷夏祭りが近づいてきました。
寄せ場の夏まつりは、飯場仕事などで、離れ離れになった仲間たちが、この時期に、山谷で再会したり、旧交を温める場でもありました。
今では、隅田川、浅草、上野など「山谷圏」で野宿する仲間たちも集い、祭りを通して、一緒に汗を流し、飲んで、食べて、歌って、踊って、英気を養い、心を通わせ、団結する場として、取り組まれてきました。
特に昨年からは、共同炊事(毎週日曜日)の新たな試みをふまえ、100人以上の仲間たちが寄り合いで話し合ったり、すべての取り組みのさまざまな役割を担い、また新しい支援者・グループも屋台を出したり、例年にない充実した夏まつりとなりました。
また、ここ1年で見れば、昨年12月の集団野営(墨田区役所前テラス)を突破口として、何度にもわたる生活保護集団申請行動が、文字通りの「生存と居住の権利」を取り戻す闘いとして、すでに100人を超える仲間、路上からアパートへの道を踏み出しています。一方、今年3月には、白手帳保持者へのモチ代(年末一時金)廃止という東京都の一方的な切捨て政策に対して、東京都に向けた反撃の闘いが開始され、現在も質問状に対する誠意ある回答を求めている渦中にあります。
そしてこの間、世界の富を独占し、貧困や環境破壊を押し付けるG8サミットの日本開催(北海道・洞爺湖)に抗して、東京ー北海道を貫いて、集会、デモ、キャンプなどに参加してきました。さらに、来日したフランスNOーVOX(声なき者、持たざる者)の仲間たちも、反G8の行動のみならず、山谷、釜ヶ崎、名古屋・笹島などの、寄せ場をめぐり、ともに行動するなかで、連帯の絆を確かなものにしてきました。
こうした成果は、新自由主義による貧困と社会的排除、不公正の強制に対して立ち上がった各地の人々とつながる大きな力となるでしょう。私たちは、8・9山谷夏祭りを、この弱肉強食・優勝劣敗の社会に底辺・下層から風穴を開けるために、各地で行われる夏まつりともエールを交換しながら結び、連帯・交流を深める場にしていこうと準備しています。
ぜひ、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
●8/9当日のスケジュール(雨天の場合は、翌日(8/10)予定)
時間:夕方5時頃より9時頃まで
会場:山谷玉姫公園(南千住駅から徒歩10分、玉姫神社そば)
内容:共同炊事、乾杯、屋台(飲み物、食べ物)、ゲーム(商品付き)、パネル展示、映像、亡くなった仲間の追悼、舞台でカラオケ大会、ライブ(三味線、サックス演奏、フラメンコを予定)、盆踊り、などを予定。
----当日は、お誘いあわせの上で、気軽に来てください。----
●応援、参加を募集しています
夏祭り実行委員会に参加して、屋台や催し、準備〜撤収などを一緒に担ってくださる方
(次の、実行委会議は8月4日、午後7時半〜山谷労働者福祉会館です)
当日現場に直で、手伝っていただける方も歓迎です(お昼に山谷労働者福祉会館に集合、玉姫に直接でも可)
カンパも募っています。多くの人たちに広めてください。
●連絡先
8・9山谷夏祭り実行委員会
〒111 東京都台東区日本堤 1-25-11 山谷労働者福祉会館
電話・FAX:03-3876-7073 e-mail: san-ya@jca.apc.org
via 山谷夏祭り - LaborNet
■[Rebel] CAMPAIGN FOR JAPANESE DESTRUCTION TOUR / SEEIN' RED(from Holland.) + FRAMTID(from Osaka, Japan.) JAPAN TOUR 2008
8/9(Sat) 20000V, koenji, Tokyo.
act / SEEIN RED, FRAMTID, FUCK ON THE BEACH, VIVISICK, KRIEGSHOG, CARVANA ANARQUISTA, REDNECKS, NO VALUE
8/10(Sun) EARTH DOM, Shin-Ookubo, Tokyo
act / SEEIN RED, FRAMTID, GAUZE, AKUTARE, JHABARA, VOCO PROTESTA, ALLIANCE
total info : TEL/FAX : 06-6213-5773 e-mail : punkanddestroy(AT)s4. dion.ne.jp