09-06-30
■[Queer][Rebel][Bi] ストーンウォール:ゲイ・レヴォリューションのひきがねとなった暴動 - ラジオ・ドキュメンタリー、ホストはトム・ロビンソン
イギリス時間の30日夜10時半がいつなのかわかららないんですが下記のようなドキュメンタリー番組がBBC2radioで放送されるみたいです。
LONDON, June 29, 2009 – BBC Radio 2 is to air its major documentary Stonewall: The Riots That Triggered the Gay Revolution tomorrow (June 30) at 10:30pm.
Presented by Tom Robinson, the programme visits the Stonewall Inn as it is now to re-imagine the riots, and examines the legacy of this historic week of disturbances.
The one-hour documentary contains interviews with rioters, journalists and policeman who were there and explores what really happened and asks why, after decades of similar raids across the United States, it was Stonewall that exploded the most violently.
Stonewall: The Riots That Triggered the Gay Revolution finds out what impact the riots had on gay people around the world and asks, 40 years on, what we still have to learn from the events of that fateful summer week in New York.
“Radio 2 continues to commit to documentaries that reflect the world we live in and that deliver distinctive and thought-provoking content to our listeners, commented Lewis Carnie, head of programmes, Radio 2 and 6 Music.
“I’m proud that Stonewall is the first BBC in-depth documentary into the Stonewall Riots and delivers a remarkable look back at one of the most revolutionary moments in modern history.”
Using archive material and new interviews with those who were there, the programme provides an audio ‘snapshot’ of the riots in full swing.
Many believe that the gay rights movement began the night after the Stonewall Riots yet, prior to the riots, there was a growing resistance amongst the gay community.
Previously unheard archive interviews with late activists Craig Rodwell and Barbara Gittings reveal the transformation of the gay power movement.
In 1969, New York was in the middle of an election campaign and the Mayor, John Lindsay, was calling for a clean-up of the city’s bars.
With ties to organised crime, the Stonewall Inn was an easy target. But things soon turned ugly, as customers spilled out from the Stonewall Inn onto the street, a crowd of thousands gathered, forcing the police to retreat back into the bar, pursued by petrol bombs.
What followed was three nights of pitched battles between the gay community and riot police in the streets of Greenwich Village. The Gay Liberation Front formed just a month after the riots and soon became an international force.
In the programme, Peter Tatchell talks about how the riots spurred him on to become an activist with the GLF in London.
And, just three years after the riots, in 1972, US law changed to the effect that homosexuality was no longer considered a mental illness.
The programme pays a visit to the newly-refurbished Stonewall Inn to ask whether revellers feel like they have reached full acceptance. While the events of 1969 helped move gay rights forward, many still struggle to discuss their sexuality openly.
And the question is asked if there are still lessons to be learnt from that fateful night four decades ago. As the debate on same sex marriage continues to divide US politics, how far will the battle continue?
The programme consultant is David Carter, author of the book Stonewall: The Riots That Sparked the Gay Revolution.
Other contributors include Seymour Pine, the policeman who led the raid; and Howard Smith, the journalist stuck inside when the crowd turned on the police and attempted to set fire to the Stonewall Inn. There are also eye-witness from the rioters themselves and we learn how the rallying in subsequent months led to a sea change in gay rights activism and the establishment of the annual Gay Pride parade to mark the riots.
Presenter and musician Tom Robinson kick started his own musical career with the notoriety of Glad To Be Gay and rounded it off 20 years later with an album cheerfully titled Having It Both Ways.
He presents a BBC 6 Music show every Friday as well as 6 Music’s twice-weekly show for new music, BBC Introducing.
■ Stonewall: The Riots That Triggered the Gay Revolution is transmitted on BBC Radio 2 on, Tuesday 30 June 2009, 10.30pm. It will also be available on BBC iPlayer for seven days following transmission. A BBC spokesperson has confirmed to UK Gay News that those outside the United Kingdom will be able to access the programme. The programme was made for the BBC by the independent production company Somethin' Else and is produced by Jody Waldman.
- see also / これもみてね: トム・ロビンソン バイオグラフィー @Queer Music Experience.
トム・ロビンソンさんの詳細な来歴
■[Queer][Rights][Survival] 『WORKING TOGETHER 働く人のLGBT入門ハンドブック』が発行
働く人のLGBT入門ハンドブックが発行されました
発行元 WORKING TOGETHER編集委員会(PSI東京事務所・自治労・レインボーネットワーク)
『WORKING TOGETHER 働く人のLGBT入門ハンドブック』が発行されました。
発行元は「PSI東京事務所」「自治労」「レインボーネットワーク」が共同して作った「WORKING TOGETHER編集委員会」。
ハンドブック 目次
1 働くLGBT
3 諸外国の取り組み
4 働くLGBTの声
6 資料集
このハンドブックはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)当事者のために作られたものではなく、今までLGBTの労働問題について考えたことのなかった人に対して揺さぶりをかけるものです。
とりわけ労働運動に取り組む団体や個人が、もしまだこの問題について考えたことが無かったり取り組んだことが無かったとしたら、このハンドブックを読んで早急にアクションを起こしてください。LGBTがいかに働きづらい環境におかれているか、このハンドブックを読めばその実態がよくわかります。なぜならこの社会全体が、そして多くの職場が、異性愛を前提とし、身体的な性と心の性を同一視するのを前提としているからです。そしてその前提を元に、法律や職場の様々な制度が作られているからです。
LGBTの当事者は「いない」のではなく、「自分がそうだ」とは口に出せないのです。
「結婚しないの?」と聞かれたり、恋人のことを「友だち」と偽って紹介する同性愛者がいます。
差別的言辞に脅え、自己否定・自己嫌悪に陥っているLGBTがいます。
LGBTの労働問題とは、すなわちLGBTではない人たちの問題なのです。
ちなみに、ILO(国際労働機関)の条約で「雇用及び職業についての差別待遇に関する条約」というのがあります。ILO加盟国182カ国のうち168カ国がこの条約に批准していますが、日本は未批准です。
私がこのハンドブックを読んで特に良かったと思った箇所は、40代・自治体職員のレズビアンの声が紹介されたページです。
曰く、「(職場では)異性愛、婚姻(法律婚)、子産み子育てを前提とした発言は日常茶飯事」「労働組合ですら『結婚できる賃金を!』というスローガンが大会で堂々と語られたり、『組合活動のために婦人部で炊き出しを』と言われたことも」。
「今のメンバー限定の“働きやすさ”を、単身者、非正規雇用者なども含んだ幅広い“働きやすさ”にすることが、たとえ遠回りでも確実だと思います。カップル単位の認知を深めて異性愛法律婚との待遇差を縮めても、結局単身者を置き去りにするだけです。異性愛の法律婚や血縁関係にしか認められていない休暇や制度を、個々人の事情によって『近い立場にある重要な人』にまで拡大し、多様な人間関係をカバーすべきだと思います」
万人にとっての働きやすさ!生きやすさ!
「テメーだけ良ければそれでいい」というのは、私たちが最も唾棄すべきことなのです。
壱花花
ハンドブックの入手を希望される方は
miyama_akira@delta-g.org
まで
- see also / これもみてね: no title
09-06-25
■[BarefootGen] オバマだけど「はだしのゲン」読むよ(予定)
被爆者のこの壮絶な体験と、核廃絶への思いをだれがどう受け継ぎ、行動すべきなのか、ずっと考えている。被爆者は、いつかは必ずこの世からいなくなってしまう。
広島平和文化センターが頑張って被爆者の証言を記録に残している。それをも、誰がどう使うのか、これから課題である。今は、とにかく記録を残すこと。さんざん話しを聞いて来ている私でも、I さんの証言に衝撃をうけた。体験した者にしか語れないことがある。それを残すことは必要である。
貴重な体験を漫画という手段で世に知らしめてくれた中沢啓二さん。その英語版が完成した。彼の体験は、様々な、とくに核保有国の言葉に翻訳され、世界中に広がっている。
英語版の完成を記念して、出版激励会が開かれる。
英語版全10巻出版記念
『世界に飛びたて はだしのゲン』出版激励会 ご案内
謹啓 初夏の候 皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度「はだしのゲン」の英語版全10巻を完成にこぎつけました。
オバマ米国大統領の「核兵器のない世界」宣言は、核兵器廃絶に向けて大きな希望の灯りです。しかし、まだ課題も多く「はだしのゲン」の活躍は残念ながらまだまだ必要です。
プロジェクト・ゲンの「はだしのゲン」多言語化・翻訳は15年で18ケ国に達しました。
英語版全の完成を機に、原作者の中沢啓治さんや各国の翻訳者、ゲンのフアンの方々と
一堂に集って、いま一度「はだしのゲン」が世界を駆け巡って平和のメッセージを伝えるようにエールを交歓する会を行います。つきましては、是非ご出席頂き『世界に飛びたつ はだしのゲン』をご激励頂きますようにご案内申し上げます。
2009年6月
なお、オバマ大統領と娘さんに贈る「英語版 ゲン」に添えるゲン入り色紙に寄せ書きをします。
記
英語版全10巻出版記念『世界に飛びたて はだしのゲン』出版激励会
日時:7月26日(日)11時30分~14時30分
会費:大人 4000円 小・中・高校生 1500円
場所:広島メルパルク(広島そごう西隣) 広島市中区基町6-36(082-222-8501)
主催:プロジェクト・ゲン<代表:浅妻南海江 金沢市在住>
呼びかけ人: 広島平和文化センター理事長 スティーブン・リーパー 中国放送顧問 佐々木 典明 河野産婦人科クリニック院長 河野 美代子 広島映画センター 社長 牛尾 英隆
事 務 局:〒730-0853 広島市中区堺町1-2-9 貴志ビルF1 広島映画センター内
『世界に飛びたて はだしのゲン』激励事務局 082-293-2229 E-mail : info@h-eigacenter.co.jp
- see also / これもみてね: project gen
09-06-21 男も女もみんな死ね
そして真っ先に死ぬべきはわたしです><
男の足しになるような男の足しにされるような、ためにするための運動なんかやめちまえ。
去勢か
死か
、の
二択です。
see also:
http://d.hatena.ne.jp/gnarly/searchdiary?word=%2a%5bSCUM%5d
http://b.hatena.ne.jp/gnarly/SCUM/
09-06-18 ホスピスに入所したい
■[Queer][footage] 6.21~6.28 世界のクィア映画を上映 @東京各地
※転載転送歓迎
この6月 東京に
関西クィア映画祭の映画がやってくる!
http://kansai-qff.org/2009/TOKYO/
この6月、これまで関西でしか上映されて来なかった映画も含め、様々な生と性や生き方を描いた関西クィア映画祭の過去の上映作品が東京で上映されます。
日替わりで会場を変えつつ、一挙に上映します。
●Bプロ●6/21(日)15:30開場
<男子であること、胸があること
―6月パフナイトはトランス的特集>
映画「男子であること」
【作品紹介】
『男子であること』
原題:Boy I Am
監督:Sam Feder and Julie Hollar
トランスしても、前からのカノジョとうまくやっていけるの?男としてパスすると、レズビアン・コミュニティの一員でなくなるの?トランスして黒人男性になった時に受ける人種差別の方がひどいの?などなど、疑問を抱きつつ、3人のFtMが自分の言葉でトランスの道を語る。その話を通して、ホルモンを飲んだり、手術を受けたりして身体をかえることで、いかに生活の全てが変わるかを描くドキュメンタリー映画。
FtM本人、パートナー、友人の生の声をはじめ、トランス男性にまつわる複雑な社会的事情を学術的、クィア・コミュニティ的に考える。
上映時間:70分
製作:2006年 米国
字幕:日本語
言語:英語
サイト:http://www.boyiam.com/
【トークゲスト】
○フレイザー真実さん
名古屋大学大学院生。LGBTとアライをつなぐことで偏見の解消を
目指す団体2in20 nagoya代表。趣味はギター弾き語り。
【司会&トーク】
○遠藤まめた
パフナイトスタッフ。LGBTをめぐる様々な活動に首をつっこむ。
FTMだけど抹茶パフェくらいは(たぶん)注文できる。
※今回のトークはyou tubeでの公開はありません。
於 パフスペース(早稲田) 入場料 1000円
●Cプロ●6/24(水)19:30開場
<コミュニティーって誰のもの?>
映画「フェンスで囲われ追い出され」,
「商業主義をぶっとばせ!ー「ゲイ同化」へのクィアな応答ー」
例えば同性婚や同性愛者の議員の実現。例えば大企業によるゲイ系企画への出資。これらが大事なのは事実だけれど、それはクィアなギョーカイの中に沢山ある課題のうちの一部でしかない。業界内部の主流派の、つまり少数派の内部の多数派による「分かりやすい」LGBT運動が力を付ける一方で、ますます不可視化されているものは何だろう。
私たちの周りに実際にあるにもかかわらず、なかなか表には出てこない「もう一つのクィア・コミュニティー」を描いた作品を集めた、貴重なプログラムです。
作品はいずれも、米国の独立系映像メディアのネットワーク「ペーパータイガーテレビ(張り子の虎テレビ)」から配給を受けています。
【作品紹介】
フェンスで囲われ追い出され
公園。そう、若い貧乏なホームレスのLGBTQが集まる公園が、ニューヨークのクリストファーストリートにあった。そこは、長年にわたって人々が集まり、仲間と繋がり、交流してきた大切な空間だった。
2001年にその公園がフェンスで囲われ、追い出され、仲間たちが集まる場所が奪われた。この実話を描いたドキュメンタリー映画が『フェンスで囲われ追い出され』。
大阪でも、長居公園の野宿者が大阪市によって追い出される事件があったけれど、それのニューヨークのクィア版なのかもしれない。
(原題:Fenced Out/監督:Paper Tiger Television/21分/2001年/米国/英語/日本語字幕)
商業主義をぶっとばせ!ー「ゲイ同化」へのクィアな応答ー
資本主義に反対し、ギョーカイの外部だけではなく内部にもある権威主義にも反対し、直接民主主義とDIY精神(何でも手造り!セックストイも手造り!)を擁護する世界的なアナキスト系企画Queeruption。昨年の「トランス スペシャル」で上映した「ヘルプライン」も、Queeruptionのために創られた作品だ。
でも実は、そんな場にさえ、同性愛者中心/白人中心の傾向があった。それをどうやって問題化し克服するのか?ドキュメンタリー映画『商業主義をぶっとばせ! - 「ゲイ同化」へのクィアな応答 -』は、複数の世代の人たちで、そして複数の人種の人たちで、フェミニストで資本主義に反対するクィアな人たちで、皆で集まる場を創ろうとするときに起きた出来事を描いている。きれい事だけではなく、Queeruptionの不十分点と、そしてその問題を解決していくための話し合いや努力の過程も含めて、正直に多角的に描いているところが面白い。
(原題:Market This!-Queer Radicals Respond to Gay Assimilation/監督:Paper Tiger Television/28分/1993年/米国/英語/日本語字幕)
※映画2作品の上映後、交流会
於 Cafe★Lavanderia(新宿2丁目) 入場料 300円+1ドリンク
●Dプロ●6/26(金)18:30開場
<トランスジェンダーとバイセクシュアル>
映画「トイレのレッスン」「何でも聞いてみよう」
【作品紹介】
トイレのレッスン
一日に誰でも何度も使っている、トイレ。駅、学校、職場、公園、人が集まる所ならどこでもある、トイレ。必要なときに行かないわけにはいかない場所。これは女と男を隔離する場所でもある。その隔離を「安全性」や「使いやすさ」のためだと主張する人は、誰の安全性、誰の使いやすさを考えているのだろうか。
「男子トイレ/女子トイレ」に入るときに何のためらいも屈辱も感じず、「男女分け」されたトイレを暴力を恐れずに使えるあなた、もう少し勉強してみませんか?
(原題:Toilet Training/監督:Tara Mateik and the Sylvia Rivera Law Project/30分/2003年/米国/英語/日本語字幕)
何でも聞いてみよう
「おじちゃん」から「おばちゃん」になったビル/バルバラについて、3人の姪っ子(チェルシー11歳、オリビア9歳、アビー6歳)が、色んなことを聞いたり、思ったことを素直に話します。
3人の子供たちが初めて出会う、トランスジェンダー。次々とあびせられる質問に、大人達はどう答える?
違う人になっちゃったの?会うの怖くないかな?でも、それは優しくて、大好きな人。
子供たちの両親や、家族の、それぞれの感情もーもちろんバルバラのー素直に語られる、素敵なドキュメンタリー。
(原題:No Dumb Questions/監督:Melissa Regan/24分/2001年/米国/英語/日本語字幕)
※上映後にフリートーク。トランスジェンダーやバイセクシュアルについて、日頃思っていることを聞いたり話したりしよう!
於 MediR(高田馬場) 入場料 1000円
●Eプロ●6/27(土)19:30開場
<パレスチナではレズビアンが殺されている」にどう答えるか>
〜イスラエルによる占領にも、ホモフォビア(同性関係嫌悪)にも、反対するために
映画「0メートルの隔たり」(89分)企画の趣旨
イスラエル軍のガザ侵攻が続く今年1月、23日〜27日に大阪梅田のヘップホールで、「性をテーマとした映画祭」である第4回関西クィア映画祭が開催されました。世界中が注視する中で公然と繰り広げられるイスラエル軍の殺人と破壊行為に強い怒りを覚えていた私は、その映画祭の会場に以下のポスターを掲示しました。
追悼
No Pride In The Occupation
性を理由とした暴力がなくなるまで。
性に関わりなく人の命を奪う
戦争と占領がなくなるまで。
イスラエルによる、今も続いている、ガザ地区への
侵攻・占領・封鎖に抗議します。
ひびの まこと
すると、観客としてきていたイスラエル人から意見が寄せられました。いわく、ガザから発射されている数千発のミサイルに抗議しないのはなぜか。パレスチナではゲイたちが死に至ることもある身体的な虐待を受けていて、それから逃げるためにイスラエルに来るゲイもいる。可視的で活動的なゲイコミュニティーがあり、法律によっても守られている中東で唯一の国であるイスラエルが、クィア映画祭において、まるで人権の侵害者であるかのように表現されているの見て、皮肉に思った。などです。
実は私が2002年にパレスチナ/イスラエルに行った時にも、同じような経験をしました。占領に反対するある集会会場で、私は、占領に反対すると同時に性的少数者の権利をも訴えるチラシを配っていました。すると、集会に反対するために来ていたイスラエル国旗を持った正統派の人達にこう言われたのです。「イスラエルではゲイの権利が守られている。しかしパレスチナの村ではレズビアンが村人に殺されている。あなたは何故そんなパレスチナの味方をして、イスラエルを非難するのか!違うじゃないか!」
わたしは、イスラエル軍によるパレスチナへの侵略・占領・封鎖に反対です。しかしだからといって、パレスチナの社会において性的少数者が殺されることをやむを得ないと考える訳ではもちろんありません。
「誰の味方か」「どちらの側か」のような単純化したアプローチではなく、イスラエルによる占領にも、イスラエルやパレスチナを始め世界中にある同性関係嫌悪(ホモフォビア)にも、それぞれに反対するということがどういうことか。中東地域唯一の性的少数者のパレードにおいて「占領が続く今、カラフルなお祭をすべき時ではない」と訴えて黒ずくめ衣装で参加していたクィア系グループ「ブラック・ランドリー」の主張も参考にしつつ、皆で考える場を持ちたいと思います。
ひびの まこと(関西クィア映画祭)
【作品紹介】
http://www.youtube.com/watch?v=fRhc7_LVNZ0
0メートルの隔たり
パレスチナ人のセリムとアラブ系ユダヤ教徒のエズラは、エルサレムに住むゲイカップル。しかし、セリムは西岸地区に強制送還されてしまい、エズラと一緒にエルサレムで暮らすことができない。
イスラエル市民でもあるエズラは、イスラエルによるパレスチナ占領に反対して、今日も検問所の兵士に語りかける。「命令に従っているだけ」と言う兵士に対して、エズラが問いかける―「ナチスもそうだった。自分が何をしているか、自分で考えて欲しい」。
レズビアンカップルであるエディトとサミラは、占領に反対するデモに参加している。しかし、軍事政権の抹殺リストに載っていたアルゼンチンからイスラエルに逃れて来た移民ユダヤ教徒の家族の一員であるエディトにとっては、イスラエル国家は自分たちの家族を救った存在だった。エディトにとっての祝日「イスラエル独立記念日」は、パレスチナ人のサミラにとっては、イスラエルによる侵略が開始された悲劇の日だった。
この映画の監督の祖父母は、実はイスラエル建国運動に関わっていた。映画は、その当時の記録フィルムも織り交ぜながら淡々と進む。イスラエルによるパレスチナへの侵略と占領が継続される現状で、各個人の置かれる政治的背景が大きく異なっている2組の同性カップルを通して、「個人と個人」「個人と社会」の、複雑な距離感を描くドキュメンタリー。
(原題:Zero Degrees of Separation/監督:Elle Flanders/89分/2005年/カナダ/言語:英語・ヘブライ語・アラビア語/字幕:日本語と英語)
※上映後、トーク(ひびの まこと http://barairo.net/)
トーク:ひびの まこと
ひびの まことは、非暴力直接行動を掲げてイスラエルによる占領に反対するNGO「国際連帯運動」に2002年に参加し、イスラエル軍に身柄拘束された経験を持つ。またその当時テルアビブで開催された中東地域唯一のプライドパレードにも参加し、「占領が続く今、カラフルなお祭をすべき時ではない」と訴えて黒ずくめ衣装でパレードに参加するグループ「ブラック・ランドリー」にも出会った。
(→写真集)
於 MediR(高田馬場) 入場料 1000円
●Fプロ●6/28(日)19:45開場・20:00開演
<インターセックスとバイセクシュアル>
映画「BOTH」(86分)
【作品紹介】
BOTH
サンフランシスコに住むバイセクシュアル女性のレベッカは、スタントの仕事や素敵な友人、そして男性の恋人と女性の恋人の両方を持っているにも関わらず、何かが足りないと感じている。
ある日ペルーからレベッカに送られてきたアルバムには、彼女の両親と、ずっと前に死んだ兄の写真があったが、レベッカは写っていなかった。しかしその後レベッカは、実は自身の幼年期が、両親と医者によって創りあげられた嘘によって塗り固められていたことを知る。
新生児のおよそ2000人に1人は、身体的特徴から完全に男児であるとも女児であるとも判別しづらい身体をもって生まれ、インターセックス(半陰陽児)と呼ばれている。そして、インフォームド・コンセントなしで勝手に手術され、ホルモンで「治療」をされている現実がある。
BOTHは、監督本人、及びインターセックスの状態に生まれた人の実際の経験に基いて創られている。いつもは偽りと恥によって迎えられてしまう問題について、映画は、果敢に取り組んでいる。
(監督: Lisset Barcellos/86分/2005年/米国・ペルー/言語:英語・スペイン語/日本語字幕)
※上映後、フリートーク
於 Latitude☆P(四谷三丁目) 入場料 1000円
※Fプロの会場が狭いので、確実にご入場されたい方は予約をお願いします。
TOKYO2009★kansai-qff.org(★→@)まで、お名前、人数、電話番号を書いて6/27 (土) 24時までに予約メールをお送りください。
■■
・全ての映画には日本語字幕がついています。
・会場の行き方や開演時間等の詳細は、必ずサイトで事前にご確認をお願いします。
・【複数回割引】Bプログラム以降に複数回参加される場合は、2回目以降の会費が800円になります。(Cプログラムは割引無し)
・どなたでもご参加いただけます。前売券はありませんので直接会場にお越し下さい。
(但しFプロのみ事前予約を受け付けています)
・幾つかの企画は関西クィア映画祭との共催もしくは他団体の主催です。
■■
【問い合わせ】
関西クィア映画祭 実行委員会
http://kansai-qff.org/2009/TOKYO/
メール TOKYO2009★kansai-qff.org(★→@)
電話 080-3820-2731
■[Queer][footage] kansai queer film festival in tokyo 2009 summer collection
kansai queer film festival in tokyo 2009 summer collection
http://kansai-qff.org/2009/TOKYO/
21st June(Sun), open 15:30, start 16:00
[about FtM issues: screening and talk]
"Boy I Am" (directer: Sam Feder and Julie Hollar)
trailer - http://www.youtube.com/watch?v=I37ryLnboYI
http://www.boyiam.com/
fee: 1000yen
venue: PA/F space 18-3F babashita-cho, shinjuku-ku
(tokyo metro Waseda sta. 2or3b exit, 2minute on foot.)
24th June(Wed), open 19:30
[Whose is the community?: papertigerTV presents]
"Fenced Out"
trailer - http://papertigertv.blogspot.com/2007/12/fenced-out-trailer_13.html
"Market This!-Queer Radicals Respond to Gay Assimilation"
http://www.akpress.org/2008/items/marketthisdvd
fee: 300yen +1order
venue: Cafe★Lavanderia ko-yo-sha Bld. 1F, 2-12-9 shinjuku, shinjuku-ku
26th June(Fri), open 18:30
[transgender and bisexual issues]
"Toilet Training" (directer: Tara Mateik and the Sylvia Rivera Law Project)
http://srlp.org/films/toilettraining
"no dumb question"
http://www.nodumbquestions.com/
fee: 1000yen
venue: citizen media center MediR http://medir.jp/ koopo takada 201, 2-7-11 takadano-baba, shinjuku-ku
27th June(Sat), open 19:30
[guessing the movement, not in single issue - palestine, israel, andour field - how we can say no to occupation, also homophobia?]
"Zero Degrees of Separation" (directer: Elle Flanders)trailer - http://www.youtube.com/watch?v=fRhc7_LVNZ0
http://www.zerodegreesofseparation.com/z1.htm
(screening related article: http://kansai-qff.org/2009/J.html )
fee: 1000yen
venue: citizen media center MediR http://medir.jp/ koopo takada 201, 2-7-11 takadano-baba, shinjuku-ku
28th June(Sun), open 19:45
[BOTH - intersex and bisexuality]
"BOTH" (directer: Lisset Barcellos)
http://www.isna.org/event/both_los_angeles
fee: 1000yen
venue: Latitude☆P http://www.latitude-p.com/ yamazaki Bld. 4F, 4-13 yotsuya, shinjuku-ku
*ask*
mail: TOKYO2009★kansai-qff.org(★→@)
Tel: 080-3820-2731