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「NOVA継承社の代表、5億円所得隠し」 国税指摘

2009年8月2日7時22分

 経営破綻(はたん)した英会話学校大手NOVAの事業を引き継いだ「ジー・コミュニケーション」(本社・名古屋市北区)グループの稲吉正樹代表(40)が、名古屋国税局の税務調査を受け、自社株の売却益を故意に計上しなかったとして、約5億円の所得隠しを指摘されたことが分かった。追徴課税は重加算税を含め約1億円とされる。グループ会社なども、総額約15億円の申告漏れがあったとみられる。

 関係者によると、稲吉代表は07年、親会社で自らが大株主であるジー社株のうち約230株を知人らに売却。約5億円の利益を得たが、申告をしなかったという。06年にジー社株約120株を売却した利益は申告しており、国税局は「申告の必要性を知りながら計上しなかった」とみて、所得隠しにあたると認定したとみられる。

 一方、グループ全体で総額約15億円の申告漏れは、08年決算期までの数年間とされる。赤字で課税できない会社もあり、追徴課税は計1億5千万円前後とみられる。

 グループの1社は、NOVAの事業を引き継いだ教育会社。受講生が旧NOVAに受講料を支払っていた場合、25%の追加負担を条件に受講を認め、差額の75%を損金として処理したが、新たな受講生についても同様に損金処理したという。国税局は「損金を過大に計上した恐れがある」とみている模様だ。しかし、教育会社は調査後も赤字だったため、是正を求めるにとどめたとされる。

 ジー社は朝日新聞社の取材に「開示が必要となる事実はないので、コメントは差し控えたい」などとしている。

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