岡山

　住宅設備建材メーカー「トステム」（東京都江東区）は２７日、１１月末で、住宅用サッシを製造する勝央工場（勝央町太平台）を閉鎖すると発表した。生産拠点を海外に移し、国内工場を再編する。昨秋来の不況による住宅着工数の減少も影響した。

　同社によると、勝央工場は８１年１月に操業開始。昨年度の生産高は３１億７８００万円で、従業員は１５４人。同社は国内に１１工場を持つが、コスト削減などのためタイ工場の生産比率を増やす方針。

　勝央工場の生産品目は茨城県の大和、岩井工場などへ移すが、隣接する物流センターは継続する。正社員３５人はシステムキッチンなどを製造する赤磐市の熊山工場に移る。パート、契約社員１１９人は契約を終了する見込み。【椋田佳代】