2009総選挙
政権選択を問う総選挙。各政党が入り乱れ、暑い夏本番を迎えた選挙戦の行方は
【国際】核問題で日本が出資縮小 イラン油田 中国に権益2009年8月1日 夕刊 【テヘラン=共同】イラン南西部にある中東最大級の油田で、イラン核問題を受けて日本が自主的に権益を縮小したアザデガン油田の大部分の権益を中国の国有石油大手、中国石油天然ガス集団(CNPC)が獲得する見通しになった。イラン石油省が運営するシャナ通信が一日までに伝えた。 日本は、核問題をめぐる状況が改善すれば当初の権益を回復することも視野に入れていたが、膨大な外貨準備を武器に世界各地でエネルギー権益確保に動く中国にさらわれた形。自主開発油田の確保を悲願とする日本には大きな打撃となる。 シャナ通信によると、国営イラン石油公社が持つ権益90%のうち、70%をCNPCが取得することで覚書が交わされた。日本の国際石油開発の権益に変動はないとみられる。 イラン石油は、日本側が三十億ドル(約二千八百億円)を支援したが、「世界の経済状況の変化で、現状の枠組みで資金の手当てがつかなくなった」と説明。中国が開発費用の九割を負担することでも合意したという。
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