| 表紙 | |
| ドラコから振り落とされようとしているところ | |
| ある意味一番目立ってます。お約束のポジションですね。 |
| 扉絵 | |
| なんか中途半端な、困ったような顔 | |
| 大長編ドラの扉だけ見ると、藤本先生はスネ夫ってキャラをちゃんと描けていないように見えて心配になってきます。まぁ、映画の中での立場を的確に描いていると言えなくもないですが。 |
| P19 | |
| 「家庭教師を全部の科目につけるというんだよ。朝から晩まで勉強!勉強!」で家出。 | |
| 散々のび太を馬鹿にした上にのび太を頼るってのは3人ともだけど、スネちゃまが一番似合います。風呂敷きのジャイアンに対してカジュアルなデイパックと言うのもポイント。 |
| P21 | |
| 「ぼくたち親友じゃなかったの!?」 | |
| ジャイアンは「いっしょじゃいやだってのか!?」しずちゃんは「ひどいわ!!」この辺のキャラクターにあわせた微妙な台詞回しが素敵ですね。 |
| P23 | |
| 「こんなのおかしいと思わない!?だいたい土地なんてものはさ、四十六億年昔地球ができたときからあったわけさ。それをあとからきた人間がかってに切りわけて・・・。」 | |
| スネちゃまっぽい大人びた台詞です。でも骨川家の資産の中にも土地ってたくさんあるだろうに。いずれにしてもこの台詞がすべての始まりな訳で、これがなかったら歴史が変わっていたかもしれません。 |
| P25 | |
| 「化石とかさ、石器の年代をしらべると三万年ほど前にはたしかにいたらしいよ。」 | |
| さすが知的です。ドラえもんやタイムマシンですら知らなかった事を。というかそんな情報も入っていないタイムマシンが物を知らなすぎ。 |
| P36 | |
| 「こっちへ千坪ほどぼくんだからねー。」 | |
| なんというみみっちい・・・。なさけない・・・。 |
| P87 | |
| 「この人えらーいまじない師ドラゾンビっての。」 | |
| のび太同様物を知らない人に対しては舌が滑らか。ネーミングは「ギガゾンビ」のパクリですが。でもどうしてまじない師に「ゾンビ」? |
| P92 | |
| 「日本人の先祖って、氷河期にここをとおって中国からひっこしてきたんだ!」 | |
| 知識も発想力も超小学生級。 |
| P128 | |
| 「こわがらなくていいってば。ドラゾンビがあげたの、花火というんだよ。」 | |
| P87に続いて。口が上手いというのは「巧言令色少なし仁」という言葉もありますが、話術の巧みさはちゃんと評価すべきでしょう。 |
| P154 | |
| のび太の事を待ちながら「じっとあってなんかいられないよ。」 | |
| 厚い友情が垣間見れるエピソード。しかもこれがギガゾンビの秘密基地発見に繋がったのです。 |
| 総評 | |
| 要所要所でつぼを押さえた発言が見られます。スネちゃまの発言が古代日本への家出という発想に繋がった訳ですし、古代宗教にその名を刻まれたであろう「ドラゾンビ」の命名者でもあります。更に特筆すべき事として原始人ルックで派手に冒険している割にスネちゃまのパンちらが全くないと言う事です。高貴な血筋からパンちらをよしとせず、持ち前のデザイナー魂を発揮してなんらかの改造をしたものを思われます。 |