ナルシストの章
その1(秘)スパイ大作戦  
行動 鏡を30分見つめ、深いため息をつき、よだれを垂らして「いつ見ても・・・いつまで見てもあきないなあ、ぼくの顔は。」「美しいということばは、ぼくのためにあるんだなあ。」
評価 ★★★★★ 「ウットリ」という擬音までもが彼のナルシストぶりを表しています。しかし、(秘)スパイ大作戦、スネ夫初登場編としては申し分のない内容です。
その2着せ替えカメラ  
行動 デザイナーを夢見るスネ夫。
評価 ★★ それくらいいいとお思いでしょうが、ノートに書かれたモデルに自分の顔を使うのはどうかと思います。
その3バッジを作ろう  
行動 写すとバッジになるカメラを盗んで一言「かっこいいスネ夫バッジを作ろう。」
評価 ★★★ 彼の脳裏にできあがった「かっこいいスネ夫バッジ」なる物が一体どんな物なのか是非見てみたい物です。
その4ねこの手もかりたい  
行動 「じ、じつはぼくのただひとつのけってんはチビだってことだ。」
評価 ★★★★ 今までは外見の問題のみでしたが、今回の発言は、人格的な問題も含めてのことだと思いますので評価高いです。
その5グラフはうそつかない  
行動 「そのかわり、ハンサムといえば、ぼくが一番。」
評価 ★★★★ ジャイアンの「一番はおれ。おまえ、二番。」と言う発言に対して、「おそるべきうぬぼれ。」と切り返すあたり、どうしても譲れないポイントであったと言えます。
その6うちでの小づち  
行動 「ぼくは頭もいいし、顔もきれいだし、あとはせがひくいことだけがなやみなんだよ。」
評価 ★★★★★ ナルシストゆえに自分の欠点が許せない。内容的にはその4と同じなんですが、その4では耳打ちしていた恥じらいもなくして道の真ん中で「ぼくはどうしても、せが高くなりたいの。」なんて叫んでいます。評価高し。
その7消しゴムでノッペラボウ  
行動 五郎君に直してもらったのび太の顔をうらやましがって、自分の顔も消してもらいます。
評価 ☆(−1点) なんと!スネ夫は自分の顔を消してしまいます。「僕の顔はこのままで十分きれいだから。」とか言って欲しかった物です。
その8とりよせバッグ  
行動 五月三日。きょうもかがみにみとれる。ぼくは、なんてきれいな顔だろう。
評価 ★★★ 行動としては今更いう感じだが、日記に書いていたという点は評価すべきでしょう。しかも「きょうも」だ。
その9からだの部品とりかえっこ  
行動 自分の手としずちゃんの手を取り替えて「これこそぼくにふさわしい。芸術家の手だわ。」
評価 ★★ 身長以外は完璧だと言いながら割といろいろとっかえたがるスネ夫。芸術家の手こそ僕にふさわしいという発言は別の意味でナルシストです。
その10ぺっとそっくりまんじゅう  
行動 飼い猫を自慢しての言葉。「ぎょうぎがよくて、りこうで、きれいずきで、上品で、ぼくにそっくり。」
評価 ★★★★ 外見以外での自己愛ぶり。こういう言葉がすらすら出てくる人なかなかいないです。
その11風神さわぎ  
行動 風神で遊んでいて一言「ちょっとしたこつだよ」
評価 ★★ センスの良さをさりげなく。昔読んだときにスネ夫ってナルシストだなぁと思った物です。
その12ゆめのチャンネル  
行動 夢の中のスネ夫、背が高く、頭が良く、顔が良くて頼りになる性格。
評価 ★★★ まぁどんな夢を見ても本人の自由なんだけどね。但し本人とは大違い。普通は激しい自己嫌悪に陥るんじゃないかな。
その13らくがきじゅう  
行動 顔に落書きされてコンパクトを取り出す。「ぼくのきれいな顔が、だいなしだ。」
評価 ★★★★ 小学生でコンパクトを持ち歩く男子は見たことがないですね。そのあとの、「とれたかしら。」と言うセリフもいい味だしています。最初は秘密だった「自称きれいな顔」も、今や公然の事実になっていますし。
その14主役はめこみ機  
行動 「なぜってさ、人気スターになるより学校の勉強を大事にしたいもんね。」
評価 ★★★★ エキストラ出演しただけでこの妄想ぶり、高得点ゲットです。優等生であることもアピールしていますが、赤の他人にならいざ知らず、スネ夫の事を知り尽くしている仲間に言っているんですよね。「みんなに優等生だと思われている」と信じているのだと思います。
その15アニメ制作なんてわけないよ  
行動 主人公のキャラのかっこいいスネ夫
評価 ★★★ 髪型ぐらいしか似ていないんですが、それだけでスネ夫がモデルだと分かります。それ以前に、エッセイマンガならともかく、SFの主人公のモデルに自分を据えるあたり、かなりのナルシストぶり。それを、ジャイアン風に変えられて、怒りに打ち震えています。
その16かがみのない世界  
行動 鏡のない世界で初めて自分の顔を見て、「みるからにずるそうな、感じの悪いやつ!」「でもゴリラというよりキツネだよ。」
評価 ★★★★★ 「自分」の顔は最高に好きだけど、自分と同じ顔の「他人」を客観的に見たらこのように評価するっていうことなのでしょう。そこまで評価をゆがめてしまうのが「自己愛」なのです。
その17のぞき穴ボード  
行動 鏡を見つめてウットリと、「いくらみてもみあきないや。どうしてこんなに美少年なんだろ。」「かがみよかがみ、世界でいちばん美しいのはだれ?」「それはスネ夫さま。なあんちゃって。」
評価 ★★★★★ 遂に世界一の美少年になってしまいましたね。ちょっと薄気味悪いです。
その18まんが家ジャイ子先生  
行動 かっこいい自画像(サイン付き)
評価 ★★★ トップページの絵のモデルにもなってもらったかっこいいスネ夫の絵です。その16、17を鑑みるに、スネ夫の脳裏にはこんな自分の姿が映っているのではないかと思われます。ジャイアンの方が「似顔絵」としては上手ですよね。
その19エスパースネ夫  
行動 エスパーになった気になる
評価 ★★★ のび太のことを散々バカにしたあとでのび太に悪戯されてエスパーになったと思いこみ、町内に宣伝したり、ジャイアンと掛けをしたり。自分は特別だと思っているからこその自信でしょう。
その20スネ夫のおしりがゆくえ不明  
行動 独り言で家や自分を自慢
評価 ★★★★★ 「ぼくの家はお金持ちだ。」「学校では優等生だし。」「顔もこんなにきれいなのに・・・。」と言う言葉に従って家も輝いています。おそるべきうぬぼれ
その21連想式推理虫メガネ  
行動 密室盗難事件の推理
評価 ★★★★★ 滅多に手に入らない金貨が盗難されその犯人を推理される。普通の感覚ならしりごみするところですが堂々たる態度。ただ者じゃないですね。
その22みたままベレーで天才画家  
行動 「じつにうまい!さすがのぼくもかなわないほどだ。」
評価 ★★★ 簡単には他人のことを褒めません。なかなか複雑な物言いです。
その23自信ぐらつ機  
行動 今の世の中でものをいうのはお金だよ。それに頭とルックスさ。その三つにめぐまれたぼくは、ああ!なんという幸せ者だろう!!
評価 ★★★★★ スネ夫コンボフィニッシュ、幸せのあまり飛び跳ねてしまいます。
その24たまごの中のしずちゃん  
行動 ジャイアンの「かっわい〜〜。」と言う発言に対し、「よせよ、いまさらわかりきったことを。」
評価 ★★★★★ クールですね。一度でいいから言ってみたいセリフその2です。
その25メルヘンランド入場券  
行動 メルヘンランドに入場するときに「ぼくは白鳥なんかがにあいそうだな。」
評価 ★★★ メルヘンランドが判定したのはキツネ、くちばしはありますが。
その26スネ夫は理想のお兄さん  
行動 NYに住んでいる弟スネツグへの手紙
評価 ★★★★★ 「かっこいいことかいているうちにだんだん話がふくらんで、学校の成績はトップ。スポーツ万能!町じゅうの人気者、女の子のあこがれのまと。らんぼう者のジャイアンも、ぼくには頭があがらない。」いずれ確実にであう実の弟への手紙ですから、ある程度事実に基づいていると考えてのことなんでしょう。ちなみに、「イメージライトキャップ」によると、小学校にして、東大を受験しても合格うたがいなし!!みたいなことも言っていたようです。
その27超大作特撮映画「宇宙大魔神」  
行動 「映画俳優!?ぼくにピッタシじゃないか!」
評価 ★★★ 主役を主張しなかっただけまだましか?よく考えてみると、俳優、衣装、ジャイアンへ出演交渉の3役をこなしてました。(情報提供:ドレンの野望さん)
その28なりきりプレート  
行動 王子といえばぼくにぴったり
評価 ★ ジャイアンものび太もなりたがって、スネ夫ならではという感じもしないので。でも、ジャイアンに「デブの王子さまなんて・・・」と言っちゃいます。
その29おいかけテレビ new  
行動 テレビに映りながら恥ずかしがってカメラから逃げ回るのび太を見て「ぼくならこの美しい顔と歌で、見ている人をよろこばせるのに。」「でてやろうっと」
評価 ★★★★ 何の躊躇も、検討期間も無く、視聴者のためにテレビに出ることを決意するスネちゃま、クールで実にかっこいいです。
その30 おこのみフォト・プリンター new  
行動 ハイキングの写真についてジャイアン:「ほとんどセルフタイマーを使って、自分中心にとってやがる。」例:集合写真で、セルフタイマーをセットしてからのび太の前に立つ のび太が発見した花を、のび太を押しのけて摘んでしずちゃんにプレゼント、しっかり写真にも収める。
評価 ★★★★ 写真を配るシーンではジャイアン、しずかはうれしそうな顔をしているのですが、写真を見ているシーンではまるっきり不満顔、