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麻生太郎首相(68)が30日、東京・品川区の武蔵小山商店街を視察し、衆院解散後初めて街頭演説を行った。商店街アーケード内に現れると、買い物客ら約600人が殺到。支持率低迷に歯止めが利かない麻生首相は気をよくして「中小企業や商店街が元気でないと、景気は戻らない。今後も景気最優先の政策をやっていく」とアピール。31日の自民党マニフェスト発表、8月1日の地方遊説第一声を前に「ぜひ政策を比較してほしい」と民主党への対抗心をあらわにした。
麻生首相は午後1時すぎから大田区久が原の制御機器メーカーを視察。その後、品川区の武蔵小山商店街を視察した。アーケードが名物の商店街では金物店、カバン店など4店舗に立ち寄り、商店主と直接対話。解散後、初めて街に出た高揚感からかマイクを握り、「予定にはなかった」(自民党関係者)という街頭演説を始めると、約600人が足を止めた。
商店街の通行ができないほどの人気ぶりに麻生首相は「普段あんなに大勢歩いているわけじゃあないでしょう」とご満悦の様子。商店街のど真ん中で始めた街頭演説では「東京・亀有の商店街では『こち亀』のキャラクターの銅像を子供の手が届く高さに作る工夫をしている。商店街に足を運んでもらうためには、こういったアイデアが大事」などと得意のアニメネタを披露した。
さらに、経済政策の実績を主にアピール。「景気対策を最優先してこれからも政策を立てる。ぜひ(民主党と)政策を比較してみてください。政権交代は単なる手段。我々は混乱なく景気対策を継続させていく」などと話し、民主党への対抗心をあらわにした。10分以上の熱弁。25日には「高齢者は働くことしか才能がない」と問題発言が出たが、この日は心配された失言はなかった。
麻生首相は31日に党衆院選マニフェスト(政権公約)を発表し、8月1日から地方遊説を本格的に始める予定だったが、これが事実上最初の遊説となった。
商店街視察を仲介した地元・東京3区の石原宏高衆院議員(45)は「急な話でしたが(総選挙を)心配して来てくれたのかもしれない。成功している地元の商店街をご覧になっていただけるならば」と話した。
同商店街振興組合の土屋芳人理事長は「首相に『景気の立て直しをお願いします』と言うと『頑張ってやるよ』とお返事を頂いた。(麻生)政権には悪い面もあったと思うけど、一生懸命さも見えた」と振り返った。
だが、惨敗した7月の都議選でも、支持率の低い麻生首相が応援演説に来ることを歓迎しない自民党候補者が少なくなかったのが現実。この日も、選挙区内の関係者の間では「不人気なのに来てもらって逆にいい迷惑だ」とPR利用に不快感を漏らす声もあった。
(2009年7月31日06時01分 スポーツ報知)
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