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民主・岡田氏「歴史教科書問題、政府は関与できない」

韓国メディア特派員と面談

 日本の最大野党・民主党が政権を獲得する可能性が高まっている中、同党の岡田克也幹事長は先月31日、衆議院議員会館内の事務室で韓国メディアの特派員らと面談し、政権を獲得した場合の韓日関係に対する自身の見解を述べた。岡田幹事長はまず、中学・高校用の教科書の解説書に、独島(日本名・竹島)の領有権について記述する問題について、「教科書の内容は政府が決めるものではない。教科書検定制度があるが、基本的に政府が細かく関与するものではない」と述べた。その上で「領土問題は国家の主張であるため、これを(解説書に)記述するのはおかしいという論理は成り立たない。双方の主張を知ることが重要だ」と語った。

 これは教科書検定に政府が直接介入することはできず、検定教科書を採択するのも各学校の権限であるため、政府が関与することはできない、とする自民党政権の意向と同じだ。このため、今月末に実施される衆議院議員総選挙で民主党が勝利し、政権を獲得したとしても、歴史教科書の問題をめぐる韓日両国の対立は避けられないとみられる。

 岡田幹事長はまた、先月27日に発表したマニフェスト(政権公約)で、独島の領有権は日本にあると明記したのかという質問に対し、「自民党に比べ特に強い表現をしたわけではないということを理解してほしい」と述べた。

東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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