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2009年7月31日(金) 19:08 |
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岡山県内の景気下げ止まりの兆し
日本銀行岡山支店は、岡山県内の景気について「依然として厳しい状況にあるものの、一部に下げ止まりの兆しがみられる」との分析をまとめました。
定例会見で、6月の景気動向について発表したものです。 下げ止まりの要因として、電気部品や鉄鋼など一部の製造業で、中国など海外向けの需要が持ち直していることをあげています。 また、エコカー減税やエコポイント制度の導入で自動車、家電販売が持ち直し個人消費を下支えしていることも、下げ止まりに寄与しているとしています。 一方、雇用情勢の悪化は止まりません。 岡山労働局がまとめた岡山県の6月の有効求人倍率は0.56倍で、46年4ヶ月ぶりの低い水準に落ち込みました。 新規の求人数が、産業全体で前の年に比べて22.3%減と20ヶ月連続で減っており、特に自動車や電子部品など製造業の求人数が大幅に減っていることが影響を与えています。 県内の景気に下げ止まりの兆しが見られるものの、新たな求人の増加にはつながっていないことが浮き彫りとなりました。 また、香川県でも新規の求人が落ち込み、有効求人倍率は0.66倍と、1963年の調査以来最低の数字を更新しています。
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