県内ニュース

イブニング・シックス

民主・菅直人代表代行県内で政権交代訴える(07月31日)

総選挙まであと30日となり党首クラスの大物政治家が各地で街頭演説を行い支持を訴えています。きょうは、民主党の菅直人(かんなおと)代表代行が福島市と郡山市を訪れ、県内の有権者に政権交代を強く訴えました。衆院選の立候補予定者の応援演説のため、福島市を訪れた民主党の菅直人代表代行は駅前で道行く人たちに政権交代を訴えました。また、菅代表代行はきょう発表された自民党のマニフェストについても批判しました。駅前通りには昼休みの時間帯とあって多くのサラリーマンなどが足をとめて演説に耳を傾け今回の総選挙に対する有権者の関心の高さをうかがわせました。

寿和丸事故〜転覆から沈没まで40分か(07月31日)

去年6月いわき市の漁船「第58寿和丸」が沈没し乗組員4人が死亡した事故で原因を調査してきた国土交通省の運輸安全委員会はきょう、「転覆から沈没までの時間がおよそ40分だったと考えられる」などとする調査の途中経過を大臣に報告しました。国土交通省・運輸安全委員会の報告によりますと、第58寿和丸が沈没した海域は、千葉県の犬吠崎の東方およそ350キロで、転覆した時間は午後1時10分。その後、沈没までにはおよそ40分かかったと考えられるとしています。また、当時の風速は、乗組員の観測結果から秒速およそ11メートルほどで、波の高さは3メートルほどだったと考えられるということです。運輸安全委員会では、調査の途中経過をきょう午前、国土交通大臣に報告。今後も引き続き、事故が起きた原因を調査していくとしています。

佐藤知事「道州制導入は慎重に」(07月31日)

佐藤知事は総選挙にあわせてそれぞれの政党がまとめるマニフェストについて道州制導入にむけた公約を盛り込むことは慎重にすべきだという考えを示しました。佐藤知事はきょうの定例会見で、総選挙にあわせてそれぞれの政党がまとめているマニフェストについて触れました。佐藤知事はきのう山形など7県の知事と合同で自民、公明、民主の3党に「道州制の論議は時期尚早で、マニフェストに盛り込むのは慎重にすべきだ」とする意見書を出しました。これは大阪や宮城など13の道府県の知事が3つの党に道州制を進める法整備を求めたことを受けたものです。しかし佐藤知事はそれぞれの党のマニフェストについては「地方分権がどう盛り込まれるのか注目していきたい」と話すのにとどまり具体的な評価は示しませんでした。

南相馬ショッピングモールオープン(07月31日)

南相馬市に相双地区最大のショッピングモールがオープンし、朝から多くの買い物客で混み合いました。きょう南相馬市にオープンしたのは「南相馬ジャスモール」で、大型のスーパーと20店舗以上の専門店がテナントに入っています。このショッピングモールは去年の秋にオープンが予定されていましたが、運営する地元のホームセンターの計画が進まず、1年近く遅れてのオープンとなりました。ショッピングモールの中心となる「イオンスーパーセンター南相馬店」には朝の5時前から4000人以上の人が列を作り、先着2000人に配る予定のマイバッグは、すぐに品切れとなりました。店内では新鮮な野菜が並ぶ「産直コーナー」や、動物と触れ合うことの出来る「ペットショップ」が人気を集めていて、訪れた人は大型ショッピングモールでの買い物を楽しんでいました。

札幌路線全日空・AIRDO共同運航に(07月31日)

これまで全日空が単独で運航していた福島―札幌路線に11月から新たに北海道に本社を置くエア・ドゥが加わり共同運航されることが決まりました。きょうはエア・ドゥの小林茂(しげる)副社長が県庁を訪れ内堀副知事に対して福島〜札幌路線を全日空と共同運航していくことを報告しました。福島空港発着の札幌路線はこれまで全日空が1日2往復運航していましたが11月からはエア・ドゥの機体と乗務員で1日2往復、運航することになります。全日空はその座席の一部を販売する形になり福島空港からは全日空の機体が姿を消すことになります。東京航空局によりますと地方空港を取り巻く状況は厳しく東北6県にある9つの空港全てで昨年度の利用客数が前年度を下回っています。中でも福島空港では今年1月の日本航空撤退が影響しマイナス17・1パーセントと最大の下げ幅となっています。県では今年度札幌路線強化のためにおよそ1千万円の予算を取っていて航空会社と協力し引き続きPRに務めていくことにしています。

有効求人倍率過去最低を更新(07月31日)

先月の県内の有効求人倍率は0.34倍で過去最低だった前の月をさらに下回り、3か月連続で過去最低を更新しました。福島労働局のまとめによりますと、仕事を探している人ひとりに対する求人の割合を示す先月の「有効求人倍率」は0.34倍でした。これは、過去最低だった前の月を0.01ポイント下回り3か月連続で過去最低を更新しました。このうち正社員の採用に限った有効求人倍率は0.15倍と極めて低くなっています。また先月、10人以上の人員整理をした県内の企業で、解雇された正社員の数は前の月より182人多い747人で、景気が悪化した去年10月以降に解雇された正社員の数は3426人にのぼっています。福島労働局では「今後、労働人口が県外に流出するおそれもあることから県内の企業に採用の確保を呼びかけたい」と話しています。

わいわい果樹園(07月31日)

JR福島駅前にある「わいわい夢果樹園」で季節を迎えた「モモ」の収穫が行われました。「わいわい夢果樹園」はくだもの王国福島をPRするためJR福島駅前に6年前に作られました。きょうのモモの収穫祭には歴代のミスピーチや地元のボランティアなどおよそ30人が参加し担当者に収穫のコツを教わりながらたわわに実った「あかつき」を丁寧にもぎ取っていました。そして、収穫したモモはその場でさっそく試食。参加した人達は甘くておいしいふくしまの夏の味覚を楽しんでいました。わいわい夢果樹園では秋にはブドウとリンゴの収穫を予定しています。

献上桃の箱詰め式(07月30日)

桑折町で今年も皇室に献上するモモの選果と箱詰めの作業が行われました。献上されるのは桑折町で収穫の最盛期を迎えている「あかつき」です。けさ収穫されたおよそ20万個の桃の中から大きさや糖度を光センサーで調べたあと県果樹研究所の職員たちがひとつひとつ手に取り、色づきや形の良い180個のモモを選び出しました。今年は今月に入って雨の日が増えたため甘さや形が心配されていましたが、例年通りのおいしいモモになっているということです。きょう箱詰めされた献上桃はあす、宮内庁に届けられることになっています。

甲子園出場の聖光学院が知事表敬(07月30日)

来月8日に開幕する夏の甲子園大会に県代表として出場する「聖光学院」の選手や監督などがきょう、佐藤知事を訪ね大舞台での健闘を誓いました。聖光学院は今月25日に行われた夏の高校野球県大会の決勝で東日本(ひがしにっぽん)国際大昌平を破り、3年連続6回目の夏の甲子園出場を決めました。きょうは松本剛(つよし)主将や斎藤智也監督など関係者4人が佐藤知事を訪ね夏の甲子園での健闘を誓いました。これに対し佐藤知事は、「甲子園では平常心で思い切って戦ってきてください。」とエールを送りました。聖光学院は来月2日に甲子園に向けて出発し、8日に開幕する大会に臨みます。

好間強盗の2人を宮城の強盗容疑で再逮捕(07月30日)

いわき市と山形県で起きた強盗事件で起訴されている男2人が、宮城県で起きた強盗事件にも関わっていた疑いが強まり、福島など3つの県警で作る合同捜査本部はきょう、2人を再逮捕しました。強盗の疑いで再逮捕されたのは、いわき市に住む渋谷(しぶや)大樹(だいき)容疑者と渡辺(わたなべ)尚貴(なおき)容疑者の2人です。警察によりますと2人は去年12月、宮城県川崎町のスーパー「アイユー川崎店」に包丁を持って押し入り、男性従業員を縛り上げた上、金庫から現金およそ540万円を奪って逃げた疑いです。2人は、いわき市と山形県米沢市で発生した強盗事件に関与したとしてすでに起訴されていますが、2つの事件と宮城の事件の手口が似ていることなどから、福島・宮城・山形の3つの県警で作る合同捜査本部が調べを進めていました。2人は取り調べに対して「2人でやった」などと話し、容疑を認めているということです。

郡山市役所のアドレスで不審メール(07月30日)

郡山市役所のアドレスを使い「マイケルジャクソンのDVDを紹介するメール」が、不特定多数の人に送られていた可能性があることが分かり、市が注意を呼びかけています。郡山市によりますと、きのう市のメールサーバーに、宛先不明のメール21通が返信≠ウれているのを、担当者が見つけました。メールの送信元は確かに市のアドレスになっていましたが、その中身を確認したところ、市では送った事実がない『マイケル=ジャクソンの追悼記念DVD』を格安で販売するという内容のものでした。さらにこのメールにはネットショップのサイトへ繋がる宛先がいくつか記されていたと言うことです。これまでのところ被害の報告はないということですが、市では何者かが無断でアドレスを使い、メールを不特定多数の人に送りつけたと見て、注意を呼びかけています。

いわき市県議補選は市長選と同日(07月30日)

県選挙管理委員会はきょう、県議会いわき市選挙区の補欠選挙をいわき市長選挙と同じ「9月13日」に行うことを決めました。県議会のいわき市選挙区は現職の議員1人がいわき市長選挙へ出馬するため辞職したことから、欠員が2人となっていました。これを受けてきょう、県は選挙管理委員会を開きいわき市選挙区の補欠選挙を9月4日に告示、いわき市長選挙と同じ9月13日に投票を行うことを決めました。県議補選を市長選挙と同じ日にした理由について、県選挙管理委員会は「実際の作業にあたるいわき市が9月13日に市長選を実施することを考慮した」と話しています。いわき市選挙区の県議補選にはこれまでに共産党の元職と民主党の新人が出馬を表明しているほか、保守系の新人が出馬へ向けた動きを見せています。また県議補選に現職の市議会議員が出馬した場合、市議会議員の補欠選挙も行われることになることから、いわき市では衆院選の2週間後にトリプル選挙が行われる可能性があります。

会津キャンペーンクルー舞踊発表(07月30日)

会津の観光をPRする「キャンペーンクルー」がイベントの会場などで披露する白虎隊の踊りをお披露目しました。白虎隊踊りを披露したのは今年4月から会津キャンペーンクルーとなった佐々木裕子(ささきゆうこ)さん、遠藤(えんどう)美紗(みさ)さんそして齋藤麻衣(さいとうまい)さんです。3人は、5月から白虎隊の踊りの練習に取り組みきょうは発表会を開いてその成果を披露しました。羽織りハカマ姿の白虎隊士に扮した2人が踊りを踊ったあと「なぎなた」で戦った娘子隊(じょうしたい)の姿が情感たっぷりに演じられると会場からは拍手が送られました。キャンペーンクルーは来月3日に東京で開かれるイベントで踊りを披露するのをかわきりに全国各地で会津をPRすることになっています。

夏休み親子でリサイクル教室(07月30日)

使用済みの牛乳パックを使って親子で小物入れを作るリサイクル教室が郡山市で開かれました。この教室は日頃何気なく捨てているものを再利用することで、リサイクルの大切さを知ってもらおうと郡山市の消費生活センターが開いたものです。教室には夏休み中の市内の小学生の親子11組が参加して、講師に教わりながら使用済みの牛乳パックを使って小物入れを作りました。小物入れは牛乳パックを長方形に切ったものにいらなくなった包装紙や布を貼って組立て、花の形に仕上げていきます。参加した親子は協力しながら小物入れ作りに楽しそうに取り組んでいました。