岡山放送局

2009年7月31日 19時45分更新

裁判員裁判で候補者絞り込み


裁判員が参加する岡山県で初めての裁判がことし10月6日に開かれることが決まったのを受けて31日、岡山地方裁判所で裁判員の候補者を選ぶための抽せん作業が行われました。

県内初めての裁判員が参加する裁判の対象となるのは、ことし5月に岡山市南区に停めた車の中で瀬戸内市の無職の男が知人の女性をナイフで刺して殺害しようとしたとして、殺人未遂などの罪に問われている事件です。
裁判には裁判員が参加してことし10月6日から4日間にわたって開かれる予定です。

これを受けて31日は岡山地方裁判所で裁判員の候補者を選ぶ抽せん作業が行われ、裁判所の職員2人がパソコンを使って候補者名簿に記載されている3440人の中から100人の候補者を選びました。

裁判所は今後、100人のうち辞退が認められた人を除いた全員に対して、初公判が開かれる10月6日に裁判所に来ることを求める呼び出し状を発送する予定です。

そして、裁判長との面接やさらなる抽せんを通して、実際に裁判に参加する6人の裁判員と3人の補充裁判員が決まることになります。