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何時だったか、かなり昔に月刊「コンバットマガジン」で見てから絶対作ってやるっ!と思っていたこの銃。凄いゴツゴツしてかなりメカメカしい未来的なデザイン、ほんとガン○ムやアー○ードコアに出てきそうです。しかも私の好きなブルバップ、一目惚れでした。
確かこれを作るためにマルゼンさんのCA870ソウドオフを買ったんだけど、サバゲからほぼ引退状態になってしまったので一気に製作意欲が萎え、何時しか忘れ去っていました。
それから何年もたった今年(2008年)初夏、いつものようにネットを漂っていると、あるサイトにDSR-1が載っているのに気づく。
「懐かしい銃、これ欲しかったんだよ。実銃かな?」
よくよく見ると ”予約受付中” となっていて、日本仕様のガスガンとの表記も見つけた。すぐに検索して他のショップに載っているか確認すると定価はまちまち、オープン価格らしい。大体の定価設定はどこも¥150,000−ぐらいで、販売価格は¥100,000−前後がほとんどでした。
あるショップに電話して入荷予定を聞いてみると、案内が来たか覚えてないとの返事。この時には自分でWebShopを開く予定だったので問屋さんに直接聞いてみることにしました。
結果、9月入荷予定で予約のみの販売だと言う。しかも期限は迫っていたので様子見で自分の分として1丁だけその場で発注。 何せ海外製のガスガン、色んな意味で「大丈夫だろうか?」という不安があったから見合わせた次第です。
まだWebShopの準備も全く出来ていなかったのも販売分を発注しなかった理由でした。 |
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'08.10.17.
9月入荷予定だったのがやっと今日問屋さんに入荷したので買って来ました。
M4とたいして変わらない大きさのはずなのに長さ1225×幅285×厚み110という大きなパッケージ、マウントはセットで欲しいけどスコープは別にして、価格をその分安くしてもらったほうがよかったと思います。部屋で見た限りではそこそこ良いスコープのようなので余計気になります。 |
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パッケージを開けるとボルトを外した状態で入っていました。しかし説明書がありません、ボルトを組んだり使い方は解るけど分解図が無いと何かと不便。
どうしたものかとパッケージを改めて見ると
" Please download your catalogue here : www.newqrf.com "
と書いてあった、「これだ!」すぐにPCを起動してサイトからダウンロードしました。 |
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これが説明書の一部です。しかし十何万円もするのに説明書ぐらいつけて欲しいですね。
このメーカー「QRF」はリンク(トイガン系)に貼ってあります。 |
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スコープをつけた状態です。
やっぱかっこいい!高価なだけあってかなりガッチリした作りです。 |
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残念なのはセフティレバーの刻印以外はプリントで、レシーバーのグレー塗装がちょっとおもちゃっぽい。本物も実際はこんな感じなのかな? |
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機関部。
ボルトを引いた状態、ノズルとマガジンリップがチラッと見えています。 |
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ボルトを戻すとき、最後20mm位からグッと力をかける必要があります。この動作でファイアリングピンをコックするんでしょう。 |
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これがマガジンです。見てのとおりツヤツヤの金属板が使われています。 |
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中央のネジ2つで止められている金属板がマガジンキャッチ。両側についているのでゲーム中マガジンをスムーズ抜くのは慣れが必要かも。 |
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マガジン上部。タナカさんのM700あたりにそっくり!ガス式ボルトアクションでマガジンにガスを注入する機構なら必然的に似てくるものかも。
全体的に作りは抜群にいいのですがトリガープルが重すぎる気がします、後日分解して調整してみようと思います。 |
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'08.10.20.
友人"O"がDSRを見に来ました。
DSRを買った日、彼に"買ったよ!"とメールをしたら、夜電話があって
「11月9日(日)に松山市近郊でエスコートさんのチームとゲームするから準備して!」
と言われました。参加伺いではなく、強制(命令?)ですよ。ゲームから現役引退していったい何年になるのかわからないようなこの老いぼれに召集命令とは・・・、さ〜て何もってこうかなあ♪
で、今日DSRが使えるか確認に来たんですと。
早速ガスをチャージして0.2gBBを装填、ターゲットを近接(5cm)で撃ってみる。
「パシュッ」 おやぁ?えらく静かじゃないか、弾出てるのかな?
あまりにも非力そうなので段ボール箱を撃ってみる。
「パシッ」 おお、ちゃんと1枚は抜いてるなあ。じゃあ初速測ってみようか。
フラッシュハイダーを外し、LayLaxさんのBb.Checkerをマズルにつけようとするとセンサーがマズルフェイスに当たって付かない。仕方なくハイダーを戻してCHRONO SCOPEで測ることに。ちなみにアウターバレルには14mm正ネジが切ってありました。
ようやく計測準備完了、撃つのはO氏にお願いして私は表示を読む係り。
1発目「52」、はい?ガス無いかな。 2発目「50」、いかんガス入れよ。 3発目「51」、弾速計の設定0.25gになってないか確認をする、ちゃんと0.20gになっている・・・。
「遅っ! いくらなんでも室温28℃あれば十分だろう?」と二人で顔を見合しました。
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左はDSR分解図のチャンバー部分のアップです、画質が荒いのは勘弁してください。
これを見る限り、HOPはやっぱり東京マルイ・電ガン系のコピーですね。これなら命中精度も期待ができるってもんです。
でも初速50m/sでは遠距離射撃は難しい、どうしたものか。
明日、分解してからどうチューンナップをするか検討予定です。 |
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'08.10.21.
初速が遅いのも気になりますが、ネバッと言うか、ジョリッとした感じのちょっと気になるトリガーフィーリングなので分解してパーツをポリッシュします。
まずは例の取り説の分解図を見ながらロアフレームを外します。ここを外すためにはバレルジャケット下の2本の棒(スタビライザー?)とストック取り付けレールも外さないとロアフレームは分解できません。
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ロアフレームの裏側、トリガー周辺です。 |
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コチラがシアー周辺。矢印で指しているのがシアーです。このシアーを指で押してやるとネバッと言うか、ジョリッとした感じがします。シアーを磨けば直るかな? |
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シアーアッシ分解。
一番右のシャフトを抜けば分解できるのですが、シャフト中央に抜け止めがされている為に押したぐらいでは抜けません。壊すのを覚悟で、ハンマーでポンチを殴りやっと抜けました。かなり度胸が要る決断でした。 |
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シアーポリッシュ後。 |
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磨いたシアーを組付けたところです。
あの嫌な感じがなくなりました。 |
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今度はトリガー・トリガーバー周辺です。 |
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トリガーとトリガーバーを連結するパーツが収まる部分です。
中央の四角の中で左右(銃を構えると前後)に動くのですが、接触面積を減らし、尚且つオイルだまりを作るためかザラザラになっている。これ、気に入らないのでココも滑らかに磨きます。
続きはまた明日。(^-^) |
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'08.10.23.
ボルト内のストライカーを含め徹底的に磨いてところ、ズリズリ感は大分取れました。しかし引きが重いのでシアースプリングを弱目の物を見繕って入れました。まあ完璧とは行かないまでもこれぐらいならOKかなぁ。これ以上テンションの低いスプリングだとシアーが滑りそうなので我慢我慢。
次はチャンバー周辺。(左)
ココまでするにはほぼ完全分解しないとできません。
分解図でうすうす解っていましたがやっぱりマルイさんのコピーです。(^_^;)残念なことにクッションラバーを押すレバーは平らでした。現在のマルイさんのように爪型(3点保持)だと良かったのに。 |
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インナーバレルは電ガンバレルと互換です。外径8.5mm・長さ600mm・内径は不明、カスタムバレルの手持ちが無いので、とりあえずノーマルにセロテープを巻いてガタ取りをしました。 |
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これがノーマルのチャンバーパッキンです。電ガンのよりやわらかく感じましたが成形は悪くなさそうでしたのでそのまま使用してみます。
次はマガジンにニップルをつけて外部ソース化をします。リキッドチャージではガス圧が安定しないので飛びが安定しないですからねえ。
続きはまた後日。 |
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'08.10.24.
マガジンに外部ソース用ニップルを付ける為に分解しました。肝心の放出用バルブはサイズの合うレンチが無いので外しませんでした。
↑が外部ソース用に付けたΦ6エルボー。 |
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これを付けるのに4.5mmの穴を開け、5mmのタップでネジを切りました。これで6mmホースを差し込み外部ソースとつなぎます。 |
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マガジンとボルトをつなぐパーツを外したあと。なんとスプリングが錆びて中まで汚くなっていました。もう一本のマガジンもこんな状態なのかなあ。(^_^;)
とりあえずマガジンを組立ててスーパータンクにつなぎ、吐出圧5気圧にして弾速を測ってみます。東京マルイ0.20gBBで10発撃ったところ、平均60m/sでした。
う〜ん遅いな、せめて70後半ぐらい欲しいのに・・・、どうしたものか。
明日はボルトを分解します。 |
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'08.10.25.
ボルトを分解しました、写真左側がマズル方向になります。
とりあえずシアーのかかるところ(右下2本のビスの隣)はツルツルにポリッシュ済み。
本題の初速を稼ぐ(ガス放出量を増やす)には
1.バルブを長く開ける
2.ガスの流れをスムーズにする
3.ガス圧を上げる
1は色々考えましたが、動きが重くなり素早いボルト操作ができなくなるので駄目。
2はノズルが外せなかったので保留、専用にレンチを作るしかなさそうです。 3は安全の為にレギュレータが上げられないようになっているので無理。できても燃費が悪くなるのでパス。
ここまできてフッと思ったのですが、インナーバレルがガス量に比べ長すぎると思いました。電動ガンだって600mmクラスといえばPSG-1ですよ、通常の電動ガンよりも大きなシリンダーを使っています。ガスの放出量を増やせないならインナーバレルを短くするほうが良いかもしれません。命中率か射程距離が犠牲になるかもしれませんが、とりあえず明日、この状態でフィールドでテストしてきますのでそれからですね。フィールドでインナーバレル交換はちょっと難しいかな、ほぼ全分解しないといけないですからねえ。(^_^)
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'08.10.27.
昨日フィールドで試射してきました。あいにくの雨の中、時々止む時があったのでその隙に60発ほど私とO氏を含め6人ほどで15m先にある空き缶を撃ちました。
使用したBB弾は東京マルイ0.20g、G-GASの吐出圧は5気圧で、気温は厚手の迷彩服を着てても暑くも無く寒くもない程だったので20℃ほどだったと思います。
雨降りで地面がウエット状態、全員立射だったので正確ではありませんが10発撃って2〜3発は空き缶をHITできるぐらいで、人の頭ぐらいなら十分当てられるかなあって感じです。でも重量があるので私にはとても扱える代物ではありませんでした。バイポッドを使ってプローンで撃てば精度も上がるし自分の体にも負担が少なくてすむでしょうね。
しかしあの弾速では避けられそうなので、インナーバレルを少し短い物に交換しようと思います。 |
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'08.10.28.
初速60m/sではやはり心もとないので、バルブレンチを何とかして作りバルブを外します。
工具を置いてあるラックを探っているとこんな物を発見!TAMIYA製のホイールナット・レンチです。以前ラジコンをやっていたときに購入したもので、ガン関係ではほとんど使ったことの無い工具です。捨てずにとっておいて正解でした、ちょうどナットの入るところにDSRのバルブヘッドが収まりました。これを加工してバルブレンチにしましょう! |
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これが加工後のレンチです。ちょっと削りすぎてバルブヘッドの入りが浅くなってしまいましたが、バルブケースには十分届きます。材質がちょっと軟らかいので爪が長いとすぐ折れるでしょうね。 |
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特製バルブレンチの完成で、やっと外すことのできたDSRのバルブです。
ガス放出用の穴は結構大きく開けられていたので加工しないことにしました。 |
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'08.10.30.
「インナーバレルを短くするほうが良いかも」って以前書いていたので、昨日、友人’F’が364mmのTNバレルを持って来てくれました。
私のSR15 G.S.A.に使っている509mmTNバレルと東京マルイ純正230mm/300mm、DSRノーマルバレル600mmで初速のテストです。
何度も分解組立をしなければならないので、必要最低限の状態で計測しました。ここまですれば流石に軽いですよ、でもこれじゃあDSRとは呼べないですね。この状態ならアウターバレルに直接センサーを付けられるのでBbチェッカーが使えます。 BB弾は東京マルイ0.20gで、どのバレルにもセロテープでガタどりをしています。
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TN 509mm |
1発目 |
2発目 |
3発目 |
4発目 |
5発目 |
平均 |
上下差 |
4.0気圧 |
90 |
92 |
85 |
89 |
92 |
89.6 |
7m/s |
509mmTNバレルは良い感じです。
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TN 364mm |
1発目 |
2発目 |
3発目 |
4発目 |
5発目 |
平均 |
上下差 |
4.0気圧 |
90 |
89 |
92 |
87 |
90 |
89.6 |
5m/s |
4.5気圧 |
95 |
96 |
95 |
93 |
92 |
94.2 |
4m/s |
364mmTNバレルは短すぎるかと思ったのですが予想以上に良い結果。
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DSR 600mm |
1発目 |
2発目 |
3発目 |
4発目 |
5発目 |
平均 |
上下差 |
4.0気圧 |
89 |
82 |
87 |
89 |
83 |
86.0 |
7m/s |
4.5気圧 |
95 |
92 |
95 |
93 |
95 |
94.0 |
3m/s |
ゲーム前々日に測った、5気圧で平均60m/sだったのは一体なんだったんでしょうか? 違いと言えばHOPの調整が細かくできたことぐらいです。
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マルイ 230mm |
1発目 |
2発目 |
3発目 |
4発目 |
5発目 |
平均 |
上下差 |
3.0気圧 |
66 |
65 |
64 |
65 |
66 |
65.2 |
2m/s |
3.5気圧 |
70 |
71 |
72 |
74 |
70 |
71.4 |
4m/s |
4.0気圧 |
76 |
75 |
77 |
76 |
77 |
76.2 |
2m/s |
4.5気圧 |
81 |
80 |
81 |
80 |
81 |
80.6 |
1m/s |
5.0気圧(Max) |
82 |
83 |
80 |
85 |
83 |
82.6 |
5m/s |
これは驚き!たった230mmしかないのに4.5気圧で上下差1m/sですよ。これで命中精度と飛距離が出たら奇跡ですね。
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マルイ 300mm |
1発目 |
2発目 |
3発目 |
4発目 |
5発目 |
平均 |
上下差 |
3.0気圧 |
71 |
72 |
73 |
72 |
70 |
71.6 |
3m/s |
3.5気圧 |
79 |
78 |
79 |
78 |
77 |
78.2 |
2m/s |
4.0気圧 |
85 |
86 |
83 |
85 |
83 |
84.4 |
3m/s |
4.5気圧 |
90 |
89 |
87 |
89 |
87 |
88.4 |
3m/s |
5.0気圧(Max) |
93 |
95 |
90 |
87 |
93 |
91.6 |
8m/s |
これは全般的にいいですね、しかしオーバーパワーなのか5.0気圧だと一気にばらつきました。
初速だけだとこんな結果になりました。しかし初速のばらつき具合やスピードだけでは命中率や飛距離は判断できません。次の日曜日にまたフィールドでテストする予定です。
さてどうなりますか。(^。^)y-〜 |
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'08.11.3.
インナーバレルの長さの違いでテストしようと、600mmを組み、他のバレルを持って昨日サバゲに行ってきました。内径はバラバラなのであくまでも参考程度にしかならないのが残念。
現地に着くともう何人もいてゲームの準備をしていたので、ゲーム前に600mmだけテスト。
15mほど先に置いた缶を狙って一発、かなりフラットな弾道でスーッと飛びました。これはイイ感じ!もう一発撃っても同じように飛んでいき今度は缶をヒット、上出来。O氏にも撃ってもらい感想を聞くといい評価をもらった。これで決まりかな?
ランチタイムに他のバレルをテスト。
インナーの外側とパッキンの内側にシリコンオイルかグリスを塗ってインナー固定のビスをつけずに組んでおけば、左の状態でアウターを外してインナーを引き抜けばチャンバーパッキンはチャンバーに残ったまま簡単にバレル交換ができました、一昨日までは。でも今回はまったく抜けない、オイルが流れてしまったらしい。フィールドで分解するとパーツを落としたりスプリングが飛んでしまうとまず見つけられない。そうなると大変なので他のインナーバレルでのテストはまたの機会に見送りました、まあ600mmでの結果が思いのほか良かったのでヨシとしよう。 |
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'08.11.9.
インナーバレルはDSRノーマルの600mm、チェンバーパッキンを東京マルイ電動ガン純正に交換したDSRをエスコートさんの屋外ゲームフィールド「バンガード」で試射です。
的までの距離は大体30m弱でしょうか、バリケード用軽トラックのルーフ上にある空き缶を狙いました。
1発目、手前で急降下。何発か撃ちながらHOPを調整し、出来るだけ水平にもっていくといい感じでスーッと飛んでいくようになりました。HOP調整が済んだので改めてスコープをのぞきながら10発ほど撃ったところ、2発がHIT!あとの8発も人の頭ぐらいに集中しました。地元の方々にも撃っていただいたところ好評でしたのでこれ以上いじる必要は無いと感じました。まあ贅沢を言えば全弾HITするぐらいの性能になればいいですけどね。 |
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