2009.07.30 Web posted at:  20:25  JST Updated - CNNMoney
ビジネス

自動車産業のデトロイト最悪、17.1% 米大都市圏の失業率

ニューヨーク(CNNMoney) 米労働省は29日、人口が100万人以上の49大都市圏の6月の失業率を発表し、自動車産業の中心地であるデトロイトが17.1%の最悪水準を記録したと報告した。5月からは2.2ポイントの上昇。

前年同月比では、8.1ポイントの大幅増となっている。デトロイトは、経営破綻し再建途上のゼネラル・モーターズ(GM)本社などを抱え、関連部品メーカーの工場も集中している。自動車産業の不振のしわ寄せをもろに受けた形だ。

自動車産業に大きく頼る都市の失業率悪化も目立ち、インディアナ州ココモでは前年同月比で11.8ポイント増の19.2%となった。同市の雇用者の5分の1は自動車関連だという。

労働省によると、全米の372都市圏別の失業率では、カルフォルニア州エルセントロの27.5%が最悪で、アリゾナ州ユマの23.1%などが続いた。15%以上の数字を持つ都市圏は18で、このうち8がカルフォルニア州、5がミシガン州だった。

6月の全米の失業率は9.5%で、今年後半には10%の大台突破が予想されている。

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