東国原英夫・宮崎県知事は7日、県庁で毎日新聞の単独インタビューに応じた。この中で「次期衆院選後は政界再編が起きる」と予想、「分権は超党派で議論できる」との見通しを示した。主な一問一答は次の通り。【種市房子】
--自民党が次期衆院選マニフェスト(公約)に知事会要望をある程度は受け入れる方針だ。どう評価するか。
◆知事会としては前進だと思う。今まで自民はほとんどゼロ回答だった。ただ私の個人的な要望としては「ある程度」ではダメ。
--一言一句たがわずに、ということか。
◆その通り。政策に関しては100%。
--「ある程度」では折り合いはつかないのか。
◆ダメだ。ただ、知事会としては「よく要望を、ある程度のんでいただきました」と前進と受け止めるだろう。
--知事会要望を自民が「8~9割」のんだ場合での出馬の可能性は。
◆出馬の条件は変わらない。知事会としてはある程度報われたと思うが。
--総裁選候補の条件は、口頭での約束ということもあるのか。
◆あくまでも書面で党本部の意向を担保してもらうことが必要。
--「総裁選候補条件」を約束するのは党総裁か、党三役か。
◆党を代表される方が書面を示せば一応担保はされるだろう。
--「総裁選候補条件」にはどんな文言を求めるか。
◆「党則を変える」とか「党則を変えないで(私に)推薦人20人を用意する」とか。そういう文言があれば「出馬できる」と解釈できる。
2009年7月8日