--都議選の応援をするのか。
◆まだ、話もうかがっていないので。何とも言えない。
--今夕の古賀誠・自民選対委員長との会談で、都議選応援の打診があればどうするか。
◆ある程度、自民公約を示していただかないと。今の状況では判断材料がない。
--それでは都議選の応援は困難ということか。
◆今の段階では難しいかもしれない。
--静岡県知事選をはじめ、与党系候補が首長選で相次いで敗れているが、どのように感じるか。
◆「まさしく地方の反乱ではないか」と感じる。与党系の候補がことごとく敗れている。これは「今の状況を変えよう」という動きだ。私は政府与党、ど真ん中から変えていこうと思っている。
--国政転身に県民の理解は得られると思うか。「宮崎に骨をうずめる」という知事の言葉を信じている県民もいる。
◆県民には「宮崎に骨をうずめてほしい」という気持ちだけではなく「変えてほしい」という希望もあったと思う。旧態依然とした行政、政治、空気を変えてほしい、という希望が。
--「マニフェストは8割達成された」との発言の根拠は。
◆私のマニフェストには3つの柱があった。入札改革、行財政改革、宮崎のセールスマンになること、つまり宮崎のイメージアップ。「宮崎のセールスマンになる」については、農産物のブランド確立など私はこの2年間相当実行してきた。
入札改革も敢行した。「地域が疲弊する」「建設業者の倒産件数が増えた」との反対もあったが、他県から「一番厳しい改革だ」と言われるぐらい1年目はやった。その後業界の意見を聞いて入札制度をマイナーチェンジはした。「宮崎モデル」と言われる総合評価方式や地域要件はその一例だ。そういった意味で入札改革はきちんとした。
行財政改革は、事務事業見直し▽部局の再編統合▽職員削減▽民営化▽委任委託をきちんとやった。「350億円の財源捻出(ねんしゅつ)」も達成した。
こうしたことを考えると3本柱に関しては7~8割は達成されたと思っている。トータル7~8割達成しているし、本年度中には達成される、という自己分析はしている。
2009年7月8日