放送予定
   
   
   
8月3日(月)放送予定
“内部統制”って何だ?
〜不正やミスと闘う企業の模索〜
(仮題)

「情報漏洩を防ぐためUSBメモリーは決して社外に持ち出さない」。「贈収賄の疑いを避けるため取引先から来た贈り物は必ず送り返す」...。今、全国の企業や組織で、不正や不祥事、ミスなどのリスクを未然に防ぐためのルール作り、「内部統制」が進められている。背景にあるのは、日本企業の中で相次いだ数々の不正や不祥事の結果、企業に対して周囲から向けられるようになった厳しい目線がある。たった一度の不正や不祥事が企業の信頼を一気に失墜させかねないのだ。ところが、経営側が内部統制を押し進める一方で、現場からは、"過度な内部統制"は業務効率を落としたり、人間関係を悪化させかねないといった疑問の声も出はじめているという。「リスク管理」と「業務効率やクリエイティビティの維持」をどう両立させるのか。あるべき内部統制を模索する企業の取り組みを紹介する。
(NO.2776)

スタジオゲスト 葉玉 匡美さん
    (弁護士)
 
   
   
8月4日(火)放送予定
なぜ急増?
 仏像盗難の実態を追う
(仮題)

100万人を動員し、いまも地方巡業中の「阿修羅展」。仏像に熱中する"仏像女子"なども登場し、いまかつてないほど"仏像ブーム"が過熱化している。しかしそのかげで、深刻な事態も起きている。全国各地で仏像の盗難事件が相次いでいるのだ。京都最古の禅寺・建仁寺や、世界遺産の東寺など著名な仏閣がターゲットになっただけでなく、地方の人々が長年信仰の対象にしてきた仏像も次々に被害に遭っているのだ。盗難のルートをたどると、日本の仏像を高値で取引する闇のマーケットや、国内外の窃盗団の存在が浮かび上がってきた。国宝級の仏像が集まる奈良県では、警察に全国で初の「文化財保安官」が仏像の盗難対策に乗りだした。かつてない勢いで増える「仏像盗難」、その背景をルポし、地域社会や日本人の「仏(ほとけ)」に対する意識の変容を見つめる。
(NO.2777)

スタジオゲスト 森本 公誠さん
    (東大寺長老)