森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察
by これお・ぷてら
花・髪切と思考の浮游空間
カレンダー
2009年7月 | ||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
1 | 2 | 3 | 4 | |||||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | ||
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | ||
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | ||
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |||
|
goo ブログ
gooID: | |
ブログの作成・編集 |
カテゴリ
◆医療(36) |
金融危機(7) |
太田光(7) |
加藤周一のこと(14) |
◆社会とメディア(206) |
◆消費税/税の使い途(52) |
二大政党と政党再編(17) |
◆世相を拾う(141) |
日米関係と平和(135) |
◆非正規・派遣(37) |
本棚(53) |
カミキリムシ(53) |
片言集または花(58) |
福田時代(221) |
安倍時代(312) |
福岡五輪幻想(45) |
スポーツ(10) |
coleo &浮游空間日記(24) |
最新の投稿
右往左往が伝播する日本政治 |
財源論− まるで双子のよう |
米国の圧力に耐えられる? 民主党 |
「反国民政党」− 言葉は本質を語る |
財界に媚をうるのだろうか。 |
3つの選択− 有権者が日本の行く末を決める |
また現実路線? 現状を肯定するための美名 |
橋下発言に寄せて− 行く末を決めるのは有権者だが。。 |
解散の日に− 暮らしを守るかどうか、見極めが必要 |
前途は多難かな? 民主党− 野党から与党へ |
最新のコメント
犬笠銀次郎/前途は多難かな? 民主党− 野党から与党へ |
これお・ぷてら/何が変わるか不明だが政権交代?!− 山口二郎 |
takeshi/何が変わるか不明だが政権交代?!− 山口二郎 |
左翼涙目/自民党を右寄りに乗り越える? 民主党 |
これお・ぷてら/都議選が終わって矛盾は深化する。 |
SAMU/都議選が終わって矛盾は深化する。 |
これお・ぷてら/不破哲三「マルクスは生きている」 |
一般法則論者/不破哲三「マルクスは生きている」 |
これお・ぷてら/政権選択という前に |
latter_autumn/政権選択という前に |
最新のトラックバック
今日の論点!ブログ意見集: 民主はインド洋給油延長せず by Good↑or Bad↓ (今日の論点!by 毎日jp & Blog-Headline+) |
「程度の低い国民が選んだ与党」…細田の失言から考えたこと (dr.stoneflyの戯れ言) |
NO.1284 協力するところ、ブレーキが必用なところなところ、こうしたが良いというところ。 (大脇道場) |
09総選挙−テレビ番組で連日・連夜でも党首討論を放送し、国民へ選挙運動の判断材料提供を− (未来を信じ、未来に生きる。) |
やはり喋らない方が。。。 (zara's voice recorder) |
もういいよ自民党は (非国民通信) |
「学習性無力感」と日本人のメンタリティ (村野瀬玲奈の秘書課広報室) |
民主党に投票することは「白地小切手」を振り出すに等しい (+++ PPFV BLOG +++) |
ほっだいテレビがエライなが? (夏天故事) |
「高所得者は負担増」とは決して口外できない (非国民通信) |
ブックマーク
過去の記事
検索
URLをメールで送信する | |
(for PC & MOBILE) |
■九条の会
■Never Change Article9
■9条世界会議
何が変わるか不明だが政権交代?!− 山口二郎
政権交代で何を変えるのか
政権交代を何よりも懇願してきただろう山口二郎氏は今、何を考えているのでしょうか。
エントリー;政権選択という前にで、この間の山口氏の所説の揺らぎにふれました。氏は、何のための政権交代かという文章につづいて、冒頭のエントリーを公開しています。そこで、あらためて繰り返されているのは、民主党が何をかえようとしているのかということがみえてこないという事実です。そこに、じれったいものを感じているのです。
しかし、民主党が政権交代をいいつづけて相当の時間を費やしていますが、その内実にふれていないのは、この間のことではなく、これまでも一切語ってこなかったといって過言ではないでしょう。
民主党による政権交代を誰よりも強く願う氏自身が、「民主党政権が日本をどう造りかえるのか、具体的な言葉は伝わってこない」というのですから、いったいこの場合に語られる政権交代とはいったい何なのかという疑問が沸いてきて当然です。
そうした国民の間の疑念を前に、山口氏は不安を抱えて込んでいるのではないでしょうか。以下のように。
民主党には政権担当能力がないという自民党の批判に同調することは、私も望まない。麻生政権の政権担当能力の欠如の方が深刻である。それにしても、政権交代を起こして民主党はどのような政策を実現し、日本の世の中をどう変えたいのか。その点が具体的に見えてこないところに、不安の原因がある。(何のための政権交代か) |
一方で、氏は、こう言い切っています。
日本人にとって、選挙による本格的な政権交代を初めて経験するかもない機会である。 |
しかし、こういうためには、長年の自民党政治のなかには、「政権交代」によって自民党が下野した時期も現にあるし、仮に民主党が政権についた場合はそれとは異なることが立証されていないといけないでしょう。これはまったく論理的には成り立たちません。
なにしろ(民主党が)どう変えたいのか分からないといっているのは氏自身なのですから。先行きが皆目分からないのに、「本格的な政権交代」だとどうしていえるのでしょうか。
こうしたところに、氏の政権交代至上ともいうべき姿勢を感じるのです。
むしろ私は、これまで繰り返しのべてきましたが、両党のちがいを探しだそうとするよりも、両党の重なりにこそ目をむけないといけないと思います。自民党の政治のもたらした日本社会のゆがみを民主党政権が是正できるのでしょうか。それに否定的な態度を私は取らざるをえません。
なぜなら、ゆがみをもたらした要因たる現に米国追随や大企業優先をただそうと語れないし、今後、米国追随・大企業優先の基本姿勢を民主党がとらないという保障はほとんどないでしょう。両党の重なり、同じところは政治路線上の本質を示す部分です。
山口氏はここを一切、語りません。語っては話がすすまない。そこに政権交代論の最大の矛盾がある、こう私は思います。
(「世相を拾う」09123)
■応援をよろしく ⇒
■こちらもお願い⇒
前の記事へ | 次の記事へ |
小選挙区制導入のときも旗をふったわけで、民主党による政権交代を金科玉条のようにふりまく氏の姿は、二大政党政治に道を開いた立て役者の一人と評価をくだすことができるのではないでしょうか。
堤さんの主張について私は不案内ですが、妥当な意見だと思います。
>民主党擁護のメディアをうのみにせずに有権者がしっかり見極めなければなりませんね。
まったくそのとおりだと思います。
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません