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ミス・ユニバースの“過激すぎる衣装”、抗議殺到でデザイン変更

7月31日14時13分配信 産経新聞

ミス・ユニバースの“過激すぎる衣装”、抗議殺到でデザイン変更
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衣装を変更することが決まった日本代表の宮坂絵美里さん(写真:産経新聞)
 8月1日から選考が始まる「ミス・ユニバース」の日本代表、宮坂絵美里さん(25)が着用するナショナルコスチュームのデザインが見直されることが分かった。牛革製の黒振り袖に、下半身はショッキングピンクの下着とガーターベルト丸出しというド派手な衣装には国内外から批判が殺到。デザインを事前に知らされていなかった呉服店や帯職人もミス・ユニバース事務局に抗議した結果、変更を余儀なくされることとなった。

  [写真でみる] 問題となった過激な衣装

 《当初のデザインにありました着丈の長さに戻す方向で修正をすることとなりました》

 ミス・ユニバース日本事務局(MUJ)は30日午後、公式ホームページで、ナショナルコスチューム用の衣装を修正することを明らかにした。新たな衣装は、衣装合わせ時点の丈の長さに戻し、丸出しだった下半身を隠すものとみられる。牛革製の和服などは変更しないようだ。

 問題の衣装はもともと、ミス・ユニバース主催の米不動産王、ドナルド・トランプ氏が日本に派遣したフランス人女性プロデューサー、イネス・リグロン氏の発案。関係者によると、今回の衣装に酷似したクリスチャン・ディオールの着物風コレクションを気に入ったイネス氏が、和服再興を目指すデザイナーズブランド社長の緒方義志氏に発注したという。

 衣装は今月22日に発表されたが、その直後から「日本が誤解される」「ガーターベルトは売春婦の象徴だ」などと、MUJや緒方氏のもとに2000件以上の抗議が殺到。帯を提供した呉服店や職人も「あのデザインを知っていれば提供しなかった」「変更しない限り使用を認めない」などと拒否反応を示したことで、デザイン変更を余儀なくされたとみられる。

 当初、イネス氏は《私が気にするのはファッション産業の有力者の評価だけ》、緒方氏も《「着物は奥ゆかしき日本人女性の象徴である」という現代の日本人が作り上げた妄想》などとブログに書き、強気の姿勢だった。

 今回のデザイン変更について、辻村和服専門学校(静岡)の辻村宜孝理事長は「あのデザインは当校の先生方も全員、下品すぎてショックを受けていました。着物に触れたことがない人には良いデザインなのかもしれませんが、私どもには単に着物をイヤらしい形にくり抜いたようにしか見えません。日本代表である以上、『ちゃんとした和服』というコンセプトを勝手に崩されては困る。見直しということでホッとしています」と話している。

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最終更新:7月31日16時47分

産経新聞

 

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