場外乱闘をするシン(右)とブッチャー=後楽園ホール
「ハッスル・ツアー2009」(30日、後楽園ホール)
ブッチャーとシンが90年の全日本・日本武道館大会以来となる19年ぶりの一騎打ちで激突。両雄は26日のハッスル・エイドでタッグを組んだが、仲間割れしたことで“昭和の夢対決”が実現した。試合はサーベルで急襲したシンがブッチャーを流血させて始まり、場外をもみ合いながら移動。1度もリングに上がることなく、最後はブッチャーのフォークで血ダルマにされ、パウダーを誤爆された野口レフェリーが両者リングアウトのゴングを要請。“昭和プロレス”にふさわしい不透明決着に終わった。