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政治家にも“新兵器” ツイッター、140字の「つぶやき」席巻

7月30日11時38分配信 産経新聞

政治家にも“新兵器” ツイッター、140字の「つぶやき」席巻
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自民党の前衆院議員、橋本岳さんのツイッター(画像は一部加工してあります)(写真:産経新聞)
 短い“つぶやき”を次々と書き込むミニブログ「Twitter(ツイッター)」。オバマ米大統領からイラン改革派の活動家までが、重要な“武器”として使用している。その影響力の大きさは、「ノーベル平和賞候補」との声が上がるほど。日本でも、政界から芸能界まで広く使われ始め、先月のアクセス数は前月比で5割増の勢いを見せる。時々刻々と“つぶやきパワー”を発信し続けるツイッターは、強力な情報ツールとしての地位を確立しつつある。(池田証志)

  [フォト]政治家のTwitter投稿を集約する「ぽりったー」

 ツイッターは、「いま何してる?」という問いかけに答えるように140字以内で投稿するミニブログ。他のユーザーのつぶやきを自分のサイトに表示することもでき、気軽さと即時性に優れている。利用料は無料。米国で3年ほど前に始まり、昨年4月には日本語版が立ち上がった。

 米国では、オバマ大統領が選挙活動で使用し、草の根レベルの支持者を開拓。大統領演説の同時発信や会見予定の発表などにもフル活用している。

 また、6月のイラン大統領選をめぐる騒乱では、改革派が組織内の連絡や海外への情報発信に利用。米政府の元高官が今月、「ツイッターにノーベル平和賞を」と呼びかけるほどの評価を得ている。

 ≪懇談会を実況中継≫

 自民党の橋本岳・前衆院議員は21日、衆院解散前に開かれた自民党両院議員懇談会の様子を約40分に渡りツイッターで実況中継。続く本会議では「解散詔書が読まれて、万歳三唱して、胸にじーんときて、涙が出そうになりました」と赤裸々な感情をつづった。「人間としての自分を伝えたい」と語る橋本氏のサイトには約5000人がお気に入りとして登録している。

 ツイッター利用の政治家をまとめたサイト「ツイッターと政治」によると、衆参議員6人のほか、地方自治体の首長や議員が使っている。海外とは比較にならないが、かつての政治家ブログ興隆前夜に近い状態だ。

 青森県は今月から、各課が所管するイベントをつぶやいている。千葉県の横芝光(よこしばひかり)町立図書館では、連日ツイッターを更新。新聞の読書欄との連動やイベント案内などに取り組んでいる。

 一般企業も商品広告などにツイッターを利用している。海外ではスイスの食品・飲料大手「ネスレ」や英携帯電話サービス大手「ボーダフォン」が、国内では紀伊国屋書店や日本IBMがサイトを持っている。

 インターネット利用者動向調査会社「ネットレイティングス」の調査によると、6月の月間アクセス数は1091万。5月の712万から1カ月で約53%も増加している。

 各界で急激に広まるツイッターから当分の間、目が離せなさそうだ。

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最終更新:7月30日11時38分

産経新聞

 

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