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【FC東京ニュース】

ユニバ代表CB高橋を獲得

2009年7月31日 紙面から

練習参加し、軽快な動きを見せるDF高橋=東京・小平グラウンドで

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 FC東京が、来季の新戦力としてユニバーシアード代表の東京学芸大DF高橋秀人(21)を獲得することが30日、分かった。高橋は確かな技術とボールを奪い取る力、高い戦術眼をあわせ持つ大学屈指の即戦力センターバック。川崎、磐田、大宮、大分、東京Vなど複数のJクラブとの争奪戦を制して獲得に成功した。きょう31日にも正式発表される。

 来季の補強1号として大学ナンバーワンCBの加入が内定した。スカウト担当が2年以上も密着してラブコールを送り続け、争奪戦の末、獲得にこぎ着けた。高橋に対する現場首脳陣の評価は高く、強化担当者は「クラブの柱、チームの若きリーダーとして期待している」と話した。

 高い守備力はもちろん、攻撃力に対する期待値も高い。ユニバ代表ではボランチを務め、優れた状況判断と長短のパスを操る正確な技術は魅力大だ。「セールスポイントはボールを前に運ぶ力」という高橋はパスサッカー志向が強く、最終ラインからのビルドアップを生命線とする城福トーキョーに最も適合する人材と言っていい。

 高橋は教員免許の取得を目指す勉強家で、実直な性格はピッチ外でも一目置かれている。ゲームを読む力、洞察力があり、チームを統率する力にもたけている。ユニバ代表ではキャプテンを務め、強いリーダーシップでチームをまとめ上げ、世界3位の立役者となった。

 08、09年は特別指定選手としてFC東京でプレー。すでにクラブのスタイルや城福監督のサッカーに触れ、チームにも溶け込んでいるため、適応する時間を必要としない、まさに「即戦力」。甘いマスクの高橋が最終ラインに構え、チームの屋台骨を支える。 (松岡祐司)

 

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