2009年 7月 30日
真庭市で避難勧告続く
雨で土砂が流出する恐れがあるとして真庭市の5世帯に29日から避難勧告が出されています。30日、市の職員らが現場の状況を確認し、土砂の流出防止の対策を進めています。30日午前9時前から真庭市の職員らが土砂が崩れている山で現状を確認しました。山の中腹は幅30メートル、長さ25メートルに渡って崩れていて、雨が降ると土砂が下の集落に流出する恐れがあるということです。29日、5世帯18人に出された避難勧告は丸1日たった現在も続いていて、公民館に避難している住民が市の保健師から健康状態のチェックを受けました。真庭市では、雨水よけのシートや防護柵の設置で土砂の流出を防ぐ対策を進める予定ですが、天候によっては避難勧告が長引くことも予想されることから土砂の撤去も検討しているということです。

岡山県庁で危機管理チーム会議
各地で、大雨や突風などの自然災害が相次いでいることから岡山県は30日、危機管理チームの会議を急遽開き、防災意識の徹底を確認しました。会議には各部局の課長などが出席し、森廣危機管理監が、「九州や山口の豪雨被害では、避難勧告の遅れなどが指摘されている」として、平常から防災意識を持つことが必要と呼びかけました。また、万が一災害が発生した場合に備え、速やかに情報収集できる体制を整えることを確認しました。岡山県では、職員の名刺に、防災情報メール配信サービス登録用のQRコードを刷り込み、普及を進めることにしています。

連続不審火に関与か ゴミ放火容疑 男逮捕
岡山市のゴミ置き場のゴミに火をつけたとして無職の男が器物損壊の疑いで警察に逮捕されました。男は、他のゴミ置き場にも火をつけたことをほのめかしていて警察が裏付け捜査を進める方針です。逮捕されたのは玉野市生まれで住所不定の無職、藤原洋平容疑者(30)です。警察の調べによりますと藤原容疑者は28日午前1時45分ごろ、岡山市南区平福にあるゴミ置き場に灯油をまきライターで火を付け、金網フェンスを焼いた疑いです。現場周辺の聞き込みから藤原容疑者を割り出したもので警察の調べに対し藤原容疑者は、容疑を認めているということです。岡山市と倉敷市では今月13日以降、ゴミ置き場などで不審火が15件相次いでいて、いずれも藤原容疑者が火を付けたことをほのめかしていることから警察で裏づけ捜査を進める方針です。

甲子園出場決めた倉敷商業 知事表敬
夏の高校野球岡山大会で優勝し2年連続8回目の甲子園出場を決めた倉敷商業ナインが30日、石井知事に甲子園出場を報告しました。石井知事を表敬訪問したのは倉敷商業野球部の田中利樹主将をはじめ選手ら19人です。優勝報告を受けた石井知事は「培ってきた力と技を思う存分発揮し、県民の皆さんへ熱い感動を与えてください」と激励し、倉商ナインに試合球をプレゼントしました。これに対し田中主将が「岡山県56校分の思いを背負って倉商らしいひとつひとつ大事にしたプレーを全力でします」と述べ決意を新たにしていました。甲子園では昨年、かなわなかったベスト8進出を目指す倉敷商業、初戦の相手は来月5日の抽選会で決まります。

環境学習エコツアー
自然観察や施設の見学を通して環境保全の大切さを知ってもらおうと30日、岡山県内を巡るエコツアーが行なわれました。岡山県が主催したツアーには、県内の10歳の小学生から88歳までの約30人が参加し海の環境を中心テーマに3つの施設を見学しました。このうち瀬戸内市の県栽培漁業センターでは「埋め立てなどで魚が小さい時に隠れる場所が減り数も減った」など瀬戸内海に住む魚の現状を教わった後、10万匹以上いる放流用のオニオコゼの稚魚などを見て周りました。主催した県は、環境保全の意識を高めてもらうためにもこうした体験型ツアーを活用して欲しいと話しています。