1999年07月03日
第５２８話「卒業、そして、想いの行方XLII」
テーマ：卒業、そして、想いの行方
げん玉で勝つ！！
～裏技で稼いじゃおう～
さくら雪（美沙） ～Last Love Letter～
3/30（月）更新 第5話 「裏切り｣
アネモネ（千晶）
3/30（月）更新 第2話 「若紫計画始動！？」
（PCの方は、下のQRコードをご利用下さい
※携帯の機種によっては閲覧できない場合も
ございますが、ご了承ください。
【その他の外伝シリーズ】
浅井武勇伝(R指定）
現在、第１～５話を連載中デス。
（内容）
浅井先生が生徒と××しちゃったお話しとか、
女の子のバイトに手をだして××…
ブログでの非公開部分は電子書籍で公開中です。
こちらのページからどうぞ♪
24時間スペシャルBGM
BGM（PC限定）
。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜
妹が…
結衣が泣いた姿を以前に見たのは、
ホント久しぶりでさ…
ここ最近…
少なくとも10年は見てないと思う。
俺が大学生になって一人暮らしを始めてからは、
盆や正月以外に妹と接する機会は
ほとんどなかったってのもあるんだけどね。
（ここ最近は盆正月さえも帰省してなかったし）
そんな妹が泣いた姿を、
敢えて思い出すとすれば…
俺が学生の頃…
妹がまだ小学生ぐらいのときに
理由は全然覚えてないんだけど、
鼻水たらして泣きじゃくっていて、
オヤジに「ほらほら泣かないの」って慰められていた姿を
かすかに覚えている程度なわけで…
彼女が小学生の高学年以降になってからは、
それっきり泣いた記憶がまったくなくて、
少々のことじゃ絶対涙なんか見せなかった。
もちろん、俺の知らないところでは、
散々泣いていたのかもしれないけど、
少なくとも俺や家族の前では…
絶対に涙をこぼすようなことなんてなかった。
まさに、『強気』を絵に描いたような妹だったから…
だから…
電話口で号泣している妹の声を聞いたとき、
え………！？
正直、意味が分からないっていうか…
心配した、っていうより、
とまどっていた、というほうが正解だと思う。
「どうした？！ なんかあったのか！？」
戸惑いながらも聞くと、
「お、お兄ちゃん…
ご、ごめんなさい…」
ますますもって意味分かりませんがな（汗）
理解不能なアニキが、
「おい、なに謝ってんだよ！？
分かるように説明しろよ」
そう言っても、
「うう…、ご、ごめんなさい…
ホントにごめんなさい…」
そればっかりでさ…（汗）
どうすりゃいいのさ…
ヽ(;´Д｀)ﾉ
一向に泣き止む様子を見せない妹に
なんて言っていいのか分からなくて、
しばらく黙って泣き声を聞いてたんだけど、
ふと時間が気になって時計を見ると、
あ…
終電まであと5分…（汗）
ヤ、ヤバイっす・・・Σ(￣⊥￣|||）
「わ、悪い。
俺、とりあえず電話あとにしていいか？
終電いっちゃうからさ。
家に帰ったらかけなおすから」
焦ったオッサンは大急ぎでカバンを肩にかけて
電話を切ろうとしました。
え？
な、なんですと！？
ヒカルのオッサン、冷たいですって？
う、うう…（汗）
そ、そんなこと分かってるっつうのっ！！
泣いてる妹を放置するようで
申し訳ないとは思いましたよ。
けどしょうがねぇじゃん。
いくら家が近いからって、
終電逃したらタクシー代かかっちゃうんだから～（汗）
貧乏人がタクシーなんか乗れるかっつうのっ！！
「じゃあ、またあとでな」
俺の言うことを聞いてるのか聞いてないのか
よく分からない妹に、念押しするようにそう言ったとき…
「…さんが…」
ヒックヒックとしゃっくりを混ぜながら、
妹がポツリ。
「え？」
「お、お兄ちゃん…
美沙…さんが…」
～裏技で稼いじゃおう～
さくら雪（美沙） ～Last Love Letter～
3/30（月）更新 第5話 「裏切り｣
アネモネ（千晶）
3/30（月）更新 第2話 「若紫計画始動！？」
（PCの方は、下のQRコードをご利用下さい
※携帯の機種によっては閲覧できない場合も
ございますが、ご了承ください。
【その他の外伝シリーズ】
浅井武勇伝(R指定）
現在、第１～５話を連載中デス。
（内容）
女の子のバイトに手をだして××…
ブログでの非公開部分は電子書籍で公開中です。
こちらのページからどうぞ♪
24時間スペシャルBGM
BGM（PC限定）
。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜
妹が…
結衣が泣いた姿を以前に見たのは、
ホント久しぶりでさ…
ここ最近…
少なくとも10年は見てないと思う。
俺が大学生になって一人暮らしを始めてからは、
盆や正月以外に妹と接する機会は
ほとんどなかったってのもあるんだけどね。
（ここ最近は盆正月さえも帰省してなかったし）
そんな妹が泣いた姿を、
敢えて思い出すとすれば…
俺が学生の頃…
妹がまだ小学生ぐらいのときに
理由は全然覚えてないんだけど、
鼻水たらして泣きじゃくっていて、
オヤジに「ほらほら泣かないの」って慰められていた姿を
かすかに覚えている程度なわけで…
彼女が小学生の高学年以降になってからは、
それっきり泣いた記憶がまったくなくて、
少々のことじゃ絶対涙なんか見せなかった。
もちろん、俺の知らないところでは、
散々泣いていたのかもしれないけど、
少なくとも俺や家族の前では…
絶対に涙をこぼすようなことなんてなかった。
まさに、『強気』を絵に描いたような妹だったから…
だから…
電話口で号泣している妹の声を聞いたとき、
え………！？
正直、意味が分からないっていうか…
心配した、っていうより、
とまどっていた、というほうが正解だと思う。
「どうした？！ なんかあったのか！？」
戸惑いながらも聞くと、
「お、お兄ちゃん…
ご、ごめんなさい…」
ますますもって意味分かりませんがな（汗）
理解不能なアニキが、
「おい、なに謝ってんだよ！？
分かるように説明しろよ」
そう言っても、
「うう…、ご、ごめんなさい…
ホントにごめんなさい…」
そればっかりでさ…（汗）
どうすりゃいいのさ…
ヽ(;´Д｀)ﾉ
一向に泣き止む様子を見せない妹に
なんて言っていいのか分からなくて、
しばらく黙って泣き声を聞いてたんだけど、
ふと時間が気になって時計を見ると、
あ…
終電まであと5分…（汗）
ヤ、ヤバイっす・・・Σ(￣⊥￣|||）
「わ、悪い。
俺、とりあえず電話あとにしていいか？
終電いっちゃうからさ。
家に帰ったらかけなおすから」
焦ったオッサンは大急ぎでカバンを肩にかけて
電話を切ろうとしました。
え？
な、なんですと！？
ヒカルのオッサン、冷たいですって？
う、うう…（汗）
そ、そんなこと分かってるっつうのっ！！
泣いてる妹を放置するようで
申し訳ないとは思いましたよ。
けどしょうがねぇじゃん。
いくら家が近いからって、
終電逃したらタクシー代かかっちゃうんだから～（汗）
貧乏人がタクシーなんか乗れるかっつうのっ！！
「じゃあ、またあとでな」
俺の言うことを聞いてるのか聞いてないのか
よく分からない妹に、念押しするようにそう言ったとき…
「…さんが…」
ヒックヒックとしゃっくりを混ぜながら、
妹がポツリ。
「え？」
「お、お兄ちゃん…
美沙…さんが…」
1 ■うわっ！
その先が気になるぅ～！！！