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新型インフル 田辺高校で集団感染 和歌山

2009.7.31 02:42

 今月後半、新型インフルエンザの集団感染が発生した和歌山県立田辺高校・中学校(田辺市学園)。学校によると、30日までに教諭1人、中学生2人、高校生66人が感染したという。同校は高校野球県大会で8強まで勝ち上がったが、生徒たちによる応援を自粛したため、OBらが急遽(きゅうきょ)応援団を結成するなど注目を集めた。

 県によると、同校で最初に感染が確認されたのは今月19日。患者は20代の女性教諭だった。感染者は日を追うごとに増え、23日までに、生徒のほか保護者・教諭を含む学校関係者計54人の感染が確認された。24日以降、県は病院で新型インフルエンザかどうかを判断する遺伝子検査を取りやめたため、最終的な感染者が何人に上るのか分からないとしているが、学校では30日までに延べ69人の感染を確認している。

 田辺保健所と県難病・感染症対策課は、学校内で感染が広がった要因を突き止めるため、現在、患者らへの聞き取り調査を行っている。しかし、感染した生徒の学年や所属クラブが一致していないうえ、17日の終業式以降の夏休みに感染が明らかになったため、原因の特定は難しいとみられる。同課の担当者は「新型インフルの潜伏期間は約1週間。この間の接触者や行動を地道に調べるしかない」と話している。

 ただ、ここ数日は新たな感染者が確認されていないため、同校では感染確認以来中止していた補習授業を28日から再開するなど、平常を取り戻しつつある。

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