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	明石歩道橋事故　元副署長に「３度目」の起訴相当
	ＷＴＣ誘致に向け「５者協議」開催へ
	さよなら「クラシックジャンボ」　関空でラストフライト
	土地改良区の巨額横領事件　母子に実刑判決
	女子生徒にわいせつ行為　元中学教諭を逮捕
	大阪市　不正な随意契約１９１件
	橋下知事、吉本の要求に「ビックリですわ」
	浪速区で連続路上強盗　２女性が被害
	総選挙　立候補予定者への説明会
	民主党府連　大阪市長にマニフェスト説明

最終更新日時：2009年7月30日 19:50

明石歩道橋事故　元副署長に「３度目」の起訴相当

「起訴相当」の議決

通算３度目の起訴相当議決。しかし今回は、これまで以上に重いものです。兵庫県明石市の歩道橋事故で検察審査会は、不起訴となっている当時の明石警察署副署長について起訴相当・つまり「起訴すべき」と議決しました。

議決の知らせは３０日午後１時過ぎ、遺族のもとに届きました。
「『起訴相当』で間違いないです。非常に重いですね」（議決を見た遺族の下村誠治さん）。
兵庫県明石市の花火大会で、２５８人が死傷した歩道橋事故。ずさんな警備がその原因でしたが、神戸地検は警備の責任者だった明石警察署の榊和晄・元副署長を不起訴処分としています。しかし、榊元副署長が計画に深く関わり、事故当日も必要な指揮を執らなかったことなどから、検察審査会が「起訴すべき」と判断したのです。
審査会は過去に２度同じ起訴相当を議決していますが、神戸地検は不起訴処分を変えませんでした。しかし今年５月、審査会が２回「起訴相当」を議決しても、検察が判断を変えなければ強制的に起訴されることになり、今回はその１回目になります。
下村さんは今回の議決について「家族は帰って来るわけでもないし、時も戻せないけど、（裁判をして）私たちの事故が教訓になるようにしたい。それぐらいしか遺族にできることはない。そういう意味で大きな議決をいただいた」と話しました。
審査会は議決の中で、これまでの検察の判断について「理解できない」などと厳しく非難していて、今後の神戸地検の対応が注目されます。

( 2009/07/30 19:48 更新)

ＷＴＣ誘致に向け「５者協議」開催へ

平松市長の会見（大阪市役所）

ＷＴＣへの大阪府庁の誘致をめざすことになった大阪市の平松市長が、咲洲・夢洲地区の将来を検討するため、経済界を交えた協議会を開く方針を示しました。
ＷＴＣをめぐっては２８日、大阪市の平松市長が橋下知事に買い取りを依頼し、知事も９月の議会で府庁移転案を再提案する方針を示しています。
３０日の会見で平松市長は「府庁移転には、咲洲・夢洲地区の将来について検討することが必要。過去は大阪市だけで将来像を描いて開発をすすめてきた経緯があるが、その結果として今の状態をひきおこしている。一人相撲をするのはもうやめ」と話し、府・市のほか経済界も交えて開発協議会を行う方針を示しました。開発協議会については、総選挙後には開催する方針だということです。

( 2009/07/30 19:43 更新)

さよなら「クラシックジャンボ」　関空でラストフライト

関空を離陸するB747-300型機

旅客機の世界にも世代交代です。「ジャンボジェット」の愛称で知られるボーイング７４７。その中でも「クラシックジャンボ」と呼ばれる機種が、約４０年の役目を終え、日本の空から姿を消します。

３０日午後、関西空港を飛び立った一機の飛行機。ボーイング７４７－３００・通称「クラシックジャンボ」。これが関西でのラストフライトとなりました。

「クラシックジャンボ」は、ジャンボジェットと呼ばれる飛行機の中で、初期に作られたタイプを指す呼び名です。デビューは１９７０年。それまでの飛行機の２倍以上、５００人もの乗客を運ぶことが出来る「ジャンボ」な機体は、大量輸送時代の幕開けを告げました。

広瀬正一さん（５５）。航空機関士として２０年以上、クラシックジャンボに乗務してきました。広瀬さんはクラシックジャンボについて「３人乗り機の最後のモデルだし、究極のジャンボです」と話します。

アナログ計器が所狭しと並んだコックピット。機長と副操縦士だけでは全てを見ることが出来ません。そこで広瀬さんのような航空機関士が、これらの計器を監視するため一緒に乗務し、安全な運航を支えてきました。しかし、技術の進歩でコンピューター化が進み、航空機関士を必要とする飛行機は今やクラシックジャンボだけ。そのクラシックジャンボも、３１日、日本の空から姿を消すのです。

「航空機関士という仕事をしてきた人たちの任務が終了するということに関しては、非常に複雑な思いがいたします。世界中いっしょに仕事をしてきた仲間でありますし、よく頑張ってきてくれたなと思います。本当に感謝している。感謝の一言です」（広瀬正一さん）

最新の機種に比べると、かさむ維持費や燃料費。加えて「大量輸送」がかつてほど必要とされなくなりました。空港には、小型・中型の飛行機が目立ちます。時代の変化についていけなくなったクラシックジャンボは、引退を余儀なくされたのです。

３０日に迎えた関西でのラストフライト。３人でコックピットに向かう姿が見られるのも、これが最後です。乗客は「今まで何度も乗ってきたのでさびしいですね」「『お疲れ様』という感じです」などと話していました。

多くのファンや空港職員らに見送られ、飛び立っていったクラシックジャンボ。一つの時代が幕を下ろしましたが、その姿は永遠に記憶されることでしょう。

( 2009/07/30 19:49 更新)

土地改良区の巨額横領事件　母子に実刑判決

大川ひとみ被告

徳島県阿南市の土地改良区の資金など、７億円あまりを着服したとされる元会計主任の女とその長男に対し、徳島地方裁判所は、懲役１０年と懲役７年６ヵ月を言い渡しました。
業務上横領の罪に問われた阿南東部土地改良区の元会計主任・大川ひとみ被告（６１）は、２００５年から去年にかけて、土地改良区の資金など約７億４０００万円を着服しました。その金の大半は、同じ罪に問われた長男・悦史被告（３２）が借金返済に充てていたとされます。
３０日の判決で、徳島地裁の畑山靖裁判長は「大川被告は息子への偏った愛情から横領を繰り返し、悦史被告も怠惰な生活を送りながら無心を続け、被害も甚大」として、いずれも求刑通り、大川被告に懲役１０年・悦史被告には懲役７年６ヵ月を言い渡しました。

( 2009/07/30 19:42 更新)

女子生徒にわいせつ行為　元中学教諭を逮捕

「マッサージする」と称して、わいせつな行為

京都市の元中学教諭が顧問を勤めていた運動部の女子生徒に対し、マッサージをすると称して、わいせつな行為をしたとして逮捕されました。準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、京都市立中学校の元教諭・今村和明容疑者（３４）です。調べによりますと、今村容疑者は去年４月、自分が顧問をつとめていた運動部の女子生徒の家を訪れ、「マッサージをする」などと言葉巧みに持ちかけ、わいせつな行為をした疑いがもたれています。今村容疑者は去年１２月から今年３月にかけて、自宅に別の女子生徒を招き、わいせつな行為をしたとしてすでに逮捕・起訴されていて、調べに対し、「マッサージをしただけ」と容疑を否認しています。学校側はすでに今村容疑者を懲戒免職にしていますが、警察は他にも被害にあった生徒がいるとみて追及していく方針です。

( 2009/07/30 14:19 更新)

大阪市　不正な随意契約１９１件

不正契約案件の総額は１億６０００万円（会見する大阪市幹部）

大阪市が過去２年間の随意契約の調査を行ったところ、１９１件に上る不正な契約があったことがわかりました。大阪市は過去２年間の約１万２０００件の随意契約について調査しました。その結果、環境局など４つの局で、入札を避けるための意図的な分割発注が１６４件、他の工事に代金を充てるための実体のない契約が２７件、計１９１件の不正な契約があったことがわかりました。不正に契約された案件の総額は約１億６０００万円で、このうち、実体のない契約は８７０万円に上ります。担当した職員は、「時間を省くためにやった」などと話しているということで、大阪市は今後、職員の処分についても検討する方針です。

( 2009/07/30 14:19 更新)

橋下知事、吉本の要求に「ビックリですわ」

「ムチャクチャですわ」と話す橋下知事

大阪府の演芸資料館、ワッハ上方の移転をめぐる問題で、大阪府の橋下知事は３０日朝、吉本興業側が示している条件について、「ひどい要求だ」と非難しました。笑いの文化の資料を展示保存する「ワッハ上方」について、大阪府は経費削減のため、難波・千日前にある吉本興業のビルから、通天閣に移転させる方針です。これに対し、吉本興業は「ビルはワッハ上方の恒久的な入居を前提として建設した」と抗議、橋下知事が「がめつい」などと吉本側を非難していました。これまでによしもとデベロップメンツの若林正裕会長は、「大阪府さんの意向をすべて受けて、オーダーメイドのビルにした。信頼関係のもとにしてたのに…。（涙）です」と語っていました。これに対して橋下知事は３０日朝、報道陣の取材に、ビルを退去するにあたり、吉本側が原状回復よりさらに骨組みにした状態で返すよう要求していることを明かしました。その上で橋下知事は「弁護士を１０何年やっていて、こんな要求初めて聞きました。ムチャクチャですわ」と怒りをあらわにしていました。移転が決まれば、両者の間で補償について話し合われることになりますが、交渉は難航しそうです。

( 2009/07/30 12:39 更新)

浪速区で連続路上強盗　２女性が被害

同一犯の疑い

３０日未明、大阪市浪速区で女性を狙った路上強盗が相次ぎました。警察は同一犯とみて捜査しています。３０日午前０時ごろ、大阪市浪速区敷津西の路上で、飲食店勤務の２８歳の女性がいきなり、後ろから男に押し倒されました。そして男は女性から財布を奪うと、中から現金３万５０００円あまりを抜き取って逃げました。女性は左ひじなどに軽いけがをしました。また浪速区塩草の路上でも、２０歳の女性がいきなり男に顔を殴られ、カバンを奪われそうになりましたが、女性が抵抗したため男は何も取らずに逃げました。いずれの事件も犯人は黒っぽい服を着て、自転車に乗った２０～３０歳くらいの男ということで、大阪府警は同一犯による連続強盗傷害事件とみて捜査しています。

( 2009/07/30 12:29 更新)

総選挙　立候補予定者への説明会

総選挙は８月１８日公示、３０日投票

総選挙の公示を前に、大阪府選挙管理委員会では３０日、立候補予定者に対する説明会が開かれました。午前１０時から大阪府庁で開かれた説明会には、大阪の小選挙区から立候補を予定している陣営の関係者らが出席し、立候補の手続きや選挙運動の注意事項について、選挙管理委員会から説明を受けました。今回の総選挙は「政権選択」が最大の焦点になっていて、全国に３００ある小選挙区に、約１１００人が立候補するとみられています。先週の解散以降、各政党が政権公約・マニフェストを発表するなど、事実上、選挙戦は始まっています。総選挙は８月１８日に公示され、３０日に投票が行なわれます。

( 2009/07/30 12:25 更新)

民主党府連　大阪市長にマニフェスト説明

橋下知事にもマニフェストを説明する予定

総選挙を控え、民主党大阪府連は３０日午前、大阪市の平松市長に今週、発表した党のマニフェストを説明しました。大阪市の平松市長のもとには、民主党大阪府連の平野博文代表らが、２７日に発表したマニフェストを携えて訪れました。マニフェストには、中学卒業まで年額３１万円の子ども手当ての支給や地域主権の確立などが記されています。平野代表は今後、地方と国の協議機関設置の項目を追加するとしましたが、平松市長は大阪市で、２４００億円に上る生活保護費の全額国庫負担の明記を求めました。その上で平松市長は「自治体としての裁量権・選択肢が増えて、政策を実行できると思っていた。どこにあるんだろうと見たので、なかったのが残念」と話しました。平野代表らは大阪府庁を訪れ、橋下知事に対してもマニフェストの説明を行っています。

( 2009/07/30 12:22 更新)

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