県内ニュース
イブニング・シックス
献上桃の箱詰め式(07月30日)
桑折町で今年も皇室に献上するモモの選果と箱詰めの作業が行われました。献上されるのは桑折町で収穫の最盛期を迎えている「あかつき」です。けさ収穫されたおよそ20万個の桃の中から大きさや糖度を光センサーで調べたあと県果樹研究所の職員たちがひとつひとつ手に取り、色づきや形の良い180個のモモを選び出しました。今年は今月に入って雨の日が増えたため甘さや形が心配されていましたが、例年通りのおいしいモモになっているということです。きょう箱詰めされた献上桃はあす、宮内庁に届けられることになっています。
甲子園出場の聖光学院が知事表敬(07月30日)
来月8日に開幕する夏の甲子園大会に県代表として出場する「聖光学院」の選手や監督などがきょう、佐藤知事を訪ね大舞台での健闘を誓いました。聖光学院は今月25日に行われた夏の高校野球県大会の決勝で東日本(ひがしにっぽん)国際大昌平を破り、3年連続6回目の夏の甲子園出場を決めました。きょうは松本剛(つよし)主将や斎藤智也監督など関係者4人が佐藤知事を訪ね夏の甲子園での健闘を誓いました。これに対し佐藤知事は、「甲子園では平常心で思い切って戦ってきてください。」とエールを送りました。聖光学院は来月2日に甲子園に向けて出発し、8日に開幕する大会に臨みます。
好間強盗の2人を宮城の強盗容疑で再逮捕(07月30日)
いわき市と山形県で起きた強盗事件で起訴されている男2人が、宮城県で起きた強盗事件にも関わっていた疑いが強まり、福島など3つの県警で作る合同捜査本部はきょう、2人を再逮捕しました。強盗の疑いで再逮捕されたのは、いわき市に住む渋谷(しぶや)大樹(だいき)容疑者と渡辺(わたなべ)尚貴(なおき)容疑者の2人です。警察によりますと2人は去年12月、宮城県川崎町のスーパー「アイユー川崎店」に包丁を持って押し入り、男性従業員を縛り上げた上、金庫から現金およそ540万円を奪って逃げた疑いです。2人は、いわき市と山形県米沢市で発生した強盗事件に関与したとしてすでに起訴されていますが、2つの事件と宮城の事件の手口が似ていることなどから、福島・宮城・山形の3つの県警で作る合同捜査本部が調べを進めていました。2人は取り調べに対して「2人でやった」などと話し、容疑を認めているということです。
郡山市役所のアドレスで不審メール(07月30日)
郡山市役所のアドレスを使い「マイケルジャクソンのDVDを紹介するメール」が、不特定多数の人に送られていた可能性があることが分かり、市が注意を呼びかけています。郡山市によりますと、きのう市のメールサーバーに、宛先不明のメール21通が返信≠ウれているのを、担当者が見つけました。メールの送信元は確かに市のアドレスになっていましたが、その中身を確認したところ、市では送った事実がない『マイケル=ジャクソンの追悼記念DVD』を格安で販売するという内容のものでした。さらにこのメールにはネットショップのサイトへ繋がる宛先がいくつか記されていたと言うことです。これまでのところ被害の報告はないということですが、市では何者かが無断でアドレスを使い、メールを不特定多数の人に送りつけたと見て、注意を呼びかけています。
いわき市県議補選は市長選と同日(07月30日)
県選挙管理委員会はきょう、県議会いわき市選挙区の補欠選挙をいわき市長選挙と同じ「9月13日」に行うことを決めました。県議会のいわき市選挙区は現職の議員1人がいわき市長選挙へ出馬するため辞職したことから、欠員が2人となっていました。これを受けてきょう、県は選挙管理委員会を開きいわき市選挙区の補欠選挙を9月4日に告示、いわき市長選挙と同じ9月13日に投票を行うことを決めました。県議補選を市長選挙と同じ日にした理由について、県選挙管理委員会は「実際の作業にあたるいわき市が9月13日に市長選を実施することを考慮した」と話しています。いわき市選挙区の県議補選にはこれまでに共産党の元職と民主党の新人が出馬を表明しているほか、保守系の新人が出馬へ向けた動きを見せています。また県議補選に現職の市議会議員が出馬した場合、市議会議員の補欠選挙も行われることになることから、いわき市では衆院選の2週間後にトリプル選挙が行われる可能性があります。
会津キャンペーンクルー舞踊発表(07月30日)
会津の観光をPRする「キャンペーンクルー」がイベントの会場などで披露する白虎隊の踊りをお披露目しました。白虎隊踊りを披露したのは今年4月から会津キャンペーンクルーとなった佐々木裕子(ささきゆうこ)さん、遠藤(えんどう)美紗(みさ)さんそして齋藤麻衣(さいとうまい)さんです。3人は、5月から白虎隊の踊りの練習に取り組みきょうは発表会を開いてその成果を披露しました。羽織りハカマ姿の白虎隊士に扮した2人が踊りを踊ったあと「なぎなた」で戦った娘子隊(じょうしたい)の姿が情感たっぷりに演じられると会場からは拍手が送られました。キャンペーンクルーは来月3日に東京で開かれるイベントで踊りを披露するのをかわきりに全国各地で会津をPRすることになっています。
夏休み親子でリサイクル教室(07月30日)
使用済みの牛乳パックを使って親子で小物入れを作るリサイクル教室が郡山市で開かれました。この教室は日頃何気なく捨てているものを再利用することで、リサイクルの大切さを知ってもらおうと郡山市の消費生活センターが開いたものです。教室には夏休み中の市内の小学生の親子11組が参加して、講師に教わりながら使用済みの牛乳パックを使って小物入れを作りました。小物入れは牛乳パックを長方形に切ったものにいらなくなった包装紙や布を貼って組立て、花の形に仕上げていきます。参加した親子は協力しながら小物入れ作りに楽しそうに取り組んでいました。
福島空港覚せい剤密輸 弁護側が無罪主張(07月29日)
今年2月福島空港から覚せい剤およそ940グラムを密輸しようとしたとされる男の初公判がきょう開かれ弁護側は無罪を主張しました。覚せい剤取締法違反など罪に問われているのは住所不定の無職の行徳俊哉(ぎょうとくとしや)被告44歳です起訴状によりますと行徳被告は今年2月知人の男から頼まれてシンガポールから覚せい剤およそ940グラムを密輸しようとしたとされています。きょう開かれた初公判で行徳被告は、知人の指示でシンガポールでスーツケースを受取り福島空港に持ち込んだ事は認めました。しかし弁護側は、行徳被告はスーツケースの中に覚せい剤が入っていた事は全く知らなかったとして無罪を主張しました。次回の裁判はあさって開かれ被告人質問が行われます。
タンクローリーと乗用車正面衝突 3人軽傷(07月29日)
きょう午前、会津若松市の国道で乗用車とタンクローリーが正面衝突する事故があり、それぞれの車に乗っていた3人が軽いけがをしました。事故があったのは会津若松市大戸町(おおとまち)の国道で、きょう午前10時すぎ普通乗用車と小型タンクローリーが正面衝突しました。この事故で、乗用車を運転していた38歳の男性と、タンクローリーに乗っていた50歳と29歳の男性のあわせて3人が胸や足を打ち、病院に運ばれましたが、いずれも軽傷です。タンクローリーは、灯油を積んでいましたが、事故による流出はありませんでした。現場はカーブで見通しが悪く、事故当時は、雨が降っていたということです。警察では、乗用車が対向車線にはみ出したのが事故の原因と見て調べています。
海外で心臓移植必要 救う会が募金呼びかけ(07月29日)
海外での心臓移植手術が必要ないわき市の中学生を支援している団体が、費用を集めるための募金活動を始めました。いわき市の中学2年生鈴木大仁(すずきまさひと)君14歳は去年7月、突発性拡張心筋症と診断されました。この病気は、30万人にひとりといわれる難病で治療には、海外で心臓移植手術が必要です。日本では、今月、改正臓器移植法が成立し、15歳未満の臓器提供が可能になりましたが、大仁君は症状が進んでいるため、法律の施行を待てない状態です。海外で移植手術を受けるためには9千万円の費用が必要で「まさひと君を救う会」では、街頭募金を始めました。募金は、口座への振込みでも受け付けていて救う会では、大仁君への支援と協力を呼びかけています。
教職員不祥事防止へ 市町村教委と意見交換(07月29日)
教職員の不祥事が相次いでいることを受けて県教育委員会は、きょうから県内59市町村すべての教育委員会を直接訪ね、意見を交わす取り組みを始めました。初日のきょうは県教育委員会の深谷委員長と遠藤教育長が二本松市の教育委員会を訪ねました。この訪問は市町村の小中学校にも不祥事防止の対策を徹底する一方、各地の独自の取り組みも把握して打開策を見出そうと始めたものです。二本松市ではここ9年間、教職員の不祥事はなく、各学校では県内でおきた不祥事の内容を教訓として詳しく話していることなどが説明されました。訪問のあと深谷教育委員長は「それぞれの訪問の成果を集大成して不祥事をなくすノウハウをまとめたい」と話しました。県教育委員会では、来月12日までに、県内すべての市町村の教育委員会を訪問することにしています。
県内経済情勢「悪化のテンポ緩やかに」(07月29日)
財務省福島財務事務所は県内の経済について「悪化のテンポが緩やかになっている」との見方を示し、3年6か月ぶりに表現を上方修正しました。福島財務事務所は、ことし4月から6月までの県内の経済情勢について「悪化のテンポが緩やかになっている」とし、前回の「急速に悪化している」から表現を上方修正しました。表現の上方修正は3年6か月ぶりです。理由としては個人消費にやや明るい兆しが見えてきたこと、また生産活動では在庫調整が進み下げ止まりの動きが見られることなどを挙げています。一方で、5月の有効求人倍率が過去最低になるなど雇用情勢は大幅に悪化していて、財務事務所では県内の経済は当面はきびしい状況が続くとしています。