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社会 乗客を対象に平和学習や交流活動を目的にした「ピースボート地球一周の船旅」のためにチャーターされた一九七〇年建造のバハマ船籍の客船「クリッパー・パシフィック」(二二、九四五トン)が、航海中に船体に亀裂が生じるなどトラブルが相次いだことが分かった。修理を重ねたため横浜港への帰港は当初予定から十日遅れの四日。七日に新たな地球一周に出港する予定だ。

 船旅は非政府組織(NGO)のピースボートが企画。主催者の旅行会社ジャパングレイス(東京・新宿)によると、五月十四日に横浜港を出港した第六十二回の船旅で、米国を航行中に船体に亀裂が生じているなど米沿岸警備隊から安全性をめぐり指摘を受けた。そのため、航海を一週間にわたり中断してドック入りし修理を施したという。

 また、航行中に四基あるエンジンのうち一基が突然停止するトラブルも発生。主催者は「船会社によると、航行中にエンジンのオーバーホール(分解調整)を行った」と説明するが、「エンジンが故障した」と指摘する乗客もいる。船内施設にも不具合が相次いだという。

 乗客の一人で川崎市川崎区の男性(60)は「活動はこれからも続けてほしい」と前置きした上で「日程が大幅に変更されるなど影響は深刻。再発しないよう本格改修してほしい」と主張。主催者は「船体のトラブルは船会社の責任だが、主催者としてはできる限りの誠意を乗客に示してきた」としている。

 チャーター船は五月の船旅から、建造から五十年余りたった客船「トパーズ」(三一、五〇〇トン)から「クリッパー・パシフィック」に変更された。

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