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おべんたうばこのうた
これつくらゐの おべんたうばこに
おにぎり おにぎり ちよつとつめて
きざみしようがに ごましほふつて
にんじんさん さんせうさん
しひたけさん ごばうさん
あなのあいた れんこんさん
すぢのとほつた ふき
童謠『おべんたうばこのうた』です。
平假名の正假名遣ひで書いてみました。
慣れてゐない方には讀みづらいでせうね。
斯く言ふ私も辭書を片手に確認しながら書きました・・・。
この歌の『さんせうさん』が、最近は『さくらんばう（ぼ）さん』となつてゐる樣です。
『山椒（さんせう）』があまり馴染みでないとの理由でせうか。
２、３、４、５と數へ歌にもなつてゐるので、「さ」が付く食材の中から、子供が喜ぶ『さくらんばう』に變へたのでせう。
しかし、人參、椎茸、牛蒡（ごばう）、蓮根（れんこん）、蕗（ふき）と煮物の食材の中に、さくらんばうは違和感がありませんか？
山椒ならば煮物の藥味として不思議ではないですね。
山椒に戻しませうよ。
さて今回は辨當（弁当）の「弁」です。
正字では「辨」
「辨」 辛部 九畫
音：ベン
意味：わかつ、わきまふ、わかち、わきまへ、そなふ 等
「弁」は別字で存在してをり、意味は『かんむり、おののく』等。
俗略として使はれてゐた樣です。
「辨」の他に「瓣（花弁の弁）」「辯（弁護士の弁）」の二つを、すべて「弁」に統一。
強引ですね。
ちなみに『辮髮』の「辮」は常用漢字ではないが、『弁髮』と書かれることが多いです。
辮髪は支那の�翊�、滿洲人の髮型です。
『キン肉マン』に出てくる『ラーメンマン』の髮型です。
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