北九州放送局

2009年7月30日 19時54分更新

新日鉄病院新フル集団感染か


北九州市の病院で看護師など職員14人が新型インフルエンザと確認されたり感染の疑いがあることがわかりました。病院では14人を含め、感染が広がるきっかけになった可能性があるイベントに参加したあわせて89人の職員を自宅待機にしています。

新型インフルエンザと確認されたり感染の疑いがあるのは北九州市八幡東区の「新日鉄八幡記念病院」の看護師などの職員14人です。市によりますとこの病院では28日から29日にかけて看護師など2人が新型インフルエンザと確認され、看護師や理学療法士などのほかの職員12人に発熱やせきなどの症状が出ているということです。
病院によりますと患者に感染が疑われるケースはないということです。
14人はいずれも今月25日に市内で行われた新日鉄関連の労働組合員らのイベントに参加したということです。
病院ではイベントの会場で感染が広がった可能性があると見て14人を含む参加したあわせて89人の職員を自宅待機にしタミフルを服用させたということです。
一方、病院はおよそ350人の入院患者に職員の感染について説明し、希望者にはタミフルの投与を検討するということです。
新日鉄八幡記念病院は「このような結果が起きたことは遺憾です。院内感染防止に努めます」とコメントしています。