2009.07.30 Web posted at:  15:48  JST Updated - CNN
サイエンス

「日焼けマシン」の発がんリスク、たばこやアスベストと同等と

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発がんリスクの恐れがあると指摘を受けている日焼けマシン

ロンドン(CNN) 北欧や米国で広く使われている「日焼けマシン」が、たばこやアスベストと同程度の発がんリスクを持っているとして、国際がん研究機関(IARC)が日焼けマシンの発がんリスク区分を最高度に引き上げることを検討している。

IARCによると、30歳未満で日焼けマシンを日常的に使い始めると、死亡率の高い「悪性黒色腫(メラノーマ)」の発症リスクが75%増加するという研究結果があるという。また、日焼けマシンの使用と目のメラノーマにも相関関係を示す証拠があるとしている。

一方、英国の日焼けマシン業界団体は、日焼けマシンとがんの関係は証明されていないと反論。「日焼けマシンの発がんリスク区分について、IARCと話し合いたい」としている。

世界保健機関(WHO)によると、世界では年間約6万人が太陽光が原因で死亡しており、そのほとんどが悪性の皮膚がんだという。このうち、4万8000人がメラノーマを発症している。また、皮膚がんの約9割が、太陽の紫外線が原因だとしている。

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