梶浦由記さん初の東名阪ライブツアー『FictionJunction Yuki Kajiura LIVE Vol.♯4〜Everlasting Songs Tour 2009〜』開催!初日JCBホールを完全レポートだ!
梶浦由記さん初の東名阪ライブツアー『FictionJunction Yuki Kajiura LIVE Vol.♯4〜Everlasting Songs Tour 2009〜』開催!初日JCBホールを完全レポートだ!
数多くの楽曲を手がけ、最近ではアニメ『Pandora Hearts』、歴史番組『歴史秘話ヒストリア』などの音楽も担当し、それぞれのサントラ盤もリリース。更にKalafinaのプロデュースなど精力的な音楽活動を展開中の梶浦由記さんが、ソロプロジェクトとしては自身初となる東名阪のライブツアー『FictionJunction Yuki Kajiura LIVE Vol.♯4〜Everlasting Songs Tour 2009〜』を行った。
「暁の車」とつながる世界観で人気の楽曲『機動戦士ガンダムDESTINTY』挿入歌「焔の扉」は東京会場のみの披露。また梶浦さんのピアノ演奏のみの「ピアノ」、代表曲である「暁の車」に入る流れは美しく、ただ梶浦さんとYUUKAさんを見つめ、その音に耳を傾けるのみだった。その後合流するバンドの伴奏により、切なさが増幅していく構成は素晴らしい。そこから一気にギアを上げ、『エルカサド』挿入歌の「cazador del amour」、FJYの最新曲で『ツバサ・クロニクル』の新作OAD『ツバサ春雷記』のED曲「記憶の森」、そして発表時、ファンの間では梶浦語と呼ばれる独特のコーラスが話題になった「nowhere」とスピード感あふれるナンバーでなだれ込む。気がつくとラストの「約束」に。
1曲目の「星屑」では悲しい恋の歌をKAORIさん、KEIKOさんのツインボーカルに、WAKANAさんがコーラスでしっとり聞かせる。続く「here we stand in the morning dew」ではステージに現れたYURIKO KAIDAさんがメイン、他の3人がコーラスで紡ぐ歌声は会場をさわやかな空気に変えた。「花守の丘」、「宝石」とミディアム調の曲が続き、会場は落ち着いたムードに。そんな流れの中、一転してギターの是永巧一さんがアレンジし、「この曲は一説ではFictionJunctionとは毛色が違うのでフィクションパンクションじゃないかと言われます」と語る、激しいロックチューン「syncronicity」が来る。そこから「zodiacal sign」まで6曲続けての演奏はアップダウンの連続で、つかみどころのないセットリストはオーディエンスに緊張感とワクワク感を呼び起こす。またメインボーカルが入れ替わり、時に複雑なコーラスワークは目まぐるしくも美しく、スリリングでもある編隊飛行のようだ。
2部:FictionJunction
1.星屑
2.here we stand in the morning dew
3.銀の橋
4.花守の丘
5.宝石
6.synchronicity
7.水の証
8.みちゆき
9.目覚め
10.salva nos
11.zodiacal sign
12.Parallel Hearts
ENCORE
13.everlasting song
14.ユメノツバサ
15.angel gate
●JCB HALLでのライブの模様を収録したライブDVDの発売が決定!
10月21日発売 LIVE DVD第一部「FictionJunction YUUKA」 (タイトル未定)
12月23日発売 LIVE DVD第二部「FictionJunction」(タイトル未定)