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<シリーズ グローバル化の影で>

コンゴ 鉱物資源争奪戦 後編

BS109年7月28日  火曜深夜[水曜午前]  0:10〜1:00
BS1
豊富な鉱物資源に恵まれた、コンゴ民主共和国。世界有数の銅とコバルトの産地、南東部のカタンガ州では、かつては国営鉱山会社のジェカミンが生産を独占していたが、独裁者モブツ元大統領による富の着服と、その後の政情不安から、瞬く間に経営破綻に陥ってしまった。現在は、世界銀行から送られてきた法律家によって再建の道が模索される一方、植民地時代からの地元企業を中心とする民間資本の流入も進んでいる。さらに外資に開放された鉱山の採掘権をめぐり、欧米の投資家や中国企業がしのぎをけずっている。
後編では、欧米の投資家たちが採掘現場の視察にやって来る。年金資金などを管理しているファンドマネージャーたちだ。他に、法的に鉱山業を優遇しているカナダのベンチャーキャピタルやロンドンの投資銀行からも資金が流れ込んでいるという。一方、後発参入組の中国は、規模の大きな鉱脈を手に入れようと、鉱山へのアクセス道路の整備などインフラ開発を採掘権獲得の交換条件として持ちかけ、物議を醸している。もし中央政府が、これに応じて採掘権の分配先を見直せば、欧米からの投資がストップするとして、カタンガ州政府の閣議で懸念の声が高まる。
莫大な富をめぐる国際争奪戦の裏側で、地元住民たちの労働条件は改善されず、低賃金で危険な作業を強いられたり、理由もなく解雇されたりというケースが後を絶たない。各地で労働争議が起きるが、コンゴ人の労働者とコンゴ人の治安部隊が衝突するという、何ともいえない不条理が国を覆っていく。




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※この番組は2009年7月29日(水)18:00 〜2009年8月8日(土)まで、
NHKオンデマンド見逃し番組(有料)でご覧いただけます。
視聴お申し込みの手続き期限は、8月7日(金)までです。

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原題: Katanga Business
制作: Les Films de la Passerelle(ベルギー) 2009年

担当者メモ

番組の中である企業家が、「アフリカ大陸の中でコンゴは、現在のアメリカのような地位を得ることもできたし、南アフリカを遙かに凌ぐこともできた」と述べています。独裁政治や内戦の下でただ苦しむだけの国民と、雲の上で莫大な富をむさぼり食う国際資本。一つの国に、ここまで異なる二つの世界が内在しうるということに、驚きを禁じ得ません。
放送は変更になる場合があります。詳細は当日の番組表などでご確認ください。
NHK