カパ体質(感情あふれる性格) |
| ふくよかで太め、腹で重い荷物を支えたような姿勢で生きる矛盾をそのまま受け止め、理論と無関係に独特なタイミングとリズムで行動します。 |
| 親しい人達には情感豊かに言葉をマメにかけて朗らかに乗せて『可愛そうに』『そう、頑張って!あなたならできるから』『負けちゃダメよ』と声をかけますが、本人は励ました覚えはなくただお喋りしただけとしか思っていません。 |
| 「何やっても痩せないわ」と言いながら楽しそうに食べ、屈託なく口にすることと行動は別々になっています。 |
| 押しの強さは信念からではなく、不安の裏返しなので、「大丈夫安心して」と心配の種をのぞいてやる方が、理屈で説得するより効果的です。 |
| 行動も話題も食べることに密着していて、どんなとき幸せですか?【食べている時よ】忙しいですか?【食事時間もないくらい】盛大でしたか?【食べ物がいっぱいあってネ、あの○○は美味しかったネ】趣味は?【食べ歩き、食べたものの記録】と言った具合です。どこかに美味しい所があると聞けば、労をおしまず出かけます。 |
| また、感情の切り替え時(子どもの独立、転職、死別など)につまづくこともあり、捨てきれない淋しさが恨みやグチ、あるいは身体の変調に現れます。 |
| 太めで、母性的。皮膚に潤いがあり、腹が出る。 | 甘いもの脂っこいものが好き。 |
| 寝ることが好きで睡眠が深くよく眠る。 | 大陸的な雰囲気で、暖かいのが好き。 |
| 歩く・食べる・話す、行動と動作と生活が安定。 | 情緒的、動物的な感が働く。 |
| 他人への援助は進んでする。 | 冷たく湿った気候には弱い。 |
| 穏やかで人なつっこく、友達の数が多い。 | 現実的であるが楽しそうに見られる。 |
| 幸せを感じるとき | ★気楽に無理せず暮らしているとき。 |
| ★家族の絆がかたく結ばれているとき。 | |
| ★子や孫に囲まれてにぎやかなとき。 | |
| カパ体質の好ましい生活態度 | ●眠りすぎに注意し、遅く寝て早起きし、昼寝はしないこと。 |
| ●風呂は微温湯で、水は避け、沈丁花、菖蒲の香りがお勧めです。 | |
| カパが優勢な時期 | ●1日で午前6時〜10時(午後6時〜10時)に、優勢になります。 |
| ●季節では冬から春に優勢になり、一生では幼児期に優勢になる。 | |
| カパの主な働き | ●骨や軟骨・筋肉靱帯の堅い部分を構成、体力や抵抗力をつける。 |
| ●安定・固定・停止作用・皮下脂肪を増やす。また満足感を与える。 | |
| カパが強いとかかりやすい病気 | ●肥満・過眠・消化力減退・痰・鼻汁・無気力・浮腫・水腫・嘔吐・呼吸器系疾患・泌尿器生殖器系疾患 |
| カパを鎮静する好ましい食べ物 | ●辛味・苦味・渋味のもの、乾燥性・非油性・低カロリーのもの【辛い野菜・苦い野菜(大根、ブロッコリー、芽キャベツ、人参、カリフラワー、セロリ、ナス、ほうれん草、緑の葉野菜)】玄米とナッツ類、塩は控える。ハチミツは例外的に良い。 |
| ●油は控えるがコーン油、ひまわり油、アーモンド油を少量なら良い。 | |
| カパを昂進する食べ物 | ●甘・酸・塩・冷性のものを摂る。 |