J1浦和が、今季限りで契約を満了する日本代表DF阿部勇樹(27)の流出を阻止するため、複数年の契約延長を打診したことが28日、分かった。クラブ幹部が明かした。阿部は以前から海外志向が強く、来季から始まる国内移籍の自由化も見据えて早期に動いた。
阿部はフィンケ体制となった今季、リーグ戦全試合で先発。07年に浦和に移籍して以来、チームの核として活躍している。昨オフの契約更改でも複数年契約を固辞するなど海外への思いが強いものの、浦和は全力で引き留める。
ナビスコ杯準々決勝第2戦の清水戦(29日、アウスタ)の遠征メンバーに入った阿部は「大事な試合が続く。(8月2日のリーグ清水戦までの)連戦が終わってから、詳しい話を聞きたい」と話した。