人気ブロガーが、記事を書くとき無意識に実践している3つのステップ
builder読者の皆さん、こんにちは。山田井ユウキです。
以前、ブログを始めるという友人のために、「あなたにぴったりのブログジャンルがわかる、『ブログ適性チャート』」という記事を書いたのですが、友人に言わすと、
「そういうことじゃないんよ」
ということらしく……。
「ブログのジャンルとか何でもええんよ。つーか、何回やっても“日記”にしかたどり着けんかったし」
ほう、それで?
「ほら、やっぱやる以上はアクセスが多い方がやりがいもあるやん?」
ですね。
「だから専門的な知識とかがなくても、てっとり早くアクセスを集める秘訣はないかな、と」
あるかそんなもん!
……と否定してしまうのは簡単ですが、それだと思考停止してしまってそれ以上の進歩がありませんので、せっかくの機会ですし「どうすれば人気記事が書けるの?」という、おそらくネット黎明期から1億回ぐらい書かれてきたであろうアクセス論を今さら書いてみたいと思います。
といっても僕自身は特にこれといって何かコツを持っているわけではなく、むしろそんなのがあるなら僕が知りたいので、ここはひとつ僕がいつも読んでいる人気ブログから勉強させてもらうことにしましょうか。
題して、
■人気ブロガーが、記事を書くとき無意識に実践している3つのステップ
です。
3つのポイントには順序があり、ステップ1から3にかけて重要度が高くなっていきます。
ではまずステップ1から。
ステップ1:読者を共感させる
「共感」という感情は、おそらくブログの記事だけの話ではなく、日常会話などにおいてもかなり重要なポイントになる部分です。
たとえば初対面同士の会話ではたいてい「天気の話」や「地元の話」などお互いに共通するであろう話題から始まることが多いと思いますが、あれはつまり「共感しあえるポイント」のすり合わせなわけです。もっと具体的に言うなら、僕がいくら路地裏が好きだからって、「路地裏の道幅と、建物の高さとの黄金比」について語っても誰も聞いてくれないのです(実話)。
お互いに理解できる話題をチョイスすること、これが重要です。
……かといってそのまま「今日は晴れでした。超気持ちイイー!」みたいな一言を写メと一緒に載せても、残念ながらそれが人気記事になることはないでしょう。
「共感」というのは重要ではありますが、最低限のポイントでありそれだけでは人気記事にはなりえません。
じゃあ何が足りないのか。
それは、次のステップ。
ステップ2:読者の感情を揺さぶる
僕は毎日たくさんのブログを読んでいますが、人気ブログとそうでないブログの違いを決定づけているのはだいたいこのステップです。
人気ブログの記事がなぜ注目を集めるのかというと、それは読者の感情を揺さぶる内容であるからです。
感情と一口に言っても様々ですが、ここではわかりやすく、
喜怒哀楽
で、まとめてみます。
「喜」とはつまり、「その記事を見ることで何か得した気分になれるような内容」のこと。たとえばライフハックやまとめ記事といったお役立ち情報系の記事は、読者に「知る喜び」を与えていると言えます。
「怒」はそのまま怒りの感情のこと。わざと刺激的な意見を書くなりして、読み手に思わず「こいつには一言いってやりたい!」と思わせれば、それは読者の「怒」の感情を揺さぶることに成功したことになります。あまり褒められた話ではありませんが、「炎上」もこれにあたります。
「哀」は思わず泣いてしまうような辛い気持ちを読者に与えること。人間が「感動できる話」「泣ける話」に弱いのは、世間の他のコンテンツを見ていればすぐわかります。腹の底から笑うことだけがエンターテインメントではないのです。
「楽」は読んで字のごとく、「楽しい」という感情。読んでいて思わず笑ってしまう記事や楽しい気持ちになれる記事がこれにあたります。人間、笑っていられれば幸せです。
――といった感じに、4つの感情のいずれかをうまく揺さぶるように意識して記事を書くことが重要です。
すごい人になると一つの文章で2つ以上の感情を同時に揺さぶったりもしますが、その話はまた別に機会に。
さて、ここまでのステップをクリアして、なお足りないものがあるとすれば、それは最後のステップかなと思います。
ステップ3:読者に驚きを与える
これまでに挙げた2つの条件をはるかに凌駕がする最強の要素が、「驚き」です。これさえあればステップ1、2はなくてもいいぐらいです。
しかし読者を驚かせるというのは想像以上に難しい……。
たとえば路地裏についての話題がネットでブームになっていると仮定します。
で、何となく統一見解として、「路地裏の道幅は約2mが理想」みたいな意見が大勢を占めているとして、そこで「いや、幅は1.5mじゃないとダメだ」とか書いても読んでいる方からすればまったく驚きがないわけですよ。
それよりも、「道幅も重要なんだけど、路地裏で本当に重要なポイントはむしろ見上げたときの空幅の方である」とか書く方が、読者もハッとすると思うのです。
これが「驚きを与える」ということです。
……書いていて思ったんですが、路地裏の話ではまったく僕の言いたいことが伝わらないですね。ほんとごめんなさい。路地裏の話がしたいだけだろ、って言わないでください。その通りですけど。
以上、3つのステップをご紹介しました。
皆さんのブログライフのお役に立てれば幸いです。
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- 3件のコメント
#1 anonymous
- 2009/02/21 13:15:07
#2 anonymous
- 2009/02/22 12:31:33
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