ボタニカルライフ、はじめよう 国際ボタニカル ガーデンフェア 開催レポート 2008年10月9日(木)~13日(日)ボタニカルライフ、はじめよう 国際ボタニカル ガーデンフェア 開催レポート 2008年10月9日(木)~13日(日)

ボタニカルライフ、はじめよう 国際ボタニカル ガーデンフェア 開催レポート 2008年10月9日(木)~13日(日)

植物と共に暮らす、新しいライフスタイル ボタニカルライフのススメ

例えば、有機栽培の野菜や果物を食べることで自分も大切な人も健康になる。植物から生まれたバイオエタノールを積極的に使うことで、破壊され続けている地球を守る。
そんな風に、植物が持っているチカラを普段の暮らしの中に取り入れ、植物と人間、お互いが幸福な関係を続けていきたい。そう願い、私たちが提案しているのが「ボタニカルライフ」です。

2008年秋、アートガーデンを舞台に開催した「国際ボタニカルガーデンフェア」は、ボタニカルライフというスタイルを実際に見て、触れて、体験していただく場所を提供し、その理念を広く知っていただくこと。そして普段はなかなか触れ合うことのない国内外の企業や団体と、ゲストの皆さんとの間で交流が生まれ、ボタニカルライフの必要性が双方の心の中により深く刻まれることを目的にスタートしました。

木の枝鉛筆作りのイメージ

お子様も楽しめる木の枝鉛筆作りも開催


パネルディスカッションのイメージ

著名なロザリアンなどによるパネルディスカッション

無農薬有機野菜なども
販売されました

無農薬有機野菜の販売イメージ


第1回目のテーマは“ボタニカルライフはじめよう~ナチュラルガーデンと癒しの住まい~”。日本の大手企業のほか、韓国、台湾、イギリスなど、ボタニカルライフのコンセプトに賛同してくれた海外からの参加を含む約60の企業や団体がハウステンボスに集結。期間中に訪れた約4万人の来場者の皆さまに、ボタニカルにちなんだ商品の販売や取り組みを紹介する展示などを通して、植物と人間が共生する暮らし=ボタニカルライフの意義を発信しました。

この「国際ボタニカルガーデンフェア」は日本のみならず世界各国からも注目集め、大きな反響を呼びました。出展した企業・団体も「一般の方々の生の声を聞くことができ、大変貴重な機会をいただいた」と次回もぜひ出典したいとのコメントが多数集まり、ゲストの皆さまのアンケートでも「また参加したい。植物ともっと触れ合いたい」との回答が80%以上を占め、私たちも「開催してよかった」と改めて喜びと自信を得ることができました。

今後も日本へ、世界へ向けてボタニカルライフの意義を発信していけるよう、一層の努力を誓い、第2回目の開催へ向けて準備を進めています。

2008年出展企業一覧


国際ボタニカルガーデンフェアで行われた主なプログラム

2008年10月、ハウステンボスで行われた記念すべき第1回目の開催となる
「国際ボタニカルガーデンフェア」で行われたプログラムの一例を紹介します。

ボタニカルがテーマの商品販売
CDケースから作られた鉛筆、廃タイヤから再生されたマウスパッドなど、「エデン・プロジェクト」のオリジナルグッズのほか、無農薬水耕栽培野菜、植物など、ボタニカルをテーマとしたたくさんの商品が販売されました。
商品販売のイメージ
ガーデンコンテスト
テーマは「ボタニカルライフはじめよう」。各々趣向を凝らしたガーデンがアレキサンダー広場に集まりました。審査員による審査、お客様による一般投票も行い、グランプリに輝いたのは、西日本短期大学の「秋の収穫祭」
ガーデンコンテストのイメージ

ワークショップ
「エデン・プロジェクト」による植物を使った体験型講座など、様々なテーマのワークショップが行われました。
ワークショップのイメージ
セミナー
環境教育、医療・薬草、都市開発、食育、ガーデニングなどなど、各分野の専門家による講義が行われました。
セミナーのイメージ

PICK UP!

環境教育プロジェクトのパイオニア エデン・プロジェクトが参加

「国際ボタニカルガーデンフェア」のなかでも話題を呼んだのが、イギリスの環境教育プロジェクトチーム「エデン・プロジェクト」の参加。彼らの活動は世界中から注目され、世界各国の大企業からタイアップの要請が多数寄せられていたものの、そのオファーに応えたことは一度もなかったとか。そんな「エデン・プロジェクト」がこのフェアに協力してくれたのは、陶土採掘場だった土地を蘇らせた「エデン・プロジェクト」と、工業用地だった土地を植物で溢れる街に生まれ変わらせたハウステンボスとの共通点、そしてコンセプトに大きく共感してくれたからなのです。

エデン・プロジェクトのイメージ


ワークショップのイメージ

エデン・プロジェクトからのメッセージは“大事なのは持続可能なライフスタイル”

「エデン・プロジェクト」のカーラさんがワークショップで語ったのは、私たちの暮らしに欠かせない“綿”について。18世紀インドの人々が使っていたつむぎ機で綿をつむぎながら、こう語りかけました。
「ペルーで見つかった原種の綿花は茶色でした。現在はほとんどが品種改良され白色です。綿花を白くするために大量の農薬が使用され、大変問題になっています。そこで今は丈夫な原種に近いカラーコットンに関心が集まっています」
そんな中、近年注目されているのが、3年間農薬や化学肥料を使わず栽培されたオーガニックコットン。化学薬品による肌への刺激がほとんどないため、肌の弱い人やアトピーの子どもたちを中心に愛用者が増えているそうです。
「オーガニックコットン製品はまだ高価ですが、私たちがそれを選ぶことで生産者の意識も変化し、持続可能な暮らしを送る上で大きなムーブメントになるのです」
続かなければ意味がない、そう言うカーラさんの力強いメッセージに、受講者は真剣に耳を傾けていました。


「エデン・プロジェクト」とは?

人と植物との関係、環境との関係を身近なモノや食などに置き換え、楽しく学ぶことで環境教育を行っている団体。その活動は世界中から注目を集めている。

ジェーン・ナイト氏
エデン・プロジェクト ランドアーキテクト/ホーティカルチャー。 エデン・プロジェクトのコンサルタントの役割も。今回のフェアでは環境教育セミナーの講師として参加。
ジェーン・ナイト氏

国際ボタニカルガーデンフェア 2009年開催決定!

好評につき、第2回目の開催が決定しました!

詳しくはこちら

名称/
ハウステンボス国際ボタニカル
ガーデンフェア(仮)
主催/
ハウステンボス国際ボタニカルガーデンフェア
実行委員会、ハウステンボス(株)

期間/2010年5月28日(金)~30日(日) 
※同期間内28~29日は、ローズペイザージュ国際バラコンクールも開催。

出展申し込み方法はこちら

ガーデンフェアのイメージ


第1回目は日本を代表する企業など、多くの企業にご参加いただきました。今後もたくさんの企業にご参加いただき、世界中に向け、アジアの拠点としてさらにボタニカルライフの意義を発信していきます。

2008年出展企業一覧

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