鷹西アナ:

おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

出演者
日本テレビ放送番組審議会 委員
米長邦雄
寺島アナ: 今朝は、6月に日本テレビが放送した番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見を紹介して参ります。
鷹西アナ: スタジオには、「日本テレビ放送番組審議会」委員の米長邦雄さんに、お越し頂きました。おはようございます。よろしくお願い致します。米長さんが、最近よくご覧になる番組、そして気になる番組はありますか。
米長: まあ野球ですね。それから、石川遼君があの全英オープンへ出場を決めた、あの劇的な優勝、よかったですね。
鷹西アナ: 石川さん、凄い運を持ってますよね。
米長: やっぱりね、あやかりたいね。
鷹西アナ: それでは、最初に、日本テレビのエコウィークに放送した番組について、ご意見とご推賞の2つの声を紹介します。
寺島アナ: まず、ご意見は、30歳代男性からです。
世界環境デーに合わせて、1週間だけエコの問題を大きく取り上げるのは如何なものでしょうか。最終日には4時間の特番でエコを訴えていましたが、深夜放送を止めた方が電力を使わず、環境保護に繋がると思います。
というご意見です。そして、50歳代女性からのご推賞です。
とても為になる番組でした。出演者自らが行動し見本を示してくれたので、自然や地球に対する意識が変わりました。素晴らしい番組のおかげで、日曜日の午後に気持ちの良い一時が過ごせました。また、来年も放送して下さい。
という声も頂いています。
鷹西アナ: 日本テレビでは、毎年世界環境デーに合わせて、各番組がエコ問題を取り上げて放送しています。今年は、6月1日から7日まででした。最終日の7日には『Touch!eco 2009 いま、私達にできること。』と題して4時間の特番を放送しました。これについてのご意見ですが、米長さん、どう思われますか。
米長: まあ、エコというのは非常に大事なことですからね。テレビでこういう番組を取り上げるのは、いいんじゃないでしょうか。みんな、「ああそうか、こういう協力できるのか」というところが、少しずつ分かってきますからね。まあしかし、長く放送するのは如何なものか、というのもありますけれども、多くの人に知って頂く事の方が大事だと思いますから、放送は良かったのではないか、と思いますね。
鷹西アナ: 担当者からのコメントをご紹介します。
“幅広い層の方々に身近なエコについて少しでも考えて頂きたい”というテーマで制作しました。今回のご意見は今後に生かさせて頂きます。制作者一同、「エコ問題は継続こそが大切」と考えておりますので、レギュラー番組での継続取材の他、エコウィークは来年も続けていくつもりです
というコメントも出しています。続いては、6月5日に放送した『PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球2009』についてのご意見です。
寺島アナ: こちらは、40歳代女性から頂きました。
久しぶりの地上波での中継を、楽しく見ていました。しかし、解説者は2人とも巨人の元選手でしたし、ゲストの北島康介氏も巨人ファンなので、巨人寄りの放送になっていてガッカリしました。対戦チームのファンも見ている全国放送なのですから、もう少し公平に解説者やゲストを選ぶべきではないでしょうか。
というご意見です。
鷹西アナ: 米長さん、先ほども野球中継よくご覧になっているということでしたが、ご意見についてどう思われますか。
米長: これはですね、なにしろ日テレですからね、やっぱり若干巨人贔屓ていうんじゃないですけどね、巨人寄りは仕方がないかなって気もするんですけどね。ただ、そんなに偏っているとは、私は思わなかったんですけどね。それから、ゲストの北島康介さんね、ゲストというのはどこのファンであっても公平であって、それはたまたま巨人ファンだったということですからね、どうか音を小さくしてね、音を消してね、テレビを見て頂くといいんじゃないかと…。
鷹西アナ: アナウンサーの立場として、消されると困るんですけどね。
米長: そうなの。しかしね、解説者はどうだったか知りませんでしたけども、少なくとも実況放送はですね、公平だったように思いますね。私の見る感じではですね。
寺島アナ: 米長さんは、この放送もご覧になって、そのように感じたと。
米長: そうですね。割合よかったようには思いますけど、ただ、巨人ファンでなくてアンチ巨人から見ると、癪に障るということはあるかもしれませんけどもね。だからまた、野球が面白いんでしょうね。どうか一つご勘弁を…。
鷹西アナ: ではここで、担当者のコメントをご紹介します。
この日は世界環境週間にあたる唯一の地上波放送で、エコナイターとして放送しました。日本テレビ・エコナビゲーターの北島康介氏をゲストにお迎えしましたが、北島さんが巨人の原監督と親交のあることや、本人が巨人ファンであることから、巨人の情報量が多い放送になってしまった点はありました。しかし、日本テレビの野球中継は、常に野球の面白さを追及する放送を目指しており、決してどちらかの球団に偏った放送を良しとしている訳ではありません。今後もより面白い野球中継を目指して参ります。
ということです。次は、ニュース全般でお伝えした「足利事件で東京高裁 菅谷さんを“異例”の釈放」に対するご意見です。
寺島アナ: 50歳代男性からです。
この冤罪事件の最大の問題は、裁判所にあるのではないでしょうか。明らかな疑問点が示されたにもかかわらず、最高裁や宇都宮地裁が、なぜDNAの再鑑定を認めなかったのか、司法判断の問題点を徹底的に調べるべきです。そして、今後こうした冤罪事件が起きることがないように、マスコミは取材し続けて下さい。
というご意見です。
鷹西アナ: 足利事件とは、1990年に栃木県で4歳の女児が誘拐され、翌日遺体となって発見された事件で、その犯人とされ服役していた菅谷さんが、今年5月DNAの再鑑定で不一致となり、釈放されたというものです。
寺島アナ: このご意見について、担当者よりコメントが出ておりますので、ご紹介します。
日本テレビでは、昨年1月から1年半に渡って『ACTION 日本を動かすプロジェクト』のテーマとして、足利事件を含む一連の調査報道を行ってきました。そして、一貫して足利事件の菅家さん有罪確定判決に疑問を呈し続けてきました。この中で展開した再審開始とDNA再鑑定の必要性を訴えたキャンペーン報道が、今回のDNA再鑑定、不一致、釈放に繋がったものと考えています。報道局では、引き続き、真相を追及するキャンペーン報道を続けていく方針です。
ということです。
鷹西アナ: 米長さん、この一連の流れに関しては、どう思われますか。
米長: これは非常に重いテーマというんですかね、重い問題で、私も軽々には発言できませんけれどもね、テレビ局が1年半に渡ってですね、DNA鑑定が本当に確かなものだろうか、ということを突き付けてですね、真相をきちんと正確に、国民の前にオープンにしてくれということで取り組んだということは、高く評価できると思うんですね。その結果ですね、これは鑑定やり直しということになりましたね。そこまでがテレビ局の、このプロジェクトチームの役割で、それは素晴らしかったと思いますね。これが、一致していてもですね、一致していなくても、それはまた次の人がやることですね。今度は、一致してなかったということになりました。その後ですね、釈放とか当然ニュースになりました。それはまた違うニュース班がすることであってですね、1年半に渡るプロジェクトチームがですね、疑問を投げかけたということは、素晴らしいことだったと思いますね。しかし、司法という世界にですね、マスコミがですね、あんまり手を突っ込んだり、偏った先入観だとか、ある誘導したような動きということは、戒めるべきだと思うんですけれども、今回の日本テレビの姿勢は非常に良かったと思いますね。
鷹西アナ: 続いて、もう一つ。6月23日に放送した『NEWS リアルタイム』と、『サプライズ』の中で放送した「川島なお美さんとパティシエの鎧塚俊彦さんの披露宴」に対してのご意見を、2つご紹介します。
寺島アナ: まず、『NEWS リアルタイム』に対する、60歳代の男性からのご意見です。
川島なお美さんの披露宴を放送する必要はあったのでしょうか。報道番組ならば報道番組らしく、放送すべきニュースがもっとあるはずです
というご意見です。そして、『サプライズ』に対してのご意見は、40歳代女性からです。
川島なお美さんの結婚披露宴は、あくまでもプライベートな事です。公共の電波を使ってまで放送するものではありません。
というご意見です。
鷹西アナ: 2つのご意見がありますが、いかがでしょうか。
米長: これはねですね、先ほどのことと、突然結婚式という風に動きますね、ガラッとかわる。
寺島アナ: 事件から、結婚のお話です。
米長: 「まあ、ええやんか」
寺島アナ: おめでたい話で…。
米長: そう、おめでたいお話で、歳は言いませんけれどもどね、幸せになるんですから「まあ、ええやないか」と、どうでしょう、それで、だめ?
寺島アナ: いえいえ、芸能人である川島なお美さんが幸せになる。
米長: そう、芸能人である一人の女性が幸せになる、それでもう幸せのあまり派手な結婚式やって、テレビ局も呼んで、それでまた幸せな気分でみんな見ていると、あるいは不愉快になった人もいるでしょうけれどもね。
寺島アナ: 今後のテレビに対して、米長さんはお思いのこと、ご要望などありましたら、最後にお願いしたいんですが。
米長: 色々意見もおありでしょうけれども、日本テレビの報道姿勢とかですね、バラエティ番組の作り方についてはですね、今まで通りでいいんではないかと、私は高く評価していますね。
鷹西アナ: 今朝は、6月に日本テレビが放送しました番組に対して、視聴者から寄せられましたご意見、ご推賞の声をお伝えしました。
寺島アナ: スタジオには、「日本テレビ放送番組審議会」委員の、米長邦雄さんにお越し頂きました。
鷹西アナ・
寺島アナ:
米長さん、ありがとうございました。
米長: ありがとうございました。
寺島アナ: 番組では皆様からのご意見をお待ちしております。 お手紙おハガキのあて先は…。

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鷹西アナ: それでは最後はBPOからのお知らせです。 それではまたお目にかかります。

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