岡山放送局

2009年7月29日 19時54分更新

岡山空港でテロ対処訓練

有毒な液体を使った化学テロが発生したという想定で、警察が有毒物質の撤去作業などにあたる訓練が岡山空港で行われました。

この訓練は警察と岡山空港管理事務所が開いたもので、岡山空港には警察官や空港関係者などおよそ40人が集まりました。

訓練は空港に侵入した犯人が国際線到着ロビーに有毒な液体が入った容器を放置し、空港職員が「目が痛い」などと訴えているという想定で行われました。

訓練では空港管理事務所から連絡を受けた警察の化学物質の処理班が、防護服を着てロビーに入ったあと、有毒な液体が漏れ出した範囲を特定したり、人体にどの程度害があるのかなどを調べていました。

続いて別の警察官が水を使って洗浄する作業を行ってロビーの中の安全を確保していました。

岡山県警察本部では去年1年間に硫化水素など有害な化学物質の発生のために7回出動したということで、今後も公共施設などでの訓練を重ねていきたいとしています。