あなたの知らない
“加工成型肉”の実態
安い「やわらか焼き肉」「人工霜降り肉」とは? どう作られる?
お店はどこまで明記? 徹底追及、驚きの実態が明らかに。
放送日2007.10.1 映像公開:2007年11月9日22:00まで
NNNニュース リアルタイム リアル目線
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中国での料理、調理技術が発達したのも、食べにくい物さえも、如何に美味しく食べやすくするかに腐心した結果と言える。干した海産物を蒸したり、煮込んだり、材料を叩いたり切り込みを入れたり、切り方を工夫したり、細かく刻んだりは素材の特徴を知り尽くした調理人の技と発想のたまものである。
牛肉の固い部位に100本以上の注射針で和牛の脂を注入して、柔らか効果とうま味を作り出す驚きの技術が施されている。
調理場で油や、果実、砂糖、香辛料につけたり切り込みを入れたりして肉を軟らかく食べられるように仕込み準備することを工場規模にて材料段階で施すこと自体、全く否定するものではない。素材の欠点を取り除き美味しく食べられる工夫には感心する。日本人ならではの発想から、機械化して作り上げてしまう技術もすごい。
但し、強制的に脂身を入れ込みさしの入った肉を霜降り肉として表示して売ることはまかりならない。見かけが似ているからと言って騙して売ることは詐欺である。食品として体に害がなく、美味しく食べられる努力と工夫は続けてもらいたい。正しい表記を行い、販売使用するなら何の問題もない。
自然の中でごく普通に餌を食み育った牛の肉は一般的には固い。特別何も人の手を煩わさないので基本的にはそれが安全で当たり前の食感、味なのであろう。野性味があり自然は感じられるがナイフ・フォークで切るのも大変、食べるのには硬くて苦労する。中米の牛肉は赤身肉でやはり固いがニカラグアからの輸入肉には食べやすい物もある。 |