【ダラムサラ、インドIPS=リネット・リー・コーポラル(アジア・メディアフォーラム)、3月14日】 チベット亡命政府があるインドのダラムサラで、100人を超えるチベットの人々が故郷へ戻るデモ行進を始めた翌日、ろうそくを灯して行う徹夜の祈りが行われた。これはチベット動乱から49周年を迎えた3月10日を記念する活動である。 チベットへのデモ行進を主催しているのは、チベット青年議会、チベット女性協会、元政治犯の組織でありグ・チュ・スム運動、国家民主党、自由チベット学生運動である。 この記念活動がきっかけとなり、ラサでは僧侶による抗議行動が起き、さらに数名の僧侶が逮捕されたことで抗議行動は拡大して20年ぶりの大規模なものとなった。襲撃の対象は中国人の店や所有物で、支配者として移住してきた漢民族への反発が示された。 10日にはラサで抗議活動を行っていた300人の僧侶のうちの60人が逮捕されたと伝えられている。中国は1950年にチベットに軍隊を派遣して以来、この地域を統治している。1959年に起きたチベット動乱では数万人が死亡し、チベットの精神的指導者ダライ・ラマ14世がインドへ亡命した。 チベットを目指すデモ行進は、成功すれば、8月の北京オリンピック開幕時に中国国境に到達する。主催者はどの地点の国境かは公表していない。過去の同様の行進はインド当局によって阻止された。チベット問題は中国とインド双方にとって慎重を期すべきもので、北京オリンピックはチベットの不公平を示す良い機会だと活動家は考えている。 数十年の間、ダライ・ラマはチベットの自治の回復とチベット文化、環境、宗教の自由の保護を中国に求めていた。チベット人亡命者はいつの日か故郷に戻ることを夢見て、デモ行進を行う人々の支援を示すために、徹夜の祈りに参加する。 行進によってチベット問題への意識が高まり、平和的に問題が解決されることが望まれている。そのためにも多くの人々の支援を得て中国とインドに訴えかけたいと活動家はいう。チベット人亡命者の抗議行動について報告する。(原文へ) 翻訳/サマリー=加藤律子(Diplomatt)/ IPS Japan 山口響 IPS関連記事/関連サイト: ネパールに逃げ込むチベットの人々 アジア・メディアフォーラム |
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