米国武者修行から帰国した石井慧=成田空港
戦極と契約した北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧(22)が28日、約1カ月間の米国武者修行を終え、帰国。「戦わないと自分の成長が分からない。かなり焦っています」と、早期デビューを訴えた。
滞在先のラスベガスでは格闘家仲間の家に寝泊まりしながら、出げいこを繰り返した。7月中旬にはK-1戦士レイ・セフォーとの練習で、古傷の頸椎(けいつい)ヘルニアを悪化させ、内視鏡手術を受けるアクシデントもあったが「打撃はかなりレベルが上がった。首は全然問題ない」と成果を強調した。
石井は「日本人のつまらない寝技には付き合いたくない。エキサイティングな試合を」と、デビュー戦を夢見る。まずは、8・2さいたまSA大会でパフォーマンスを行う予定だ。