兵庫県豊岡市で消息を絶った2人乗りの民間ヘリコプターについて、県警や陸上自衛隊などは27日も300人態勢で捜索を続けた。行方不明になってから1週間が過ぎたが、悪天候や夏場の生い茂った木々に阻まれて捜索は難航している。県警は有力な情報が寄せられなければ、30日にも地元の豊岡南署を中心とした態勢に縮小する方針。
県警によると、ヘリはロビンソン社製R442型(定員4人)で、所有者の会社社長富田充雄さん(58)=名古屋市中村区=と友人の男性(37)=岐阜県在住=が乗っていた。20日朝に鳥取県境港市の米子空港から豊岡市の但馬空港に向かっていたが、但馬空港に「上空1千メートルにいるが空港を視認できない」などと無線連絡が入った後で行方がわからなくなった。